出産まで続くよだれつわり。必須アイテムはペットボトル!
在宅ワークをしながら、1歳になる娘の子育てに奮闘しているライターの“ベス”です。26歳で妊娠、翌年出産しました。
妊娠中に苦戦したのは、唾液を飲み込むと咳き込んでしまう『よだれつわり』。
出産するまで続いたつわりの症状や、ペットボトルを使った対処法をご紹介します。
唾液を飲み込めない! よだれつわりの幕開け
妊娠発覚後の約1ヶ月間は、吐き気と体のだるさが少しあるくらいでした。しかし、しだいに口の中になんとも言えない不快感を感じるようになり、唾液を飲み込むと咳き込むほどの吐き気を催すようになりました。
嫌悪感から唾液をティッシュに吐き出していましたが、そのたびに口の中で嫌な味が広がり、さらに吐き気を催すことも。夜眠るときも口の中ですぐ唾液がたまってしまい、なかなか寝付くことができませんでした。
早く安定期に入って、これらの症状が落ち着いてほしいと毎日願っていました。しかし、その願いは叶いませんでした…。
ペットボトルの新しい使い方!
安定期に入っても症状はおさまりません。特に困ったのは外出中です。唾液を飲み込めないので、ティッシュを持ち歩き、周囲に気づかれないよう吐き出すしかありませんでした。
何か対策ができないものかとネットで調べてみたところ、同じような症状を経験した人の話で、「外出中に空のペットボトルを持ち歩き、そこに唾液を吐き出す」という情報を目にしました。
ペットボトルにカバーをしてしまえば、周りからはペットボトル飲料を飲んでいるように見えて、不自然ではなくなるそうです。さっそく実行してみたところ、確かに周囲の目も気にならなくなり、ティッシュに吐き出すよりも不快感が少なくなりました。
「緑茶」や「氷」も効果あり!
妊娠後期に入っても唾液は飲み込めず、ペットボトルに吐き出す状態は続いていました。唾液を飲み込んでもペットボトルに吐き出しても、不快感はあります。それに加えて胃が圧迫され、食道の辺りがチリチリ痛むこともあり、苦しい思いをしました。
それでも、食事中だけは口の中の不快感を忘れることができたので、食べることに楽しみを感じるようになりました。また、氷を口に含ませたり、緑茶を飲んだりすると、口の中の不快感も食道の痛みも軽減することができました。ただ、緑茶はカフェインが心配。1日500mlまでと決めて、少しずつ飲んでいました。
出産した瞬間に治まった!? よだれつわりの不思議
予定日が近づいてきても、つわりはいっこうに治まりません。相変わらず、口の中の不快感、食道の痛みに苦戦していました。臨月で体が重かったこともあり、早く産んで楽になりたいという気持ちでいっぱいでした。
予定日より3日ほど早く陣痛が始まり、無事に出産。出産した瞬間に、妊娠中にずっと続いていた口の中の不快感が、スーっとなくなりました。もちろん、かわいいわが子にやっと会えた喜びや、初めての出産を無事終えた達成感の方が強かったことは事実でした。
そして不思議なことに、産後は唾液を飲み込んでも吐き気を催すことがなくなりました。
娘は、妊娠39週目に体重3610g、身長48.6cmで生まれました。妊娠期にお世話になったペットボトルともお別れ。身も心も軽くなりました。
結局、最後までよだれつわりは続きましたが、出産した瞬間に突然終わったのが本当に不思議でした。当時はなかなか終わらないつわりに苦戦していましたが、あの経験を乗り越えたからこそ、かわいい愛娘に会うことができたのだと思っています。
そして、今となっては良い思い出と思えるようになりました。
[ベス*プロフィール]
在宅でライティングの仕事をしています。もうすぐ1歳になる娘の子育てに奮闘中。初めての子育てで不安になることが多いけれど、いろいろと勉強しながらできることを増やし、自信をつけようと日々頑張っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。