吉田明世 3歳娘のトイトレ… やる気スイッチをONにすべきは私だった!?
2018年5月に第1子の女の子を、2020年12月に第2子の男の子を出産したフリーアナの吉田明世さん。
第1子のトイレトレーニングを始めてしばらくして第2子を出産。
なかなか本格化できなかった第1子のトイレトレーニングの経過と現在の状況を話してくれました。
吉田明世さんの育児エッセイ第18回は「停滞していた娘のトイレトレーニング。3才になったのを機に本格的に取り組んだ結果は…」です。
一度スタートしたものの、停滞していた娘のトイレトレーニング
第1子の娘のトイレトレーニングは、2020年の10月ごろにスタートしたものの、なかなか本腰を入れられず、気づけば半年以上の月日がたってしまいました。というのも、その後、第2子の息子を出産し、初めてのきょうだい育児、そして4月からの仕事復帰でバタバタとしてしまっていたのです。
また、気合を入れて購入した某人気キャラクターのトレーニングパンツが、体の大きい娘には小さすぎてしまい、娘のおしりのサイズに合うパンツがなかなか見つからなかったというのも大きな要因。
その後、トイレトレーニング成功に向けて手作りでシートを作り、トイレでの排せつが成功するたびにシールをはる作戦も実行しました。でも、その作戦も娘にはあまり効果がなく、すぐに飽きられてしまったのです。
そうなんです。これらはすべて言い訳です!
とどのつまり、母である私自身の”やる気スイッチ”がいまいち入らなかった、それがいちばんの原因です。
ついに私のやる気スイッチをONにすることに!
そんな私が、ようやく重い腰を上げたきっかけとなったのは、娘が3才の誕生日を迎えたことでした。
ここ最近、娘と年齢の近いお友だちが次々とおむつを卒業。(人と比べてはいけないと思いながら、ついつい気にかけてしまうのは自分の悪いくせですね。)
また、スイミングスクールに通わせたいなと思って話を聞きに行ったら、3才以上はおむつがはずれていないと入会できないと言われたこと。
それから、実年齢より上に見られる娘が、明らかにおむつを履いているのがわかるスパッツ姿を見た実母から「娘のためにも、そろそろ本格的にトイレトレーニング始めてあげたほうがいいのでは?」と言われたこと。
そんなことが重なり「そうだよなぁ〜。私が頑張らないとなぁ〜。」と、いよいよ重い腰を上げる決意をしました。
親の根気が必要なトイレトレーニング。早速洗礼が…
いざ始めてみると、うまくいかなかったときの掃除や、パンツを履いてもらうための説得など、なかなか根気がいるなぁと実感。ママ、おしっこ!と言われてあわててトイレに行くものの時すでに遅し。
もらしたおしっこを踏んだ足で悪気なく歩き回ってしまうものだから、家中がおしっこまみれになるなんてこともあり、何度もトイレトレーニングの洗礼を浴びました。それでも人間とは不思議なもので、失敗するとその分ちゃんと成長するんですよね。おもらしという経験は、娘にとってもそれなりに落ち込む出来事であり、次からは頑張ろう!という気持ちになるようで、その後のトイレの成功率は格段にアップ!そんなこんなで、本格的に始めてからわずか数週間ほどで、日中は普通のパンツで過ごせるようになりました。
夜間のおむつ卒業はもうしばらくかかりそうですし、うんちはどうしてもおむつでしたがることもあるので、完全におむつを卒業できる日はまだ少し先にはなりそうですが、それでも本当におむつが取れる日が来るのだろうか?と思っていたころに比べては、一歩も二歩も成長してくれたことに感激すら覚えました。
失敗が成長させてくることを、娘のトイレトレーニングから学びました
人間にとって失敗することって大事。失敗こそ、人間を成長させてくれる。
そんなことを娘のトイレトレーニングを通して学んだのでありました。
私は娘の3才の誕生日を機に本格的にトイレトレーニングを始めましたが、読者の皆さんの中には遅いな、と感じる方もいれば、早いな、と感じる方どちらもいらっしゃると思います。いずれやってくるおむつ卒業の日。
早く始めれば始めるほど、親にとっては多少なりとも負担になってしまうのかもしれませんが、いつ始めるかは、お子さんの気持ちもとても大切だと思うので、それぞれの家族にとってベストなタイミングで始められるといいなぁ、なんて思う今日このごろです。
今まさにトイレトレーニングに励んでいるお父さんお母さん! 一緒に頑張りましょう!
文/吉田明世 構成/ひよこクラブ編集部
おむつはずれは、おしっこやうんちをおむつでしていた子どもが、自分でコントロールしてトイレで排泄できるようにすること。
2~3才代にトイレトレーニングをスタートする子が多いようですが、子どもによって始めどきのタイミングは異なります。日中のおしっこをほぼトイレでできるようになるのは3~4才代、夜間のおむつがはずれるのは5~6才代が目安で、スタート時期と同様に卒業時期も個人差が大きいです。
おむつはずれには、子どもの発達に合わせた親の働きかけが欠かせません。トイレトレーニングをスタートすると、親は根気が必要ですが、吉田明世さんの体験のように、失敗から学んで成長していく子どもの様子を応援していきたいですね。
吉田明世(よしだあきよ)
Profile
1988年生まれ。2018年5月に女の子を、2020年12月に男の子を出産した。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、テレビ・ラジオ・イベントなど幅広く活動。保育士資格のほか、絵本専門士の資格も取得。