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基礎体温でわかる妊娠の兆候はどんなもの? 正しい測り方 月経周期との関係性

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tommaso79/gettyimages

妊娠しているかどうかは、基礎体温を計測しなくてもわかります。でも、妊娠を望むなら、基礎体温計測することで、妊娠成立へと近づく第一歩になるでしょう。また基礎体温を読み解くには、自分の生理サイクルを理解する必要もあります。基礎体温からわかる妊娠の兆候を、産婦人科医の竹内正人先生に、お話を伺いました。

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基礎体温について知っておきましょう

基礎体温とは、人が生きていくうえで必要最低限のエネルギーしか使っていない安静状態の体温のこと。そのため、基礎体温を正しく測定するには、体がまだ活動していない起床後すぐに測定する必要があります。また、風邪をひいたりしたときに、体温が上がっているか確認する普段の体温測定では、わきの下で計測しますが、基礎体温の場合は、舌下で測定します。基礎体温は、何かあったときに測定するものではなく、毎日測定し記録することが重要なポイント。基礎体温の変化によって、自分の排卵時期を知ることができますから、妊娠を望むならば、ぜひ測定してほしいものです。

基礎体温からわかること

基礎体温を測定することでわかるのは、排卵日や、妊娠の兆候、次の生理日予定日です。また、女性ホルモンの分泌に異常がないかどうかなどもわかります。

基礎体温の正しい測り方

(1)起床後すぐに測定すること
布団やベッドから起き上がらずに、すぐに計測しましょう。ベッドから起きてカーテンを開けたり、トイレに行ったりするのもNGです。基礎体温計は枕元など、手の届くところに置いておくのがベストです。

(2)舌下できちんと測る
基礎体温は、とても繊細な変化をチェックしていますから、正しく計測しないと誤差が生じてしまいます。舌の裏側奥にある舌小帯(ぜっしょうたい)の横で測定してください。

基礎体温を理解するためには、月経周期について知っておく必要があります

自分の月経周期について、しっかりと把握していますか? 「1カ月に1回くらい生理が来ている」「毎月大体20日くらいに来ている」など、なんとなく自分の生理サイクルについてはわかっているはずですが、本当に、正しく理解しているでしょうか? 一般的には、生理周期は25日~38日で、月経は3~7日ほど続きます。生理のサイクルは、(1)卵胞期(2)排卵期(3)黄体期(4)月経 この4つに分かれます。それぞれ、どのような時期かチェックしておきましょう。

(1)卵胞期

脳の下垂体というところから、卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣にある卵子を包んでいる卵胞を刺激し始めます。卵子が成熟すると排卵するのですが、月経が終わってから排卵するまでの間の、6~7日間くらいのこの時期を卵胞期といいます。この時期は、女性を美しくするといわれる卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が多い時期です。

(2)排卵期

卵巣で成熟した卵子が、卵巣から飛び出すことを排卵といいます。排卵期は、排卵の前後4~5日間くらいのことをいいます。

(3)黄体期

排卵から次の月経までを黄体期といいます。黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位になる時期で、イライラや肌荒れ、便秘、食欲の減退&増強などがあり、不快症状を感じる人が多い時期です。

(4)月経

黄体期に子宮内膜が厚くなり、子宮では妊娠の準備が整っていますが、妊娠しなかった場合、この子宮内膜が、血液のともにはがれ落ち、腟(ちつ)をつたって体外に排出されます。これが月経です。月経期間は、個人差があります。

基礎体温と月経周期の関係性を知っておこう!

理想的な基礎体温は、低温期と高温期の2層のグラフになります。低温期は、月経開始から排卵まで(月経、黄体期、排卵期)、高温期は、排卵から次の月経までの間(排卵期、卵胞期)です。この2層の表から排卵期を探すのは、とてもシンプルです。低温期が続いたあと、いったん体温が下がり、その後急激に体温が上昇している時期があれば、そのときに排卵があったと推測できます。妊活したい場合は、基礎体温をしばらく(数カ月)計測することで、自分の生理サイクルがわかるようになり、月経初日から何日後に排卵が起こるのかを予測できるようになるでしょう。排卵日がわかれば、適切なタイミングでセックスをすることで、妊娠の成立に近づけます。

もしも基礎体温が2層にならず、バラバラだったらどうなる? 

基礎体温を計測したのに、きれいな2層にならないことがあります。ホルモン分泌は、心身の健康に大きくかかわっていますから、そのときの体調がよくなかっただけかもしれません。もうしばらく計測を続けてみましょう。数カ月続けてみても、バラバラの場合は、ホルモン分泌が正常に行われていない可能性があるので、産婦人科の受診をしてください。

妊娠が成立した場合の基礎体温の変化

通常、排卵後は14日ほど高温期が続き、その後、月経が起きて基礎体温は下がり低温期となります。妊娠が成立した場合は、高温の状態が維持されたままで、かつ月経が起こっていなければ、妊娠の可能性が高いでしょう。ただし、そのような状態で、妊娠検査薬で確認したときに陽性反応がでていても、異所性妊娠(子宮外妊娠)や、流産している可能性もあるので、高温期が続く場合は早めに受診しましょう。

妊娠の兆候を知るのに、基礎体温が絶対に必要というわけではありません。でも、基礎体温を測定することは、自分の体のことを知ることにつながります。とくに、妊娠を希望している人には、排卵日や、ホルモン分泌の状態がわかり、とても有益な情報です。今まで気づかなかった自分の体の状態が見えてくることもあります。基礎体温を測定し、それを理解しておくことは、女性の健康と生活の向上につながるでしょう。少々面倒に思うかもしれませんが、これをきっかけに1度測定してみてはいかがでしょうか。
(文/たまごクラブ編集部)

監修/竹内正人先生(産婦人科医師)

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