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妊娠中に気になる薬・サプリメントの使い方NG例3つ

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Alter_photo/gettyimages

妊娠中は、おなかの赤ちゃんへの影響を考えると、薬の使い方もちょっとしたことが気になるところです。そこで今回は、ついやってしまいがちなNGパターンと妊娠中の薬のQ&Aについて、産婦人科医の小川隆吉先生に伺いました。

関連:妊娠中に薬を飲んでも大丈夫?気になる薬と胎児の成長・影響を産婦人科医が解説

【NG例1】医師に相談せず、市販の薬を飲む

「市販薬は、症状を改善するのに不要な成分が入っている可能性があります。
たとえば市販の風邪薬では、鼻水を抑える成分やせきを抑える成分など複数の成分が併せてあり、症状と関係ないものまでとってしまう可能性があります。自己判断で飲むのはやめてください」

市販薬を安易に飲むのはやめて

「一般的な市販薬は、赤ちゃんに影響のあるものはまずありませんが、数限りなくある市販薬の中で、心配なものがないとも限りません。自己判断で安易に飲むのはやめましょう」

【NG例2】処方された量を守らない・飲まない

「処方薬は、必要があるから出されている薬。指示どおり使用しないと意味がありません。心配だからと勝手に飲む量を減らしたりすると、薬が効かずに症状が改善しないことも。それでは不必要な薬を体に入れていることと同じになります。指示どおりの量や回数を守りましょう」

【NG例3】医師に相談なく勝手に内服を中止する

「薬の種類や症状の様子によって、薬のやめどきは異なります。また症状がなくなっても飲み続けたほうがいい薬もあり、医師でないと判断できません。薬を処方されたときに、医師にやめどきを確認しておくといいでしょう」

【POINT】薬を処方されたときに確認すること&知っておきたいこと

☑いつまで服用するのか
☑症状によって量を加減していいか
☑飲めなかったときどうするのか

服用しなかった場合は正直に報告を

「医師は、薬を飲んでいるものと思って処方しています。もしも症状が改善されなければ、服用量を修正したり別の薬を検討することになります。飲まなかったときは、医師にきちんと報告をしてください」

「薬は飲まない」=「赤ちゃんにいい」ではない

「必要な薬を正しく飲まず、症状が改善されない状況が続くと、母体にも胎児にもよくありません。『薬は絶対飲まないほうがいい』という思い込みはやめましょう」

関連:【妊娠中の花粉症】赤ちゃんのためにも!薬に頼らない衣食住対策

妊娠中に薬を処方されたら、説明をしっかり聞き、勝手に内服を中止したりせず、用法用量を守って使用しましょう。万が一、薬が合わないと感じたり、飲まなかったりした場合は、医師に正直に伝えて。また、自己判断で市販薬を安易に飲むのはやめましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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