【体験談】妊娠糖尿病…生まれた赤ちゃんには低血糖症状が
2人姉妹を育てるママライターの愛華です。私が次女を妊娠したのは33才の時、長女(第一子)が1才4ヶ月の頃でした。私は長女を妊娠中に妊娠糖尿病を患い、血糖値管理をしながらマタニティライフを送っていました。そんな私の第二子の妊娠・出産体験をお話します。
血糖値管理をしながら過ごした妊娠時
私は、第二子の妊娠時も妊娠糖尿病となって、インスリンの自己注射と血糖値管理が欠かせない生活となっていました。幸い、長女は低血糖症状がなく生まれてきたのですが、第二子を妊娠した時に「赤ちゃんが低血糖状態で生まれる可能性がある」と、医師から事前に聞いていました。
ママが妊娠糖尿病の場合、おなかの中の赤ちゃんにも様々な悪影響を及ぼしてしまうことがあるそうです。そのため、長女のときは大丈夫だったとはいえ、第二子の妊娠時にも不安がありました。
振り返れば出産時、赤ちゃんの泣き声に違和感があった
産後すぐに赤ちゃんの血糖値を測定することも、お医者さんから事前に聞いていました。
そして、第二子の次女を出産した時のこと。「オギャーッ」と第一声が聞こえたかと思うと一度シーンとなり、その後の泣き声はどこか遠くにいる…いや、「さっきのは気のせいで、どこか他の部屋で生まれた赤ちゃんの泣き声かな」と錯覚するほどか細い声でした。
赤ちゃんの姿は一瞬見せてもらいましたが、すぐにバタバタとどこかへ連れて行かれてしまった記憶があります。結果がよくなかったからか、その場では血糖値の測定結果は教えてもらえませんでした。
長女は自然分娩で出産しましたが、次女の時は帝王切開での出産。それも初めての経験だったので、「帝王切開だとこんな感じなのかなぁ」くらいにしか思っていませんでした。でも、今となっては、低血糖症状だった赤ちゃんの対応で看護師や医師は、ただただ大慌てだったのだなと思います。
後遺症など今後の治療について
幸い、赤ちゃんの血糖値は24時間以内で安定し、後遺症も残らないとお医者さんから話がありました。その後は特に治療することもなく、経過観察などの通院も不要とのこと。
子どもの予防接種の問診票によくある「出産時にトラブルがあったか?」という質問にも、このことは記載しなくて大丈夫だと言われホッとしました。
ただ、糖尿病の体質は遺伝性が強いと聞くので、長女にも次女にも糖質については、つい厳しくしてしまう自分がいます。ジュースや飴玉、グミ、チョコレートなど、子どもが大好きな甘いものを与えることに、いまだに強い抵抗感があります。
子どもたちが大人になって妊娠した時に、私のようにつらい治療を受ける経験はさせたくないからです。2人とも女の子なので、私と同じように妊娠糖尿病を患う危険性は否定しきれません。
次女が「低血糖症状で生まれた」とお医者さんから知らされたとき、「食育と、バランスの取れた食生活を意識して子育てをしていこう」と私は心に決めました。
次女は妊娠37週の時、体重2778g、身長47.2cmで誕生しました。長女の時も妊娠糖尿病の診断があり、インスリン自己注射をしていましたが、長女は低血糖症状もなく生まれてきました。次女を妊娠した時、お医者さんから「低血糖症状で生まれるかも」と事前に話は受けていても、どこか「今回も大丈夫だろう」と高を括っていた私。そのため、低血糖症状が出たと聞いたときは、へこみました。この出来事から、子どもの食習慣には特に気をつけています。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。