第1子妊娠で体重14kg増! 第2子では10kg増加にとどめた努力の体重管理
ライターの“マミ”です。助産師をしながら、28歳と31歳で出産。現在は育児休業中です。第1子の妊娠中は体重を増やし過ぎてしまった私。反省を活かして頑張った、第2子妊娠中の“体重管理”についてお伝えします。
毎朝体重計にのって体重コントロールの意識を高める
助産師の私。仕事で保健指導をするときは「体重増加は10kg以内が理想です。なぜかというと、赤ちゃんだけで3kg、胎盤0.5kg、羊水約1kg、その他子宮や乳房の重さ合わせて少なくとも6kgは増えるからです」と話していました。
しかし、そんな指導をしておきながら、自分は第1子を妊娠したときに14kgも増えてしまいました。
そのこともあって、第2子を授かったときは、「1ヶ月の体重増加は1kg以内」という目標を設定。そして毎朝目が覚めたらすぐ体重計にのる習慣をつけることに。朝体重を計ることで、「前日は食べた時間が遅かった」、「食べ過ぎていた」、「便秘している」などと気づくことにつながり、食べる量をコントロールすることができました。
炭水化物の量は極端に減らさず、間食で調整
「1日3食はしっかり食べる。間食は200カロリーまで」。第2子妊娠中は、このスローガンを実践しながら、日々の食生活に気を配りました。
仕事のなかで妊婦さんの栄養指導にも関わらせてもらっているのですが、「太るからご飯を少なくしている」とよく耳にします。
かつて勉強した記憶を呼び起こすと、炭水化物であるご飯は赤ちゃんのエネルギーのひとつ。減らしてしまっては赤ちゃんもおなかがすいてしまうことを思い出しました。そこで心がけたのは、炭水化物は極端に抜かないこと。炭水化物を含めて、栄養バランスを考えた食事を心がけました。
しかし、一口に「間食200カロリーまで」と言っても、なかなか難しいものです。調べてみると、例えばグミ1袋、アイス1個を食べてしまうとすぐにオーバー。そこで、カロリーの低いお団子や大福などの和菓子を食べるよう工夫しました。
妊娠7ヶ月のとき、1ヶ月で3kg増えて焦る
そして安定期を迎え、少しおなかもふっくらとして赤ちゃんも1kgくらいに成長し、「体重が一番増えやすい」と言われる時期を迎えます。つわりもすっかりなくなると、無性に何かを食べたくて仕方がありませんでした。
ご飯の量はいつもより多め、間食には洋菓子2つにチョコレート5粒、さらに炭酸ジュースを飲んだことも。すると1ヶ月で3kgも体重が増えてしまったのです。
焦った私は、間食を見直すことにしました。「間食は200カロリーまで」という目標を思い出し、間食の量を半分以下に減らすことに。また食べる順番は必ず野菜やスープから、よく噛んでゆっくり食べるようにしたところ、自然とご飯の量も減りました。
妊娠後期にかけて、体重をキープできた2週間
それまでの体重増加を振り返ってみると、初期(〜15週)で+3kg、中期(〜27週)で +4.5kg。妊娠後期に入った8ヶ月のとき、すでに体重が7.5kg増。「この先の1ヶ月の体重増加は1kg以内におさえなければならない」と気を引き締めました。
食生活を意識したおかげで、それまでは、1週間で400g~500g増えていた体重を増やさずにすんだのです。赤ちゃんはきちんと成長していましたが、自分の体重はキープすることができました。
妊婦さんには適度な運動(1日30分程度のウォーキングなど)が必要と言われていますが、私はおなかが張りやすく、仕事中もよく張りを感じていました。そのため運動は控えたのですが、少しでも運動を取り入れたら食生活と運動でもっと体重管理がスムーズになったかもしれないと感じています。
今回、トータル10kgの体重増加におさえることができた決め手は、毎朝体重計にのることで体重コントロールを意識できたことだと思います。そのことが食生活の内容や食べ方を見直すことにつながりました。間食を控えるほか、よく噛んでゆっくり食べる、食べる順序は野菜やスープから食べて、満腹感を得るなど、小さな工夫の積み重ねで乗り切ることができました。今後、もし第3子を妊娠して、そのときおなかが張っていなかったら、1日30分程度の軽いウォーキングをやりたいなと思っています。
[マミ*プロフィール]
夫と4歳、0歳の2人の子どもの4人暮らしをしています。新しい職場で再び助産師として働いています! バタバタと忙しい毎日ですが、育児を楽しんでいます。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。