妊娠中、花粉症悪化したvs治った?対策は?
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花粉の季節がとうとうやってきました~!(泣)
日本では国民の3人に1人が花粉症を患っているそうです。もはや国民病ともいえますよね。
残念なことに、2018年の花粉の飛散量は、西日本の一部を除き、例年よりやや多めの予想だそうです(号泣)。
去年まではなんともなかったのに、今年になって急に花粉症に!というケースが多々あるように、何かしらが原因で、突然症状が現れたりもします。
中でも、妊娠中はホルモンなどで体質が変わり、花粉症を発症したり、逆に症状が軽くなったという話も耳にします。今回は、ママたちの花粉症体験、対策を聞いてみました。
2018年2月15日~2018年2月18日、全国のウィメンズパーク会員3,560名に実施した「妊娠中、花粉症悪化した?」というアンケートを元にしています。
妊娠中、「花粉症の症状」悪化した?
第1位 妊娠前と変わらなかった 240人(29.4%)
第2位 わからない 82人(10.05%)
第3位 妊娠前より軽くなった 79人(9.7%)
集計によると、「花粉症になったことがない」という339人(41.5%)を除き、「妊娠前と変わらない」「わからない(変化の実感がない)」が多数を占めるものの、注目すべきは、「妊娠前より軽くなった」ケースが79人もいたこと。
「いつもの市販薬がのめなかったけど、処方された漢方を飲んでいました。その後、妊娠前より症状が軽くなった気がします」
そして、少数ながら「妊娠を機に花粉症ではなくなった」という人も、約1.1%ながらいました!
「毎年すごくひどい花粉症だったのにもかかわらず、妊娠中は不思議とまったく問題なく春を越せました。こんな春は久しぶり!」
「妊娠中は、アレルギーに対してとても強かった気がします。花粉症どころか、風邪ひとつひきませんでした」
これはレアなケースかもしれませんが、妊娠中のママは「出産したら、もしかして花粉症が治るかも!」と、期待したくなりますよね。
ただ、大多数が「つわりと花粉症のダブルパンチで最悪だった…」と、辛い時期を耐え忍んだようです。
妊娠中の花粉症対策、どんなことをした?
第1位 何もしない 130人(15.9%)
第2位 マスクをする 110人(13.5%)
第3位 医師に相談のうえ薬を使う 12人(1.5%)
「妊娠中に花粉症になったことがない」324人(39.7%)を除き、つわり&花粉症のW攻撃への対策をたてて防御したかと予想しましたが、意外にも「何もしなかった」人が多数。
妊娠中は、いつも飲んでいる花粉症の薬を飲めず、対応策を絶たれてしまったからのようです。
なんとか、マスクをしたり、洗濯物を部屋干ししたり、ヨーグルトを食べたりして乗り切っていました。
ほか、
「薬が飲めないので、花粉避けのスプレーをしました」
「24時間空気清浄機フル稼働!」
「外出は花粉のつきにくいツルツルの服で」
「外出しません! 花粉の季節は引きこもりでした」
妊娠による体質の変化からか、花粉症以外に、妊娠を機に悪化したり発症したりしたアレルギーも。
「日焼けするとかゆくなる紫外線アレルギーが発症しました」
「ハウスダストやダニとかのアレルギーが悪化した気がする」
「一人目の妊娠でアレルギーがなくなり喜んでいたら、二人目の妊娠でアレルギーが再発! 年子で産まなければ花粉症から解放される時期が長かったのに、残念です」
「メロンアレルギーが少し軽くなった」
「猫アレルギー。妊娠前は大丈夫だったのに…」
一番多かったのが、蕁麻疹(じんましん)。
「産後1ヶ月を過ぎた頃から慢性蕁麻疹に…。一年経った今も完治ません」
アレルギーが軽減した人がいるものの、妊娠は女性の体に少なからず負担をかけているものです。加えて大変な新生児のお世話が続き、ママの体は休む暇がありません。
産後はできる限り無理をせず、ママの体もケアしてあげてくださいね。(文・井上裕紀子)