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勘違いしやすい風邪と妊娠初期の症状 妊娠中に風邪をひいたらどうする?

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BartekSzewczyk/gettyimages

風邪と妊娠初期の症状は、とても似ています。風邪と思っていたら妊娠だったという話もよく聞くほど。風邪と妊娠初期症状の違いや見分け方、また、妊娠中に風邪をひいてしまったときの対処法などを産婦人科医の竹内正人先生に、伺いました。

関連:妊娠中に風邪・インフルエンザの感染経路を絶つ!意外に知らない、正しい”手洗い”8ステップ

「風邪と思ったら、妊娠していた!」勘違いしがちなポイントは?

妊娠の兆候、妊娠したかもしれないという体のサインはいくつもあるのですが、その中でも、風邪と似ている症状がこちらです! 

(1)体温が上がる 
(2)だるくなる 
(3)吐きけがする 
(4)食欲がなくなる 
(5)鼻がつまるなど。

(1)と(2)の、体温が上がったり、だるくなるのは黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、(3)(4)の、吐きけや食欲がなくなるのはつわりの始まりです。(5)は、妊娠中は循環血液量が増えたり、血管の拡張などによって鼻づまりが起きることがあるのですが、妊娠初期の場合は、血液量などの変化はまだないため、原因がはっきりとはわかっていません。でも、実際に妊娠初期に鼻づまりを訴える人は多く、ホルモンや自律神経の影響ではないかと言われています。

風邪との違い、妊娠しているかどうかはココをチェック!

□生理の有無 
□熱がどんどん上がっていく 
□関節の痛みはないか 
□妊娠検査薬で確認を

妊娠して体温が上がるといっても、高熱が続くことはまずありません。38度以上の高熱が続く場合は風邪の可能性が高いでしょう。また、風邪の場合、関節の痛みがあることも。ただし、ごくまれではありますが、妊娠してすぐに、そのときたまたま風邪もひいてしまった場合は、症状が重なってしまいます。生理が来ていなければ、妊娠検査薬で確認しましょう。ただし、あまりにも検査する時期が早いと、検査薬では反応しないことがあります。その場合は、数日後に再度検査してみましょう。

妊娠すると、風邪をひきやすくなるって本当?

妊娠するということは、夫の遺伝子を半分持った赤ちゃんを子宮内で育てるということ。体が拒絶反応を起こさずにすむよう、免疫力を下げた状態になります。そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすく、とくにインフルエンザは重症化しやすいといわれています。おなかの赤ちゃんへの影響が心配されるところですが、風邪やインフルエンザが、赤ちゃんに直接影響するわけではありません。ただし、高熱が続いたりすると、つわり中などは体力を消耗して脱水症になりやすいですし、妊娠中期以降は、おなかが張りやすくなる傾向もあるようです。

妊娠中に風邪をひいてしまったらどうする? <自分がひいたとき>

●【早めに受診しましょう】
風邪をひいていた場合、ほかの妊婦さんにうつしてしまう可能性があるので、直接産院にいくのではなく、まずは電話で確認をして判断を仰ぎます。内科の受診をすすめられることが一般的です。内科では、妊娠していることと、妊娠週数も伝えておきましょう。

●【水分補給をしっかりしよう】
風邪をひいて、咳(せき)をしたり熱が出ると、思っている以上に水分が体から排出されてしまいます。とくにつわりの時期は要注意です。水分補給はいつも以上にしっかりととりましょう。食事などから塩分がとれない場合は、水分をとっても体に補給されない可能性が。スポーツ飲料などの電解水をとるのがおすすめです。

●【無理は禁物。ひどくなる前に安静に】
妊娠中は免疫力が落ちていますから、重症化する前に、早めの対策が大事。妊娠前なら「これくらいなら平気」といって出勤したり、家事を頑張ってしまったりしたこともあるでしょうが、妊娠中は無理をしてはいけません。「風邪をひいたかも」「体がだるい」と思った時点で、早めに横になってゆったりと過ごしましょう。必ずしも、布団に入って寝て過ごす必要はありません。テレビを見たり音楽を聴いたりして、くつろげるリラックスできる時間をつくってください。食事は、消化がよく、栄養価が高いものをとるようにしましょう。

妊娠中に風邪をひいてしまったらどうする? <家族がひいてしまったとき>

家族の看病は、できれば頼れる人がいるならお願いしましょう。難しい場合は、自分も家族もマスクをしたり、看病後は小まめに手洗い、うがいをしてください。また、空気中に浮遊しているウイルスは、時間の経過とともに死活化しますが、部屋を加湿することで、そのスピードは早まります。

妊娠中の風邪予防

1:小まめにうがいをしよう

外出したら、小まめにうがいをしましょう。家族や職場の同僚など、まわりに風邪をひいている人がいるなら、室内でも小まめにうがいを。

2:手洗いを徹底しよう

外出したときや、家族が風邪をひいて看病したときなどは、しっかりと手を洗いましょう。手指の間、手首の内側と外側、手のひらや甲なども、石けんをしっかりと泡立ててていねいに洗ってください。また、十分な流水で洗い流すことも大切。最後に、清潔なタオルでふきましょう。

3:食事や睡眠、休息など、生活習慣を整えよう

日常的に体調を整えておくことはとても重要です。免疫力を高めるために、十分な睡眠、栄養バランスのよい食事、リラックスタイムの確保を心がけてください。また、ストレスも免疫力を低下させる原因ですから、妊娠中は無理せず、楽しいことをするよう心がけましょう。

4:人込みは避けよう

不特定多数の人がいて人口密度の高いエリアは、他者から風邪やインフルエンザなどの感染症をもらってしまう確率が高まります。とくに密閉されて空気の流れが少ない空間は避けたほうがいいでしょう。

妊娠初期の症状と風邪の症状はとても似ています。生命の誕生はとても神秘的で、妊娠検査薬で陽性反応がでる前から、体に異変を感じる人もたくさんいます。風邪かな? 妊娠かな?と迷ったときは、妊娠の可能性があるなら、いつも以上に自分の体と向き合って、慎重な行動をしましょう。早めに産婦人科を受診して、正しく判断してもらってください。
(文/たまごクラブ)

監修/竹内正人先生(産婦人科医師)

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