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第2子出産の吉田明世 さかごのため、帝王切開での出産にネガティブな気持ちになっていたけれど…

現在2才の第1子を出産したときは、経膣分娩だったというフリーアナの吉田明世さん。第2子は、さかごのために帝王切開での出産になりました。

最初は帝王切開に対する不安や恐怖でネガティブな気持ちになってしまったそうですが、出産直前には「元気に生まれてきてほしい」という気持ちがいちばん強くなってきたんだとか。

吉田明世さんの育児エッセイ第13回は「第2子出産。さかごのため、帝王切開での出産に産前はネガティブな気持ちになったけれど… 」です。

※本文は、第2子出産前に執筆されたものです。

さかごと聞いて最初は気楽に考えていたけれど、徐々に不安な気持ちに

エコーを見ながら、「さかごちゃんですね〜。」と初めて言われたのは、28週目の妊婦健診でのこと。第1子のときには一度も言われたことがなかったさかごとの診断に、多少の戸惑いがありました。でも、先生から「まだまだ回転する可能性は十分ある。ほとんどの妊婦さんが、出産までに直るから大丈夫。」と言われて、当初は「普通に過ごしていればそのうちにくるりんと回転してくれるだろう」と気楽に考えていました。

しかし、30週になっても、32週になっても、回転した感覚はなく、エコーを見ても、依然として頭が上のまま。しかも、顔の目の前まで足先がまっすぐ伸びて、前屈のような状態の「単殿位」であること、エコーで見ると首付近にへその緒があることから、赤ちゃんが回りづらい可能性があることがわかったのです。

赤ちゃんが大きくなればなるほど、子宮の中が狭くなり、ますます回転しづらくなりますし、時間の経過とともにさかごの直る確率も低くなっていきます。いずれはきっと…と期待を抱きながらも、ひょっとしたらこのまま直らないのではないかという不安も日に日に大きくなっていきました。

さかご体操やおきゅうを試してみたけれど、おなかの子が回転することはなく…

そこからというもの「本当に効果あるのかな?」と疑い、いまいちやる気が出ずにちゃんと取り組んでいなかったさかご体操をやってみたり、さかごに効くといわれているおきゅうに行ってみたりと、できることはなんでも試してみたのですが、残念ながら効果は見られず。

そしてついに、ここまでは回転する可能性が高い、と先生に言われた34週目も、帝王切開の手術の日を決める35週目も、さかごのまま迎えることになったのです。

私のまわりには、たまたまなのか、同じようにさかごで悩んでいる妊婦さんが多く、みんなで不安を共有できたことはすごく励みになりましたし、友人から「回転したよ!」という報告をもらうたびに、「私にもまだ可能性があるんだ!」と背中を押されたような気持ちになりました。一方で、私だけさかごが直らない状態に、「私の赤ちゃんは、どうして回らないんだろうか…」と暗く考えてしまうことも。「きっと、赤ちゃんは今の位置の居心地がいいんだね!」という、励ましの言葉をもらっても、なんだか前向きに考えることができず、気持ちもどんよりした日々を送るように。

不安な気持ちから、あれこれ悩んでしまうようになって、ネガティブな気持ちが拡大

おなかを切るのはもちろん怖いし、2人の子どもを帝王切開で出産した姉から、術後の痛みやつらさ、産後の回復の遅さなどがいかに大変であるかということを聞いていたので、できるならば一人目の出産と同じように…という思いはありました。

でも、それ以上に、なぜ、「出産までに直る妊婦さんが多い」と言われたさかごが、直らないのか?おなかの中で、赤ちゃんに何か問題が起きているのではないか?と想像してもわかるはずがない原因を探っては、あれこれ悩んでしまうように。

また、コロナ禍ということもあり、出産の立ち合いはもちろん、入院中の面会も当面禁止。本来、経産婦さんは4日ほどで退院できるところ、帝王切開となると7日間のも入院となるため、その間、長女に一目会えず、離れて暮らすことがとても不安だったのです。(不安なのは私だけで、意外と子どものほうが順応してくれるのかもしれませんが)

手術日が決まって、少しずつ前向きな気持ちが芽生えてきました!

そんな理由から、なかなか気持ちを切り替えられずに過ごしていた妊娠後期でしたが、少しずつ自分の中で気持ちの変化があったのは、帝王切開の手術日を決めたあたりでした。

多くの赤ちゃんが、出産当日までさかごが直る中、依然として体勢を変えないのは、やはり、赤ちゃんなりに何か理由があるから。もっとさかご体操を頑張っていれば…もっと早く鍼灸院に行っていれば…もっと身体を温めていれば…。過去の自分の行動を反省し始めたらキリがないですが、さかごであることも、赤ちゃんと私の個性のひとつ。帝王切開で出産をする、というのが、私たちにとって、最も安全で、自然な形での出産であるというように考えられるようになったのです。

赤ちゃんが、元気に産まれてきてくれること以上に望むことは、ありません。
出産までのあと週数間、くるりんと回転してくれる奇跡をほんの少〜しだけ、期待しながら、わが子との対面を待ちたいと思います。


文/吉田明世 構成/ひよこクラブ編集部

第2子出産直前のありのままの気持ちを語ってくれた吉田明世さん。おなかを切る恐怖や、入院が長引く不安から、臨月の妊婦さんが帝王切開にネガティブな気持ちを持ってしまうのはしかたのないことかもしれません。でも、どんな方法であっても、お産はかけがえのないものですし、赤ちゃんとママの安全がいちばん大切です。

吉田明世(よしだあきよ)
Profile
1988年生まれ。2018年5月に女の子を、2020年12月に男の子を出産した。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、テレビ・ラジオ・イベントなど幅広く活動。保育士資格のほか、絵本専門士の資格も取得。

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