息子出産!なのにまだ決まらない…名前を夫に任せて正解?!…ドキドキの「名づけ体験記」
現在、育児と、在宅の仕事をこなしているママライターの【ミッキ】です。結婚7年目にして、待望の長男を授かりました。29歳にしてチョコレート嚢胞(のうほう)を発症し、手術と2年にわたる壮絶な体外受精をへて、32歳で出産しました。
「優」という文字は、絶対に入れたかった!
おなかの赤ちゃんが男の子だと分かってからも、名前については妊娠後期までほとんど考えていませんでした。せっかくこの世に生まれてくるのだから、素晴らしい人生を送ってほしいと夫婦で考え、そのために役立ちそうな「優しい」「優れる」「優る」といった意味の漢字である「優」がついた名前にしようと決めました。
「優」だけでは、少々物足りず、「優」を使って流行にも沿った名前をつけたいとあれこれ考えました。とくに夫の張り切りぶりは相当のものでした。
男の子の名前は私がつけたかったのですが、「ユウキ」「ユウヤ」「ユウタロウ」などなど、私が提案する名前はすべて却下。「赤ちゃんのこれからの人生が幸せになる名前を、本気になって考える」と、言ってくれた夫を信じることにしました。
せっかく考えたのに姓名判断でイマイチな結果ばかり…
夫が考えた「優」がついた名前の候補は「ユウト」でした。名前の響きもよく、「ユウト」を気に入っていた夫は、「優斗」「優翔」という漢字まで考えていました。
ところが、意気揚々とインターネットの姓名判断で、上記の名前を入力したところ、驚くような結果が出ました。苗字と組み合わせたとき、「優斗」「優翔」は画数が悪すぎて、よくない人生を送ってしまうと書かれていたのです。他のサイトで確認しても満足できる結果ではありませんでした。
今の時代、姓名判断を気にする人は少ないそうですが、それでも私たちは、姓名判断の結果が気になりました。
出産してからも赤ちゃんとしか呼んでいない
名前が全然決まらないまま、陣痛がやってきて、無事に息子を出産しました。息子がこの世にうまれてきても、まだ名前は全く決まっていない状態。息子を呼ぶときも「赤ちゃん、ミルクの時間だよ」、「赤ちゃん、ねんねの時間かな」、「赤ちゃん、おむつ替えようね」と、終始「赤ちゃん」と呼び続けました。
同じ病院で出産したママさんたちは、入院中に出生届を提出した方が大多数で、なかには出産当日という方も。名前が決まっていない私は、周囲から心配そうな目で見られてしまいました。
産後2週間以内に正式に名づけをして出生届を提出しないと、本当にこの赤ちゃんは名なしの子どもになってしまうと思い、日に日に不安が増していきました。
ついに!第2候補だった「優成」に名前が決定
病室で赤ちゃんのお世話に追われながらも、私の頭は名づけのことばかり考えていました。「優」という漢字は絶対につけようと決めたものの、「優」のあとに続く名前が全く思いつきません。
産後4日目、夫から「名前だけど、優成はどうかな」と、提案がありました。私はすんなりと「この子に合うかも」と感じ、「いいと思うよ」と返事をしました。夫に内緒でこっそりと姓名判断をすると「優成」は画数が相当よいことがわかりました。
夫いわく、この子が「優しくて優秀でまさって、成功するような人生が成り立つようであってほしい」という思いをこめて、「優」と「成」の漢字の意味からも、最強の名前ではないかと考えたのだそうです。
妊娠41週目、身長49㎝、体重3156gでうまれた「優成」は、元気に成長しています。名前が決まるまで時間はかかったけれど、名づけに関しては夫に任せて正解だったと思います。真剣に子どもの名前を考える夫の姿をみて、うまれてくる子どもに対する愛情を再認識することができました。周囲の方からも「素敵な名前」、「カッコいい名前」と、うれしい言葉をかけていただくことが多く、この名前にしてよかったなと思っています。
漢字の組み合わせも姓名判断の結果もよいので、名前のとおりの人生を歩いてくれたらと願っています。
[ミッキ*プロフィール]
1歳半になった息子のママをしています。
普段は在宅ライターをこなしながら、育児や家事をしています。
この春から一時保育にお世話になっています。この機会に大きく成長してくれるといいなと思っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。