SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 体のトラブル
  4. 妊娠中、腰・背中の痛みはなぜ起こる?産婦人科医に聞く改善策&先輩ママの腰痛対策

妊娠中、腰・背中の痛みはなぜ起こる?産婦人科医に聞く改善策&先輩ママの腰痛対策

更新

vadimguzhva/gettyimages

妊娠中に悩む人が多い腰・背中の痛みは、妊娠したことによって変化するホルモンの影響と姿勢の変化が原因。今回は、そんな辛い腰・背中の痛みに関するよくある悩みに、産婦人科医の小川隆吉先生が一問一答。先輩ママの痛み対策法、腰に負担をかけない生活のテクも紹介します。

関連:【妊婦さんの腰痛対策】おなかが大きくなる前に“猫のポーズ”でストレッチ

妊娠中の「腰・背中の痛み」ココが気になるQ&A

妊娠中の腰や背中の痛みは、ホルモンの影響で骨盤が緩んでくるため。出産時に赤ちゃんが通過しやすいように、体の準備が始まっているのです。妊娠中の姿勢の変化も腰痛の一因です。

Q 9ヶ月で腰痛に。体重が増えすぎたせい?

A おなかが大きくなると、腰への負担が増していきます。体重が増えすぎると、さらに腰に負担がかかるので、急激に増えないように注意を。

Q もともと腰痛持ち。どんどんひどくなります

A 前かがみになる姿勢や、重いものを持つ、しゃがまないで立ったまま物を拾う、などの姿勢は腰に負担がかかり、腰痛を悪化させるので注意しましょう。入浴は血行がよくなって痛みの緩和に効果的。

Q 中期に入ってから腰痛になり、起き上がるときに激痛が…

A あお向けの姿勢のまま起き上がると、腰に負担がかかります。一度横向きになって床に手をつき、上半身を支えるように起き上がって。

Q おなかが大きくなるにつれ、背中がズキズキ痛みます

A おなかが大きくなると体の重心が変化して、背中が反りぎみの姿勢に。正しい姿勢を意識すると、背中の筋肉の負担が軽減されます。

Q 長時間デスクワークをしていたら、腰痛がひどくなりました

A 同じ姿勢で座っていると、腰まわりの関節や筋肉に負担がかかるため、30分に一度は立ち上がって歩くなどしましょう。座るときは、背筋を伸ばすと腰痛を予防できます。

産婦人科医直伝!腰に負担をかけない生活3箇条

1.起き上がるときに手で支えるように

あお向けの姿勢から勢いよく起き上がると、腰に負担がかかります。一度横向きになり、手で支えながら起き上がりましょう。

2.ストレッチ

産院スタッフに、手軽にできる腰痛緩和のためのストレッチを指導してもらいましょう。

3.骨盤調整ベルト

緩んだ骨盤と大きなおなかを支えるために、骨盤調整ベルトを着けると腰痛が楽になります。

先輩ママの腰・背中痛み対策

先輩ママはどうやって腰・背中の痛みを乗り切ったのでしょうか? そのリアルな対策法、参考にしてみてください。

対策1:助産師さんの腰痛体操

妊娠6ヶ月から、歩くと腰に鈍痛が。母親学級で助産師さんから習った腰痛体操をしたら、痛みが改善されました!(産後1年2ヶ月)

対策2:骨盤調整ベルト

腰痛が続いてつらかったけれど、骨盤調整ベルトを着けたら、ぐんと楽に。以来、手放せなくなりました。(産後8ヶ月)

妊娠すると、ホルモン変化の影響や、大きくなったおなかの影響で、腰や背中に負担がきます。起き上がる時は横向きになってから手をついてゆっくり起き上がったり、かがむときは足を曲げてから行ったりして、腰に負担をかけないよう心掛けましょう。また、市販の湿布薬は赤ちゃんに影響する成分が含まれていることもあるので、自己判断で使わないようにしましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

妊娠・出産の人気記事ランキング
関連記事
妊娠・出産の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。