赤ちゃんの沐浴 先輩ママ・パパの戸惑ったランキング&注意ポイント【専門家】
沐浴は、赤ちゃんの肌トラブルを回避するための大切なお世話。今回は、先輩ママ・パパがどこでつまずいたのか、ランキングでご紹介。また、助産師さんに沐浴の注意点を教えてもらいました。妊娠中からぜひ予習して!
先輩ママ・パパの沐浴つまずきランキング
1位 赤ちゃんがふにゃふにゃで、片手で支えるのに苦労した
沐浴では、片手で赤ちゃんの体を支え、もう片方の手で体を洗います。手をすべらせ、赤ちゃんをお湯に落としそうに…なんてことも。
2位 赤ちゃんの背中を洗うときに、ひっくり返すのが難しかった
背中を洗うときの動作は、沐浴の工程の中でも難所と言えます。赤ちゃんをあお向けからうつぶせにさせるのは、新米ママ、パパには難易度が高め!
3位 赤ちゃんの目や耳に水や泡が入ってしまった
ボディソープを手に取りすぎたり、赤ちゃんが急に動いたりすると、目や耳に泡が入ってしまうことも。びっくりした赤ちゃんが泣いてしまった、ということも。
4位 赤ちゃんが大泣きしてあせってしまった
お湯にびっくりしたり、不安になったりして泣いてしまう赤ちゃんは多数。泣いているから早く終わらせないと、とあせるとミスをしがち。泣いて手足をバタバタさせると、片手で支えるのも困難です。
5位 赤ちゃんをベビーバスから出すときに、おしっこをされてしまった
温かいお湯から出て体が冷えると、おしっこをしてしまう赤ちゃんも結構多いんです。スキンケアと着替えと片付け…と、何から手をつけたらいいかパニックになりそう。
※ランキングデータは、たまひよインターネット調査より(第1子が0カ月~1才11カ月の方412人/2021年6月実施)
沐浴の注意点は?
出張専門開業助産師として沐浴訪問も行う中村真奈美さんに、沐浴をはじめるときに覚えておきたいポイントを聞きました。準備の参考にしてみてくださいね。
1日1回時間を決めて
新生児は雑菌に対する抵抗力が弱いため、ベビーバスで1日1回沐浴をさせます。時間はいつでもいいですが、なるべく毎日同じ時間帯に行いましょう。赤ちゃんの体力を消耗させないように、全行程を10分程度で終わらせるのが理想。
季節に合わせて温度調節を
赤ちゃんにとっての適温は大人より低めです。また、季節によっても変化します。夏は38~39度、冬は39~40度が目安。冬は寒そうだからと温度を上げすぎると、肌の乾燥の原因のひとつになるので注意して。
洗い残しに気をつけて
皮脂の分泌が多い頭部や、しわやくびれなど皮膚が重なる部分には汚れがたまりやすく、洗いのこしもしやすいもの。湿疹などの肌トラブルを防ぐためにも、ていねいに洗ってあげましょう。また、洗い残しやすい部位は、保湿も忘れがちなので注意して。
洗い残しやすいパーツはココ!
□おでこ・まゆ毛
□髪の生え際
□首と耳の後ろ
□口まわり
□わきの下
□そけい部
□お股
撮影/成田由香利 取材・文/たまごクラブ編集部
産後、退院してからすぐに始まるお世話のひとつである、沐浴。最初はママもパパも赤ちゃんも、慣れなくて大変かもしれません。でも、沐浴をさせる期間はほんの一瞬。赤ちゃんとの大切な時間になるように、無理せず自分たちのペースで楽しんで取り組めるといいですね。
「たまごクラブ」2021年10月号では、「洗い方とスキンケアのコツが見たままわかる!赤ちゃんの沐浴LESSON」特集で、先輩パパの沐浴タイムに密着しています!
参考/『たまごクラブ』2021年10月号「洗い方とスキンケアのコツが見たままわかる! 赤ちゃんの沐浴LESSON」