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妻と夫、2人で在宅ワーク。過ごしやすい空間作りに必要なこと【整理収納アドバイザー】

新しい生活様式が広がるなか、共働き夫婦が共に在宅ワークという家庭も少なくありません。しかし、ただでさえ広くはない日本の居住環境で、夫婦が長時間一緒に過ごすとなると、空間や時間の使い方にも工夫が必要です。
夫婦で在宅ワークをしている整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに、共働きで在宅ワークをしやすい家の作り方について聞きました。

スペースはきっちり分けない、道具は子どもが見えない場所に

――水谷さんは、クライアントとの打ち合わせや訪問作業以外は自宅でお仕事をされているそうですね。パパの勤務形態はいかがですか?

水谷さん(以下敬称略) 夫はもともと毎日出社していましたが、2020年3月ごろの外出自粛開始時は、完全在宅勤務でした。現在は週4在宅勤務、週1出社しています。

――2人で在宅ワークするにあたり、お互いの仕事スペースについてどうするか相談はしましたか?

水谷 厳密には決めていません。基本的には私はリビングが多く、夫はランドリールームで仕事しています。会議などがあるときはドアの閉まる場所のほうがいいので、夫と場所を交代することも。家族全員が在宅していた時期は、どちらかが子どもたちを見えられるように、会議が重ならないよう気をつけていました。

――夫婦とも在宅ワークになると家に仕事道具が増えませんか?小さな子どもがいる家庭では、触られたくないモノもあると思いますが、どのように管理すればいいでしょうか?

水谷 パソコンやモバイルWi-Fiやマウスなどのこまかな機器、大事な書類などは、子どもの視界から見えないようにしています。重要備品は鍵つきの戸棚にしまうとか、子どもの手の届かない高さにおくとか…。見えたり手の届く場所にあると、どうしても興味がわいてしまいますよね。

わが家では、子どもが学校や保育園に行ったあとにそれぞれ仕事を始めるので、その日のお互いのスケジュールに合わせて仕事場所を確認し、パソコンや仕事道具を移動させます。

ママが手放す決意をすれば「家事シェア」もうまくいく

――夫婦で在宅ワークをしていると、妻の家事負担が多くなる、と不満に思う女性も多いようです。水谷家では家事・育児シェアはどのようにしていますか?

水谷 わが家の家事・育児分担は、夫6割、妻4割ですね(笑)。というのも、もともとは典型的なワンオペ状態だったのですが、第1子出産後に、私が産後ノイローゼ気味になったのがきっかけです。

家事も子育ても完璧にやらなければいけないと思い込み、でも思ったようにできなくて…。あるとき限界がきて夫に爆発したら「家事やおれのことはいいから。一緒に子どもを育てていこう」と言ってくれ、少しずつ分担するようになりました。

今の分担は、朝食の買い出しと準備、保育園の送り、洗濯は夫。朝食以外の食事と、家全体の掃除は私。保育園のお迎え、習い事の送迎、子どもとのおふろ、寝かしつけ、こまかい部分の掃除は曜日によってお互いが担当する感じでしょうか。

――そこまで夫婦で家事分担ができているのはうらやましいです。

水谷 彼はもともと買い物が好きみたいです。ポイントカードや特売の日にこだわるのも夫のほうで(笑)。独身時代から洋服の洗い方にもこだわりがあったので「じゃ、家族の洗濯もお願いします!」となりました。

――好きな家事なら、パパも負担に思わず取り組めるのかもしれませんね。

水谷 そうですね。そして、ママが家事を手放す決意も必要だと思います。パパの分担と決めたら、手や口を出さないこと。「私がやったほうが早い」と手を出してしまうと、パパもやりにくいでしょうし。相手を尊重する気持ちも大事だと思います。

――日ごろから夫婦で家事シェアをしていた水谷家では、外出自粛下の在宅ワークで困った変化はありませんでしたか?

水谷 困ったことより、子どもにとってはよかったことが多いかもしれませんね。わが家は小学生の長女と保育園の長男・次男がいて、在宅勤務の日は保育園のお迎えを夫が行ってくれるようになったので、私は家で小学生の長女の帰宅を迎えられるようになりました。

夫はお迎え後に子どもたちをおふろに入れ、ごはんのあとは寝かしつけもしてくれるので、パパ大好きな子どもたちも喜んでいます。
私は夜に仕事がはかどるタイプなので、夫が子どもを寝かしつけてくれるととても助かりますし、一方で早起きタイプの夫は、早朝に集中して仕事をしているようです。

時代はフレキシブル。自宅オフィスは整えすぎず流動的に

――夫婦とも在宅ワークをこなしている水谷さんの経験から、読者のママ・パパに、過ごしやすい共働きリモートの空間作りについてアドバイスはありますか。

水谷 環境についていうと、いきなり机や椅子を全部そろえたり、きっちり仕事スペースを仕切ったりしないほうがいいと思います。なぜなら、この状況がいつまで続くのかわからないですから。

とくにたまひよ世代は、これから子どもの成長に合わせて、必要な家具や家での過ごし方も変わってきます。だから、なるべく流動的に柔軟に対応できるような空間にしておくほうがいいですよね。

家具は一度買ってしまったら簡単に処分しにくいモノ。どんな目的で買うのか、どのくらいの期間使うのか、よく夫婦で検討してから購入しましょう。形から入って自宅オフィス用の家具や棚をそろえるのではなく、たとえば、腰が痛くなったから椅子を変えようか、と不具合が出たら購入を検討すればいいし、コンパクトなモノや、折りたたみテーブルなど、ほかの用途にも使えるモノを購入してもいいでしょう。

在宅ワークでの過ごし方についても、ガチガチにルールを決めるより、その都度相談しながらお互いにやりやすい形を見つけるといいですよ。時代や家族の状況に合わせて変化できるほうが、みんなが過ごしやすい空間作りにつながると思います。


お話・監修・写真提供/水谷妙子さん 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

整理収納アドバイザーというと、すべてきちんと整えているイメージがありませんか。水谷さんの「きっちり決めすぎないほうがいい」という言葉には驚いた人も多いのではないでしょうか。でも、家族が一緒に暮らす空間でもあるからこそ、優先すべきは見た目の美しさよりも、状況に合わせて対応できる使いやすい収納にすることなのでしょう。

水谷妙子さん(みずたにたえこ)

Profile
整理収納アドバイザー1級。夫と、7歳女の子、5歳&3歳男の子の5人暮らし。東京都在住。
武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、無印良品で生活雑貨の商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー5.9万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。最新の著書に「水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び」(主婦の友社)がある。
公式ホームページ:ものとかぞく
Instagram:@monotokazoku

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