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「眉ティントの途中で陣痛タクシーに」「まさかの医師からビンタ」などなど、出産爆笑エピソード。出産に立ち会うパパの心構えも!

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

「たまひよ」アプリユーザーに大人気の出産爆笑エピソードです。産声を聞いた瞬間「生まれてきてくれてありがとう」なんて、涙を流す母は少数派。真実の出産はもっとシュールで、本能丸出しで、そしてとっても自由なのです。さらに昨今デフォルトとなりつつある夫の立ち会い出産について、その心構えをベテラン助産師の濵脇文子先生に伺いました。

痛すぎて理性が吹っ飛び、とんだ失態を!編

「助産師さんから『痛いのはここ?』と、聞かれながら触られましたが、痛すぎてその手を払いのけました(笑)」(なちゅ)

「出産予定日の昼間、思い立って眉ティント※をしました。その日の夕方、痛みがあり(のちに子宮内感染からの痛みと判明)病院へ行くことに。陣痛タクシーを呼び、さぁいくぞって時に夫から『その眉毛どうするの?』と言われてハッ!眉ティントをしたままでした。激痛のなか急いで剥がしました。夫に言われなかったら、ゴルゴ13状態で病院に向かうところでした(笑)」(りぃ)

※眉部分の角質層に色素を定着させ、1週間ほど色が持続するメイクアイテム。ペースト状やジェル状を眉に塗り、数分後に剥がすのが一般的。

「知り合いのかなり大きい病院で緊急帝王切開になりました。麻酔科やNICU部隊、執刀医のほか、10人ぐらいの研修医など総勢20名ほどいらっしゃいました。そんな中でパニックに陥った私(笑) 『麻酔切れたらどーする!?そのまま死ぬ!?赤ちゃんに会えない!』と執刀医につかみかかったら(執刀医とは仲良し)、『早くしてよー。次の妊婦さんたくさん待機してるんだよー』と、言われてブチギレ。『腹切ったことあるんか!?お前ら男だろ!ぼーっとしとけば子どもは生まれると思ってるんだろ!いつも女ばっかり!』と、叫んだのが記憶の最後。麻酔が効いたようです。次の記憶は、麻酔科の先生にビンタされながら『あんた!おめでとう!今赤ちゃん取り出したよ!気絶してる場合じゃないでしょう!!!』と言われ、赤ちゃんがNICU部隊に保護されたことがわかった瞬間にまた気絶。はあ…なんかほんと、あの時はすいませんでした」(のん)

「陣痛室で叫びながら痛みに耐えているときに『お部屋移動しま~す』と言われ、『お金は払うから、頼むからここに居させて!』とお願いした私。『お母さん、もう赤ちゃん生まれるよ~、お産するお部屋に行こ~』と、言われても『そんなわけない。まだ生まれないし歩いて移動できません』と、断固拒否(笑) 強制移動させられ分娩台にあがると子宮口全開でした。助産師さんから『迎えに行くのが遅かった、ごめん!準備するからサポートできない。1人で耐えて!』と放置された数十分後、介助の助産師さんや先生が到着と同時に赤ちゃんを出産しました。産道を通り出てくる1分前、『もう無理ー!戻してー!』と、大声で叫んだら、鼻で笑われて無視されたのはとても良い思い出(笑)」(かっかママ)

「陣痛が辛すぎて助産師さんに『赤ちゃんだけ助けて、私を殺してください。もう無理です』と、言ったら『ママがいなくなったら、赤ちゃんだけでどうするの!がんばろう!』と、励ましてくれたのに『ママがいなくてもパパがいるから大丈夫です。育ててくれます。だからもう殺してください』と、さらに困らせてしまいました。助産師さんからは『そういうことじゃなくて!』と、言われました(笑) 」(coco)

「2人目出産時、『子宮口が8cmだからもうすぐ生まれるよ』と助産師さんが言うのに、痛みに耐えきれず麻酔を懇願。案の定、麻酔が効きだす20分後に出産しました。無駄なお金を払ってしまった…」(ar)

「コロナ禍のために立ち会い出産ができませんでした。産んだ直後、ハイになったようで、息子が生まれた瞬間の写真を夫と義母に送ってしまいました。ばっちりお股が写っている角度で…。やってしまった。消したい記憶です。第2子の時は気をつけます!(笑)」(みろく)

「第1子のとき、痛みを紛らわせようと、ベッドの柵を叩きすぎて和室に移動させられました」(あや)

「『いきんでいいよ、目を開けて、声は出さないよ』と、アドバイスをいただいて、徹底しようとしたら力入りすぎて、息が『ヴォエ』と漏れでて恥ずかしかった」(なう)

出産のもうひとりの主役・夫編

「突然破水し、頭が真っ白になりましたが、夫の方が見るからに慌てていて、笑ってしまいました(笑)」(ayu)

「立ち会い出産で、夫が手を握ってくれていました。陣痛の度に力が入った私は、夫の腕を本来は曲がらない方向に曲げていたそう。夫はそれを口に出さず、うまく向きを変えて、次に力を入れても被害がない位置に。出産後、『腕が折れるかと思った~笑』と、教えてくれました」(なつ)

