妊娠中から保活はなぜ必要?ポイントは?【専門家】
保活とは保育園にはいるための活動のこと。「産後でいいでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、都心や大きな都市では希望通りの園に入るために、さまざまな活動が必要となります。そのため、自由度の高い(一人で動き回れる)妊娠中が良いということに。もしあなたが妊婦なら、今から保活のノウハウを知っておきましょう。
妊娠中に保活をした方がいいのはなぜ?
保活は役所に行ったり、資料を見たり、見学に行ったり…、時間がとてもかかります。「それくらいなら産後でもいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、産後は驚くほど時間がないもの。
たとえば、産後1カ月は外出を控えたいし、慣れない育児で調べる時間は少ないし、時間通りに外出できないことも…。情報収集と見学はできるだけは、できるだけ妊娠中にしておいたほうがいいんです。(※)
※新型コロナウイルス感染症の環境により、通常とは運営が異なる場合があります。地域の情勢や施設の運営状況に合わせて、健康と安全を優先して保育園見学などのスケジュールをご検討ください。
激戦区でもそうでなくても、1人で動ける妊娠中に情報収集を
保活を産後にする場合、「産後すぐは赤ちゃんとのお出かけが難しい」や「赤ちゃん連れで保育園の見学はたいへん」、「見学予約が1~2カ月先になる」ことがあり、スケジュールの組み立てが難しいことも。
一方、妊娠中は単身で動けるので、スケジュールの都合をつけやすいのが利点。産後の入園申し込みをスムーズに進められるよう、妊娠中の今から保活を始めましょう。
妊娠中に情報収集するときのポイント
妊娠中に情報収集するときのポイントは主に下記の3つです
①いつ入園させるか…0才4月入園にするか、それ以降にするか(ただし1~3月生まれは0才4月入園が難しい場合も)
➁どこに入園させるか…認可園と認可外園、どちらに預けるか、通園できる&自分に合う園はどこかなど
③どうやって入りやすくするか…自分の住んでいる自治体の状況はどうなのか(指数と選考方法をチェック)
このポイントに合わせて調べると、効率よく、保活ができるでしょう。
文/たまごクラブ編集部
妊娠中や産後は予期せぬトラブルがあるもの。
先輩ママの中には「緊急帝王切開になり、産後の見学が思うようにいかなかった」「妊娠中から保活を始めていたのにも関わらず、見学が1カ月半先と言われ、出産予定日ギリギリの見学になってしまった」「待機児童が多いことを知らず、産後バタつき、準備不足もあり0才入園がかなわなかった」などスムーズにいかなかった経験をした人も。
ぜひ早めに保活を初めて、保育園にスムーズに入れるよう対策をとりましょう。
参考/「たまごクラブ」2020年8月号「初めての保活」