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【保健師監修】秋~冬生まれ赤ちゃんの「肌着・ウエア」は何を何枚そろえる?

更新

iStock.com/NataliaDeriabina

秋~冬の出産に備えている妊婦さん、肌着・ウエアはもうそろえましたか?
「洗濯物が乾かないから多めにいる?」「寒い地域だからあったか素材のほうがいい?」など、秋冬だからこそ悩むことも多いですよね。そこで、秋~冬生まれ赤ちゃんに必要な肌着・ウエアのそろえ方と着せ方のコツを紹介します。

寒い時季でも、寒い地域でも、通年使える綿素材が◎

秋~冬生まれだと、寒さが気になってあったか素材を選びがち。でも、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なうえに、とても汗っかきなので、着せすぎはNG。
また、厚手の素材は動きにくく、赤ちゃんの動きを妨げてしまうことも。寒い地域でも、暖房などで室温を暖かくしてあげて、着せ方は、次の①+②の組み合わせがおすすめ。

①綿素材の肌着2枚
『短肌着』+『コンビ肌着』
または
『短肌着』+『長肌着』
②綿素材の長袖ウエア1枚
『ツーウェイオール』など


室内では、冬でも靴下は不要です。
実際、寒冷地のママからは、「寒いと思ってあったか素材の服をたくさん用意したら、室内は暖房で暖かいので、必要なかった」という声をよく聞きます。「冷やしたら悪いと思ってたくさん着せたら、あせもができて大変だった」という声も。

住宅事情によっては、寒さが気になる家もあるかもしれません。また、壁際や窓際に赤ちゃんのねんねスペースがあると、冷気が赤ちゃんに伝わることも。赤ちゃんが寒くないか、暑くないかの判断は、ママの手で赤ちゃんの背中に触って確認しましょう。赤ちゃんの背中をまめに触って、汗をかいているようなら、暖房を弱めたり、肌着を1枚にするなどして調整を。背中を触って冷えが気になるときは、ベストやカーディガンを重ね着してもいいですが、赤ちゃんの動きを妨げない、薄手のものを選びましょう。

生まれてみないとわからないこともあるので、買いすぎに注意!

実際にそろえる枚数を紹介します。新生児期は、授乳のあとに吐き戻しがあったり、おむつ替えのときに汚れてしまったり、1日に何度も着替えることがよくあります。最低でも1~2回、多いときは3~4回着替えをすることもあるようです。3~4回着替えることを想定すると、『短肌着』を4枚、その上に着せる『コンビ肌着』『長肌着』を合わせて4枚、そして、『ツーウェイオール』などの長袖ウエアが4枚あると安心です。

洗濯が毎日できない場合や、乾きにくい場合などは、多めに買ってもいいですが、「すぐにサイズアウトした」「用意したウエアが着替えにくくて、結局同じのばかり着せていた」という声もよく聞くので、産後に状況を見て買い足すほうが失敗を防ぐことができるようです。

また、体温調整用にベスト、カーディガン、おくるみ、退院時や1カ月健診などの外出用に厚手のアウター、靴下、帽子がそれぞれ1枚ずつあると便利です。車のみの移動の場合や、冬でも気温が高い地域の場合は、厚手のアウターを買わずに、カーディガン+おくるみなどでも大丈夫です。

★秋冬生まれ赤ちゃんが最低限そろえておくといい肌着・ウエアと枚数

□短肌着…計4枚
□コンビ肌着または長肌着…計4枚
□ツーウェイオールなどの長袖ウエア…計4枚
□ベストまたはカーディガン…計1枚
□おくるみ…計1枚
□厚手のアウター…計1枚
□靴下…計1枚
□帽子…計1枚

秋~冬生まれ赤ちゃんのママたちからのリアルな声を紹介

最後に、秋~冬生まれの先輩ママたちから寄せられた、肌着・ウエア選びに関するリアルな声を紹介します。選ぶときの参考にしてください。

「冬は洗濯物が乾きにくいと思って多めに用意していたら、暖房ですぐ乾いた」

「厚手の長袖ウエアを用意したが、生後1カ月までは暖かい室内にずっといたので、普通の素材の長袖ウエアで大丈夫だった」

「寒い地域なので、あったか素材を中心にそろえたけれど、自宅も病院などの外出先も暖房が強め。あせもができてしまった」

「秋生まれなので、退院時はアウターはいらず。生後1カ月まではお出かけしないので、50~60㎝のアウターの出番がなかった」

「飾りがある服は着せにくいし、乾きにくい。シンプルな服が便利だった」

秋~冬生まれの肌着・ウエアのそろえ方、参考になりましたか?
赤ちゃんが大きめ・小さめなど、吐き戻しが多い・少ないなど、実際に生まれてみないとわからないことも。
でも、入院中にたりなくて困ることがないように、表を参考に最低限の数は出産前に用意しておくのがおすすめです。(文・たまごクラブ編集部)

監修/中村真奈美先生

初回公開日 2017/11/22

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