正直さが大事!適切な栄養指導で妊娠中の体重増加に歯止め
2人姉妹を育てるママライターの“愛華”です。私が次女を妊娠したのは33歳のとき。長女が2才4ヶ月の頃でした。長女の妊娠時とは真逆で、妊娠初期から体重増加と格闘した経験を執筆します。
糖負荷検査前に、甘いものを食べまくった失敗談
第1子妊娠時には“妊娠糖尿病”を患っており、「次の妊娠の際も、“妊娠糖尿病”は避けられないと覚悟しておくように」と、医師から言われていました。そのため、“妊娠糖尿病”の経験者は、妊娠がわかると“糖負荷検査”をする必要があることを知っていました。
そして、“妊娠糖尿病”の診断が下ると、食事をはじめ飲料やお菓子など口にするものすべてに対して、徹底的な食事管理が始まることもわかっていました。それで、私は妊娠の可能性が浮上したとき、「検査結果が出たら診断が下ることは恐らく間違いない。そしたらもう甘いものも食べられなくなってしまうのだから、今のうちに思いっきり食べておこう」と考えてしまい…。
これからくる恐怖の日々を想像し、今しか食べられないと思うと、ますます甘いものが止まりませんでした。すると、第1子の妊娠の際には増えなかった妊娠初期にも体重は増え、もちろん“妊娠糖尿病”の診断がくだったのは言うまでもありません。
治療のための栄養指導で、体重増加に歯止めをかける
そんな私が妊婦健診に行く際は、産婦人科で妊婦健診後に内科を受診、さらに栄養士による栄養指導を30分ほど受けるのが通常コースになっていました。家庭科で習ったような懐かしい栄養素の話、身長に合わせた食事量や栄養バランスの個別指導を受けました。
いつわって、この時間だけやり過ごすことは簡単です。けれど、私は覚悟を決めて「朝ごはんの後のチョコレート一粒がやめられない」など正直に言って相談するようにしました。そのおかげで体重の増加は緩やかになりました。
当時、医師からは「母体の体重が増加するのに、赤ちゃんの体重がなかなか増えない状態が続いていたら、管理入院させようと思っていたよ」と言われるほど散々な状況。しかし、正直になることで、自分に合った指導を受けられたので、何とか入院を免れて本当に助かりました。
体重増加が少ないと、産後はすぐもとの体重に…
体重増加が少なかったため、驚くことに産後の入院中に、ほぼ通常体重に戻りました。そのため、産後ダイエット知らず。もともとやせ型だったのもあり、まわりからも「出産したとは思えない」と、しょっちゅう言われていたほど。
最終的に体重増加が少なくて済み、出産直前の体重は、妊娠前の体重にプラス5.5㎏。出産して胎児や胎盤がお腹からなくなることや、帝王切開での出血量が多かったこともあり、出産直後は一度、ほぼ元の体重に戻りました。
産後お祝い膳や、今まで我慢していた甘いものをたらふく食べる産後の入院生活で産後5日目の体重が妊娠前体重プラス3.0㎏になったものの、母乳をあげながら日常生活を送る中でまた徐々に減少。
1カ月健診時には妊娠前プラス1.5㎏ほどになり、さらに1カ月もたつと1.5㎏減り、すっかり妊娠前と同じ体重に戻りました。体重や体形が元通りに戻ると、気持ちも軽くなりました。
妊娠中はもちろん、産後も栄養バランスよく食事をすることや口にするものを意識していくことで健康的な生活が送れると思いました。今でも栄養指導で教わったことを意識することで、おなかいっぱい食べても体重が増えていません。甘いものも節度をもってとっていれば今のところ大丈夫。産後の体重増加がないと身動きもとりやすく、産後の心配事が1つ減るだけでも得した気分になれました。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て、34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。