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男の子でも、おっぱいを隠したい! プライベートゾーンの話【ママ泌尿器科医】

日本インファント
safariman/gettyimages

ママであり泌尿器科医でもある岡田百合香先生の連載第11回。今回のテーマは、「プライベートゾーン」について。あるママの体験談が先生を驚かせました。「お母さんのためのおちんちん講座」ママ泌尿器科医#11。

子どもには「プライベートゾーンは大切」と教えて

先日、子育て支援センターで「子育てと性のお話」というテーマで講演をさせてもらいました。

その中で参加者のお母さん同士にグループになってもらって、「子育てと性に関するお悩み・疑問」というテーマでフリートークをしてもらいました。初対面のお母さん同士でしたが、とても盛り上がり、たくさんのお悩み、困り事が出てきました。

多くのママの関心が高かった話題の中で、今回ご紹介したいのが、「プライベートゾーン」のお話。

みなさん、「プライベートゾーン」という言葉はご存じですか?日本語に訳すと「自分だけの領域」。具体的には、水着や下着で隠れる部分(胸、性器、おしり)と、口のこと。ここは「自分以外の人には見せたり触らせたりしない」、体のパーツの中でもとくに重要な部分です。

子どもが性被害・性加害の当事者にならないためにも、「自分や相手のプライベートゾーンを大切にすること」を教えることは必要不可欠です。

性教育先進国では、医師がプライベートゾーンを診察する際にも、必ず保護者ではなく「子ども本人」に許可を取るそうです。

それを知ってから、私も子どもの性器を診察する際には、必ず本人に説明と同意を得るように心がけています。

男の子のおっぱいはプライベートゾーンじゃない⁉

そんな「プライベートゾーン」に関する話も講座で取り上げていたのですが、とある参加者のお母さんがこんなエピソードを紹介してくれました。

お子さんが通っている保育園のプールで、保育士が「女の子のおっぱいは、将来赤ちゃんが飲むようになるから大切なんだよ」「だから水着で隠すんだよ」というお話をされたそうです。

それを聞いた4才の息子さんが「ぼくのおっぱいは大事じゃないの?」「ぼくのおっぱいも隠したい」と、自分も上半身を隠す水着を着たがったとのこと。

そのエピソード聞いて、はっとしました。
確かに、「水着で隠れる部分」に男の子の胸は入っていません。

だけど、「女の子の胸は大切で、男の子の胸は大切じゃない」という理由を、私はうまく説明できません。

「ここは自分にとって大切な体の部分だ」「ほかの人には見せたくない」と思う体の部分は、他人が決めたものだけではなく、自分で決めることもできる。そんなことに気づかせてもらいました。

「男の子だけど胸を隠したい」と感じる子がいても、からかったり否定したりすることなく、その気持ちを当たり前のこととして対応できるような世の中にしていきたいですね。

文・監修/岡田百合香先生 構成/ひよこクラブ編集部

「プライベートゾーンに性差はなく、自分で決めることもできるのは」という岡田先生のお話は、子どもはもちろん、他者とかかわるときに意識しておきたいことだと思いました。みなさんはどう感じたでしょうか。次回も、ちょっと気になる性や性器にまつわる話をお楽しみに。

岡田百合香先生(おかだゆりか)

Profile
泌尿器科医。愛知県在住。総合病院の泌尿器科に勤務する傍ら、乳幼児の保護者を対象にした「おちんちん講座」や、思春期の学生向けの性に関する授業などを行っている。現在2才男児の子育て中。

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