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妊娠超初期~初期、注意したい腹痛・気にしなくていい腹痛

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妊娠初期にある腹痛。おなかがチクチクしたり、下腹部につっぱる感じがしたり、この痛みが流産と関係があるのか心配になる妊婦さんがたくさんいます。妊娠超初期~初期に起きる、腹痛の理由を、産婦人科医の浦野先生に解説していただきました。

関連:妊娠初期の腹痛はどうして起こる? 注意したい症状は?

妊娠超初期~初期の腹痛ってよくあること?

妊娠すると子宮収縮が起こり、おなかに張りや痛みを感じます。これは主に妊娠中期に入ってからのこと。妊娠20週以降になると、子宮が収縮するのを感じやすくなるため、おなかに、張りや軽い痛みとして感じられるのです。一方、妊娠初期は、子宮が生理的に強く収縮することはほとんどないため、本来は、おなかに張りや痛みを感じることはないのですが、妊娠超初期から初期に腹痛を感じる人もいます。「チクチクする」「おなかがつっぱる感じがする」「生理痛に似た痛み」という声が多く聞かれるのですが、どうしてなのでしょうか? 実はこれ、子宮が大きくなったり、子宮を支える靱帯(じんたい)が引っ張られることによる痛みだったり、そのほかにも、痛みとして感じる腹痛の原因があるのです。

妊娠超初期~初期の腹痛の原因

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着床痛(ちゃくしょうつう)

卵子と精子が出会い、受精卵になって卵管を通り、子宮内膜に入り込んだとき(着床)に、痛みを感じる人がいます。ただし、これは医学的な根拠があるわけではありません。痛みを感じた日を計測してみると、ちょうど着床した時期に痛みを感じているため、着床痛があるのかもしれないと考えられているのです。

子宮が大きくなる痛み

妊娠前は鶏卵くらいの大きさの子宮が、着床後、数週間でひと回り以上大きくなります。子宮が急激に大きくなるときに感じる痛みや、その周辺にある膀胱や腸への刺激を痛みとして感じる可能性があります。

円靭帯が引っ張られる痛み

子宮を左右から支えている靭帯である円靭帯(えんじんたい)が、大きくなり始めた子宮に引っ張られることで、おなかも引っ張られ、両足のつけ根や下腹部に軽い痛みを感じやすくなります。

便秘やガスだまりによる痛み

妊娠すると、ホルモンの影響で腸の運動が鈍り、便秘になりがちです。便やガスが腸にたまることで膨満感があり、それが腹痛として感じることがあります。

子宮筋腫による痛み

妊娠初期は、ホルモンの関係で筋腫が大きくなり、痛みを生じやすくなります。筋腫の場所や大きさによっては、妊娠経過に影響する可能性があるので、かかりつけの産科医とよく相談してください。まだ産婦人科を受診していないなら、すぐにいきましょう。

感染による痛み

腟(ちつ)内に細菌が感染した場合は、強い子宮収縮を促してしまい、流産につながる可能性があります。性感染症には注意したいので、コンドームなしのセックスはやめましょう。

異所性妊娠(いしょせいにんしん)

受精卵が子宮の中に着床すると妊娠となります。ところが、卵管や卵巣、子宮頸管(しきゅうけいかん)など、子宮内腔以外の場所で着床してしまうことがあり、これを異所性妊娠といいます(以前は子宮外妊娠と呼ばれていました)。そのままにしておくと、出血や激痛が起こり、場合によっては母体の命に関わることが! ちなみに、異所性妊娠であっても、妊娠検査薬で陽性反応がでますし、痛みがでないことも多いので、正常な妊娠かどうかを判断してもらうよう、早めに産科受診をしてください。

こんな痛みには注意して!

子宮が大きくなる痛みや、円靭帯が引っ張られる痛みは心配ありませんが、一方で、子宮筋腫や感染による痛みは、妊娠経過に影響したり、流産の可能性もあります。注意すべき痛みとはどんな痛みなのか、しっかりと確認しておきましょう。

●痛みが続く 
(1時間くらい横になって休んでも治まらない)
●冷や汗が出るほどの強い痛み
●出血を伴う痛み (量や色、かたまりなどをチェック)

医師に相談するときのチェックポイント

demaerre/gettyimages

横になっても痛みが続く、安静にしても治まらない、出血があるなどの場合は、産院に連絡をしてどうすべきが判断をあおぎましょう。産院に連絡をするときは、以下のことを伝えられるようにチェックしておきましょう。

□痛みがいつから始まったか?
□痛みの持続時間
□痛む場所
□どれくらい痛いのか?
□出血(量と色※茶褐色、ピンク、赤、かたまりはあるのか?)
□おりものがあれば、おりものの状態(におい・状態※サラサラなのか粘質系かなど)

妊娠超初期~初期は、問題ない痛みも多いのですが、ストレスが強かったり、無理をしすぎたり、体が冷えたりすると、痛みを強く感じることがあります。妊娠すると体は大きく変化していきますから、自分が思っている以上に疲れやすくなっているので、ストレスのないゆったりした生活を送るようにしましょう。一方で、初期の腹痛の中には、流産の兆候や妊娠経過に影響するものもあります。妊娠12週未満に起こる流産のほとんどは、受精卵の染色体異常が原因で引き起こされるもので、止めることができないものです。そのため、産院に連絡をしても、すぐに受診するよういわれないこともありますが、いつもと違う痛みや違和感があった場合は、自分が感じた不安をきちんと伝えるようにしましょう。
(文/たまごクラブ編集部)

監修/育良クリニック 院長 浦野晃義先生

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