職場で求人募集。仕事を探している友人を職場に紹介するってあり? なし? ママたちの声
「友人が仕事を探しているタイミングで、私の職場が人手不足。友人に声かけますか?」という悩みが口コミサイト「ウィメンズパーク」に届きました。ほぼ全員が「なし」というアドバイスでした。
友人が良い人でも…
「付き合いの長い友人が、離婚して地元に戻ってきました。田舎なので職探しが大変みたいです。実は来月、私のアシスタントがやめます。求人広告はお金がかかるので、上司から『知り合いでいい人いない?』と、相談されています。
勤務時間などは、友人が求める条件にぴったりです。友人を雇うってありですか?
ちなみに私は正社員で、友人はパートになります」
という投稿主さん。ほぼ即答で「なし」という声で埋め尽くされ、経験談が届きます。
「私も上司から、主さんと同じような打診をされたけど断りました。苦い経験があったので。
学生時代、友人と同じアルバイトをしていました。私は仕送りが少なくてアルバイトは必須。時給をあげたくて頑張ってました。
対して友人は実家住まいでなおかつ親からお小遣いをもらっていて、アルバイトはいわば暇つぶし。
そのせいか仕事に対する真剣さが薄く、かなりイライラしました」
「過去、何人か友人にパートを紹介したけれど、ことごとく失敗しました。
紹介だとこちら側は『きっと私の顔をたてて頑張ってくれる』と、思い、相手は『何かあったら友人が助けてくれる』と、思い、お互い甘い考えを持ちやすい。
でも実際は、職場では苦手な面が目立つので、お互い相手にがっかりすることのほうが多いのです。
友人関係が冷え込みます。やめた方がいい」
「私はそれで会社を辞めました。私は投稿主さんの立場です。
私はある会社の創立メンバーとして雇われました。職員同士は仲が良く、職場は和気藹々とした良い雰囲気。そこへ、社長の奥さんがときどき遊びに来ていました。
社長夫人は経営にノータッチで、私とはおしゃべりに花が咲くほど仲良しでした。
ある日、社長が妻にも仕事をさせたいと言いだし、まずは私の補佐になりました。これが……大変でした。
まず私に甘えて仕事の選り好みをする。なのにその仕事すらまともにできない。立場上、私が強く言える訳もなく、私はどんどんメンタルを病んで辞めました。その後、長く残っていた創立メンバーも続々と辞めていきました。表向きは別の理由でしたが、社長夫人が原因だったそう。
あんなに仲良しでも、仕事が絡むと人間関係って簡単に壊れるんだなぁと思いました」
「絶対にやめたほうがいい。私自身、今友人と一緒に働いています。私は投稿主さんの友人の立場です。
友人の苦手な分野をフォローして欲しいと誘われ、私が助けになるならと快諾しました。しかし私のやり方に不満があるらしく、細かく小言を言います。
友人関係では見えなかった部分が見えてきて、でも私は言いたいことは言えず、関係がギクシャクしています。
今、辞めたらそれはそれで無責任と言われそうで、八方塞がり状態です」
「友人はいい人なんでしょうが、仕事の能力とは別問題です。
友人だろうが何だろうが、能力がわからない人を雇うのは無し。自分が指導役なら、なおのこと能力主義で決めた方がいい」
「会社を経営している友人は『友人同士は雇わない。絶対に喧嘩になるから』と、言ってましたよ。やはり難しいと思います」
「私は今、友人を職場に紹介して一緒に働いています。実は私にも苦い経験があり、それを教訓にして彼女とはなるべくシフトをずらしています。
一緒に働いて2年になりますが、関係は変わらず良好です。
投稿主さんの場合は上司と部下、正社員とパートでしょ? 無理だと思います」
「みなさん、経験談をありがとうございます。やはり『なし』の声が多いですね。
友人の助けになるならと思いましたが、甘い考えでした。友人を紹介するのはやめようと思います」
と、投稿主さんは〆ました。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。