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貧しい家庭から独学で東大、ハーバードへ 5児の父が実践する子育てのための時間管理

「16倍速勉強法」(光文社)や「最強の独学術」(大和書房)などの著者で、東京大学工学部卒業、ハーバード大学教育大学院修士課程を修了という経歴をもつ本山勝寛さん。5人の子どものパパでこれまで育休取得は4回、「子育てが何より楽しい」と話します。そんな理想のパパは、どんな風に育ち、どう子育てをしているのでしょうか? 

前半の「東大工学部卒、ハーバードで教育を学んだビジネスマンが考える『世界を見据えた』5児の育て方」に続き、後半では、仕事も子育ても成果を出すための工夫と、これからの社会に必要な能力についてお話を進めます。

育休中は全ての時間を子どもに注ぐ

——— 男性の育休や周囲の反発はありませんでしたか?

本山勝寛さん(以降本山さん):職場で初めて育休をとったのが私でした。何となくですが、前例のないことに最初は周囲も戸惑っていたと思います。何より私自身が、育休をとることに不安しかありませんでした。

でも、誰かが行動を起こさなければ、これまでの慣習も、職場の雰囲気も変わらないと、まずは私から育休を取得しようと考えました。育休を取ったことで、私の人生にとって、何より子ども、家族が大切だということも実感しました。

私が育休を取って以来、私の職場も男性が育休を取りやすい雰囲気になり、今ではそれが当たり前になってきているように感じています。

——— 忙しい毎日に、家族との時間をどうやって捻出しているのですか?

本山さん:第二子のときから、4回育休を取っています。子どもから求められる期間がずっと続くわけではありませんし、子育てに集中すべき期間は限られていると、思い切って取得することにしました。2カ月程度の育休期間は仕事をせずに大切な子どもに時間を注ぐようにしています。

育休を取得したことをきっかけに、残業時間を減らして、平日の夜も家族と一緒に過ごせるように働き方を変えました。一方で仕事の成果もしっかり出さなくてはなりませんから、朝は子どもが寝ている5時ころに起きて自分の時間を確保するなど、工夫をしながら効率的な働き方をするようになりました。

さまざまな個性をもつ多様な人たちが同じチームで協力し合うために必要な能力は?

——— コロナ禍で、人と人が対面したり、コミュニケーションをとったり、社会性や共感性を育む機会が減っているように感じます。本山さんの提唱する子どもの「好奇心の種」も見つけにくい気がします。

本山:幼少期の子どもは、身近にいる家族や学校の友達、地域の方などとしっかり関係が結んでいられれば、問題ないと思います。普段接している人と仲良くできたり、感謝できたり、お互いの良さを見出したり、褒めてあげたりなどは、コロナ禍においてもできますから。その世界で子どもが興味をもったことを後押ししてあげればよいのではないかと思います。

ただ、確かに私の経験を振り返ってみても、進路や人生を考える年頃に、海外に行ったり、ボランティアをしたりという経験がとてもプラスになっています。しかし、今の状況下ではそれらは難しいでしょう。一方で、海外に住んでいる人ともオンラインで気軽に話せるようになったなど、これまでその場所に出かけなければできなかったようなことが可能になるなど、さまざまな環境が一気に整いました。

私自身、ブログやSNSを通じて知り合った人との交流を通じて、直接の関係ができ、そこからいろいろな可能性が広がったという経験があります。今、高校生、大学生の人はオフラインじゃないから無理とあきらめるのではなく、オンラインを活用して自分の世界を広げていくと良いのではないでしょうか。

——— 最近は、協調する力が重要であると共に、「個」も大切にしようといわれるようになりましたが、一見相反するその二つをどのように関連づけていけばよいと思いますか?

本山:おっしゃるとおり、これからの時代は、より多様性が重んじられる社会になり、多様な人たちが、同じチームで働いたり、協力し合ったりするなどの協調性も求められるようになります。しかしそれはあくまでも、多様な中の私、多様な中の個であることが前提ですから、「個」と「協調性」は相反するものではありません。

チームの中には、何かひとつのことに特化して得意という「個」、ひとりで何か進めるのが好きという「個」をもつ人もいるでしょう。それらの「個」の集合体をうまく、社会や組織、チームに巻き込み、強みを活かし合えるようにすることが今後ますます求められてきます。協調性やコミュニケーション力、社会性は、学力テストでは測れない「非認知能力」の一つですが、「個」が重んじられる多様性の時代において、協調性の能力が高い人の重要性も、今後より重要になってくるのだと思います。

取材・文/米谷美恵


本山勝寛さん
Profile
小学校から高校までを地方の公立学校に通い、独学で東京大学、ハーバード大学に合格。現在は、アジア最大級の国際NGOで、教育や人権、国際協力、障害者・パラリンピック支援、貧困対策事業を手がけている。また5児の父親で、これまでの育休取得は4回。ブログなどで独自の子育て論を展開。著書に「16倍速勉強法」(光文社)、「最強の独学術」(大和書房)、「そうゾウくんとえほん作り」(KADOKAWA)など。近著に「ハーバードで世界の教育を研究し尽くした5児のパパが実践してわかった! 自力でできるようになる好奇心を伸ばす子育て」(大和書房)がある。

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