育児用語辞典
産声(うぶごえ)
赤ちゃんが初めて、自分の肺で呼吸をする瞬間です
おなかにいるときの赤ちゃんは、胎盤と臍帯を通じて酸素の供給を行うため、まだ肺呼吸はしていません。でも、妊娠28週ごろから、羊水を飲んでは肺の中でためてふくらませ、また吐き出す、呼吸様運動(こきゅうよううんどう/呼吸の練習)をし始めます。
産声は、赤ちゃんがこの世に誕生して、初めて自分の肺で呼吸をする瞬間です。誕生したとき、パラシュートのように肺が開き、それまで肺を満たしていた肺液が吸収されて空気が入り、産声を上げます。産声は生きていくための大事な機能が整った証拠なのです。