歳の差きょうだい、10年ぶりのアラフォー出産、実際どう??【ママの体験談】
安産・難産あるけれど、大なり小なり伴う陣痛や産みの痛み。特に、初産の時は、いったいどんな痛みなのかと不安になるものです。
たとえば、男の人が出産の痛みを経験すると気絶するとか、まん丸のスイカを鼻から出すくらいの痛みだとか、そんな話を聞くとなおさらビビッてしまったものです。
口コミサイト『ウィメンズパーク』の会員に「陣痛・出産の痛みはどんな感じだった?」というアンケートを実施したところ、上位には
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員5926名回答。2017年10月実施。複数回答。
1位 思っていたよりも痛かった 45.6%
2位 思っていたくらいの痛みだった 19.6%
3位 思っていたほど痛くなかった 17.7%
かなり痛いと覚悟はしていたものの、想像以上に痛かったママが約半数。中には「覚えていない(5.9%)」という意見も。たしかに、女性の脳は時間が経つと出産の痛みを忘れてしまうようにできているという話もあります。
それでも痛い出産。慣れない育児も待っているから、次の出産を考えるなら、もう少し間を開けてから産んだ方がいい? 『ウィメンズパーク』で、上の子と歳を離して産んだママや、30歳を過ぎてから産んだママに、体の変化や育児の様子を聞いてみました。
体力の低下は最新グッズで乗り切る
「10年ぶりに二人目を妊娠。体力的なものはもう仕方ないですね。なので、体力面は、今は便利な育児グッズがたくさんあるから、それらを積極的に使いまくれば何とかなります。上の子も赤ちゃんの手伝いをしたくて仕方ないタイプだったから、助かったのもあります。夫よりよほど大活躍でした(笑)」
8年の差は大きかった…
「上の子は30歳、下の子は38歳で生みました。一言で“8年の差は大きい”でした。上の子はスピード出産で、出産直後でもケロッとしていました。分娩台の上で『この程度なら、あと4人くらい産めそう』と思ってました。が、下の子は『2人目は早くて軽いなんて嘘だ~!』と、分娩台で叫んだくらいグッタリでした。気持ちは変わらなくても、体は確実に歳をとっていたらしいと痛感です。ただし、育児に関しては、圧倒的に2人目の時が楽です。精神面では余裕がありますから」
上の子が頼りになる即戦力に
「26歳、29歳、35歳で産みました。20代の出産や育児は体力もあり、そんなには大変ではなかったです。30代での妊娠出産、子育ては体力的にはへとへと…。でも、経験済みなので精神的には楽。また、上の2人と年の差があるので、入浴後受け取ってもらう、おむつ替え、ミルクをあげてもらうなど結構戦力になったので、歳の差きょうだいは意外とおすすめです」
年子の方が体力的にきつ~い
「三人目は38歳でした。一番上と真ん中は年子、真ん中と末っ子は10歳離れています。10年ぶりな上、30歳後半だけど、出産は大変ではなかったです。年子で産んだ時の方が産後一番調子を崩しました。授乳でどんどん痩せて40キロを切るし、ろくに言葉を喋らない1歳児と0歳児を抱えてお世話に明け暮れる日々。疲弊していきました。あの頃の私を知る人は一番ヤバかったと言います」
保護者会で気を遣います
「歳の差きょうだいは、お手伝いしてくれるので楽な反面、大変なのは末っ子を連れて歩くこと。学校、特に中学にもなれば乳児連れは皆無です。保護者会など学年が小さい頃よりすごく気を遣います。塾やらお稽古やら上の子の用事や送迎に0歳児を夜連れまわす事もしばしば。年の近いきょうだいにはない生活リズムを強いられますが、そんな中でもたくましく育っています」
若いママ友からすると「おばさん」…?
「1人目24歳、2人目アラフォーで生みました。元々、体力があり出産は変わりなかったのですが、ママ友関係が全然違います。1人目の時は、ママ友に「若い、若い」と言われてました。2人目は、周りのママから見ると、かなり年上なので子どもが恥ずかしい思いをしないように身なりに気を遣います。キラキラした若いママからは、おばさんって思われてるのかな?って悲しくもなったり…」
四人目は孫のような感覚
「40歳近くで四人目に長男を出産しました。かなりヤンチャで、かなり体格もよく、スーパーで走っていっても追いかけられないです。体力の限界! 若いから公園遊びも寝不足も苦に思わなかったんだと末っ子で痛感してます。ただ、上の子の時は初めてばかりで必死でしたが、下の子では精神面に余裕があり、もはやかわいい孫のような感覚です」
10年経つと育児用品も浦島太郎
「年子と10歳も離れまくった三人を育てていますが、10年違うと育児概念が違います。母子手帳の内容から大幅変更ありました。健診補助もかなり。予防接種の回数から種類から時期まで何もかも違いました。育児用品も浦島太郎です。使い方に戸惑います。学校も変わりましたね。カリキュラムがまず全く違い、下の子の時はまた一からやり直しです」
30歳オーバー、さらにはアラフォー間近の育児は体力的に大変なようですが、第2子、第3子にもなると精神的にも余裕があって、ゆったりと育児をしているママが多いようですね。ましてや、歳の差きょうだいなら、上の子のおむつはずれのストレスや夜泣きなどの大変さもなくなり、お手伝いまでできるようになり貴重な戦力に。少子化時代、もう一人も悪くないかな。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。