知っておきたい、正しい臨月の過ごし方#2やること最終チェックリスト
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いつお産が始まってもあわてないためには、自分だけでなくまわりの準備も万全に。今回は、産婦人科医の小川隆吉先生にお産前の最終確認について伺いました。
入院のダンドリを確認
「陣痛や破水はいつ起こるかわかりません。1人でいる昼間だったり真夜中だったり。いつ始まってもあわてないように交通手段や連絡先、行動のしかたなど下記の項目について確認しておいてください」(小川先生・以下同)
☑ 産院に連絡するタイミング
☑ 産院への交通手段
☑ 1人のときにお産が始まった場合
☑ お産が始まったときの連絡先
お産入院グッズの最終確認
「臨月に入ったら遠出は控えます。万が一、外出中にそのまま入院になったとしても、パパがあとから産院に運べるように入院グッズはひとまとめにして、置いておきましょう」
【外出時にいつも持参】
☑ 母子健康手帳
☑ 健康保険証
☑ 診察券
☑ 現金( タクシー代)
1人で入院する場合は
「1人のときは、その場であわてないようにメモをしておくと安心です。入院荷物も最小限にして、あとから家族に持ってきてもらえるよう伝えておいてください」
パパと最後の打ち合わせ
「お産当日や退院日のダンドリ、入院中の食事や家事など、パパとはじっくり相談し何度でも確認しておきましょう。下記を参考に、パパも自分の役割をしっかり認識することが大切です」
☑お産が始まったときの連絡方法
☑お産当日と退院日は仕事を休めるかどうか
☑留守中のこと(★ごみ出し ★冷蔵庫の管理 ★赤ちゃんを迎える部屋の掃除)
ベビー用品の使用準備
「ベビー用品は、赤ちゃんが退院したらすぐに使える状態にしておきましょう。車で退院する場合は、チャイルドシートの取り付けは必須。肌着やウエアの下洗いも忘れずに」
★忘れがちな準備はコレ!
☑ チャイルドシートの取り付け
☑ ベビーベッドの組み立て
☑ ベビー布団の天日干し
☑ 肌着・ウエアの下洗い
早めにお産入院グッズや育児グッズを準備していた人も、いつお産が始まってもいいようにもう一度身のまわりの最終チェックをしてみましょう。育児グッズの準備は、買っておしまいではなく、すぐに使えるようにしておくと安心。一度確認していたとしても、パパや両親との最終確認は再度しておきましょう。(文/たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)