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【妊娠糖尿病】との孤独な闘い! 強い意志で過ごした妊娠8ヶ月からの記録

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ライターの“ベビオママ”です。5歳と3歳の男の子2人を育てながら、在宅で執筆をしています。29歳で次男を妊娠したとき、【妊娠糖尿病】になってしまった経験をお話しします。長男のときは順調だっただけに、まったく予想外のできごとでした。

妊娠7ヶ月に、突然の「血糖値」再検査!

きっかけは、妊婦健診での血糖値の検査でした。長男を妊娠したときには正常だったので、何の心配もせずに検査を受けたところ、血糖値が高いという結果に…。

さらに、「ちょっと体調が悪かったのかな」と軽い気持ちで受けた再検査でも結果は同じ! 赤ちゃんのために血糖値の管理が必要になってしまいました。

結果、妊娠8ヶ月から、自宅で食前と食後2時間後に血糖値を測ることになりました。測定キットを借り、自分で指先に針を刺して、血を採取して測定。簡単なのですが、痛いし毎食のことなのでかなり憂鬱でした。

周囲の理解が得られない。味わった孤独感…

実際に血糖値の変化を見てみると、果物をたった1口食べただけでも食後の血糖値が上がりなかなか戻らず、野菜を食べないと血糖値が急上昇するという結果。口にしたものが血糖値にこれほどまで影響するとは…。

そこで食事の際には次のことを心がけました。まずは野菜をたくさん食べてから炭水化物である主食を食べること。そして間食は一切控えること。血糖値の管理を始めてから、自分の体重はまったく増えなくなりました。それでも赤ちゃんに元気に生まれてきてほしい一心で、真剣に取り組みました。

そんな風に過ごすなか、夫や両親から「1口くらい大丈夫だよ。デザート食べたらどう?」などと言われることが、とてもつらかったです。

周りは妊娠中の私を元気づけようとして言ってくれたのだと思います。でも「血糖値が上がるからダメ!」と言っても理解されないことが多く、孤独感を味わったのを今でも思い出します。

長男がおやつを分けてくれても食べられない悲しみ

1歳の長男はおやつの時間に「1口、ママにあげるよ」と言って分けてくれることがよくありました。しかし、その1口を食べることもできません。

また、子どもとおやつ作りのイベントに参加しても、一緒に食べることができないのです。長男も「ママどうして食べないの、病気なの?」と悲しそうで、楽しいはずの時間がつらい時間になってしまいました。

何かできることはないかと考え、一緒に遊ぶ時間とスキンシップを増やすように心がけました。「赤ちゃんが生まれたら、この子と2人で過ごすことはほとんどなくなるのだな」と思ったら、こんなつらい妊娠期間でも、すごく貴重な時間に感じられました。

血糖値対策で始めた「夕食後の散歩」で深まった絆

いくら血糖値を下げたいからと言っても、妊婦なので激しい運動はできません。医師からは「ストレッチや散歩を少しするだけでも血糖値が下がりやすくなる」とアドバイスを受けました。

そこで夕食後の夜7時ごろに、夫と長男と3人で夜のお散歩を始めました。お昼寝をすると、夜なかなか寝なかった長男の寝つき対策にもなり、まさに一石二鳥。夏だったので、懐中電灯や光るおもちゃを持って散歩するのが日課となり、1歳の長男は小さな冒険気分で、とても喜んでいました。

【妊娠糖尿病】に対する不安は常にあり、体重がなかなか増えないので体力的にはつらい日々でした。でもそのおかげで、長男との楽しい特別な思い出を増やすことができたのも事実です。

私の場合には、血糖値を測定しながら食事管理を心がけることで、血糖値を安定させることができました。出産まで食後の血糖値測定が続いたのは大変でしたが、赤ちゃんは元気に生まれ、自分の血糖値も産後には正常に。食事管理で食べることが怖くなったり、自分の体重が増えなくて体力が落ち、産後の育児が大変だったり…。そんな苦労はあったけれど、自分の食生活を見直すきっかけになりました。そして夫と幼い長男と夏の夜道を散歩した思い出は、今も宝物です。

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[ ベビオママ * プロフィール]
楽しみながら男の子2人の育児をしています。妊娠中に血糖値のトラブルがあってから、産後も食事に気をつけるようになりました。子どもたちが夏休みになったら久しぶりに夜のお散歩を楽しみたいなと考えています。

■関連:妊娠糖尿病はどんなトラブル? 原因は? 気になる治療法は?

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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