「めちゃくちゃ痛くて叫ばずにはいられませんでした。ソフロロジーの呼吸を推奨している産院だったので、他の人たちは叫ばずに陣痛に耐えているのに、自分だけが叫んで暴れてガッタンゴットン。しかもコロナ禍だったので、夫の立ち会いは直前のみ。夜中にひとりで陣痛に耐えるのが辛くて、ナースコールをするもなかなか来てくれなくて、『くそおおおお』と叫びながらナースコールを連打していました。最後の方は赤ちゃんが暴れると陣痛がやってくるのがわかるので『やめてくれ~』と、叫びながら肛門を必死に抑えながら耐え続けていました。
明け方にやっと分娩台へ移動。いきめるとなって安堵と解放感で落ち着きを取り戻し、夫が立ち会った時はすごく静かに(笑) 『ほかの妊婦さんと違って、暴れ回って酷かった』と、夫に話しても『そんなことなかったよ』と、信じてくれませんでした。いや、あなたは見ていないだけなのよ…」(タロちゃんマン)

「お産の進みが早く、夫が病院に到着した頃には既にいきんでいる状態でした。なのに『トイレ行ってきていいですか?』と、呑気な夫。思わず『そんな暇ないわ!』と言おうとしたら、看護師さんが『そんな暇ないです!!!』と言ってくれました」(くぉーたー)

「夫が臍の緒を切ったのですが、出産シーンが衝撃的だったようで、はさみの使い方が分からなくなり、なぜか利き手でない左手ではさみを持ちました。そのせいか臍の緒がなかなか切れない。『夫さん右利きでしょ?左利きならハサミないので私が切るけど』と、助産師さんにツッコまれていました」(まきちゃん)

そしてこんな声もありました。

「夫が何度も分娩室から出て行くので、ちょっとイラっとしていた私。後から聞いたら、注射されているところを見るのが怖かったそうです」(さと)

「立ち会い出産でしたが、夫は血がアウトだったようで、産んでから『ちょいギブ!』と、すぐ部屋を出ていきました。助産師さんも、私より夫を心配していました」(mk)

「陣痛中、冬なのに汗だくになった私。助産師さんが気をつかって冷やしたタオルを夫に渡しました。そのタオルで顔を拭こうとしてくれた夫に対して、『今じゃない!!』と、ブチギレてしまいました」(Yummy)

「夫が立ち会いましたが焦って空回り。私の要求に応えられず、思わず『邪魔しにきたなら帰って』と、言ってしまいました」(ちょん)

「私が陣痛に耐えるなか、何をしたらいいか分からず茫然と突っ立っていた夫。痛さでイライラしていたせいもあり、『何もできることがないのなら出ていって!』と、怒鳴ってしまった」(ゆりさん)

最近はデフォルトとなっている夫の立ち会い出産ですが、うまくいかないことも多いようです。
立ち会い出産での夫の心構えについて、数千人の出産に携われたベテラン助産師の濵脇文子先生に伺いました。

「立ち会い出産にこだわらず、“自分たちらしい出産”を見極めて欲しい」と、濵脇先生

出産に立ち会うパパの心構えとしては、「ふたりの子どもの誕生の瞬間を楽しんで欲しい」でしょうか。

出産の現場では、急な医療介入が必要になることもあります。ですから、お産に関してはプロである産科医や助産師に任せて頂き、「僕も役にたちたい」という思いは、どうぞママの寄り添いに全振りしてください(笑)

そして「立ち会い出産」に関して、事前に夫婦でしっかり話し合って欲しいと思います。

昨今のお産はパパの立ち会いが一般的になりました。
父が我が子の誕生に立ち会えるなんて、すてきな経験だと思います。でも美談にしすぎる傾向は、ちょっと違うかなと思います。

母はおなかで赤ちゃんを育む期間があるので、出産に臨む心構えができています。でもパパは、父となる自覚ができていないまま出産に突入…というパターンをときどき見かけます。

妊婦にしてみれば「妻がこんなに苦労しているのだからそばで応援して欲しい!」という気持ちなのでしょうが、お産で夫さんが役に立つことは本当に稀です(笑)
腰をさするのもコツがあり、水をあげる、汗をふく、と察する経験値も低い。「がんばれという応援がうざい」「手を握ると手汗が不快」などなど、小競り合いが始まることはあるあるで、ひどい場合は大喧嘩になることも。
でもパパが不甲斐ないのは仕方のないことなのです。

ママパパがお産を経験することは、生涯で数回です。年間数百の出産に立ち会う私たち助産師と比べられても…なのです。

陣痛室&分娩室という異空間で叫び続ける妻、血の色と匂い。終わった後に「何も役に立たなかった」と、崩れ落ちるパパさんを、私は何人も見てきました。

そして妊婦さんも、本当に夫に立ち会ってほしいのか、ちゃんと考えてみましょう。

数時間かかっても出産が進まず「いったん夫さんは帰宅」として病院を去った途端にお産が急ピッチで進む、は産院ではあるある話。
個人的な意見ですが、夫の前で取り乱してはいけない、ワガママを言ってはいけない、と知らぬ間にプレッシャーをかけていたのが解放されてお産が進んだ?というのが私の見解です。

昭和のテレビCMで流れていた「産院の廊下でひとりうろうろしているパパが、赤ちゃんの産声を聞いてホッとする」という光景。壁1枚の隔たりがあるとはいえ、あのパパもちゃんと出産に立ち会っています。

「みんなが立ち会い出産をしているから」ではなく、「夫婦で話し合った自分たちらしい出産」を見極めてほしいと思います。

濵脇文子(はまわき ふみこ)

PROFILE)
助産師・保健師・看護師。はぐふるアンバサダー。大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年4月の情報で、現在と異なる場合があります。

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