反抗期の息子が家の物を破壊。誕生日プレゼント無しになったけど…。こっそり注文してしまった
「反抗期の息子が癇癪をおこして家の物を破壊。怒った夫が今年の息子の誕生日プレゼントは無しと宣言したけど、私はこっそりネットで注文してしまった」という投稿が口コミサイト「ウィメンズパーク」にありました。「母が甘々だ」と喧々囂々となり、荒れるスレッドの気配でしたが、ハートフルな結末が待っていました。
夫が息子と共に決めた事を妻が翻したら、夫の立場はどうなる?
投稿主さんは中学生の息子の母。息子は反抗期でこれまでも何回か家の物を破壊していましたが、今回は特に被害額が大きくなりました。
「激怒した夫が、反省と賠償の意味をこめて『今年の息子の誕生日プレゼントはなし』と、しました。本人も泣きながら納得。もうすぐクリスマスだし、と、夫。
でも私はネットで注文してしまった。リクエストしていた物ではないけれど、今後に役立ちそうなものです。だって誕生日は息子の喜ぶ顔が見たいんです」
すると「母親が甘い」という、辛口意見が殺到します。
「父子が決めたことを母親が翻したら、父親の立場がないし、本人の反省の意味もなくなるのでは」
「仲裁するならその場でやらなきゃ。あとから『やっぱり父親の意見は従いません』って、言われたら、夫婦間に亀裂ができませんか?」
「私が夫の立場ならキレるかも。叱る役、フォロー役の分担は大事だけど、今回は夫の頑張りを無にしないでほしい」
「自己満足だし、甘々だなと思います。だから繰り返すのかなとさえ思います。
今は家庭内だからいいけど、他所様の物を壊さないか心配です」
中には「育て方を間違えている」という辛辣な声もありました。そして「渡す前に夫に相談を」という声も多く届きます。
「コメントありがとうございます。
私自身、思春期に物に当たっていた記憶があり、息子の行動はある程度理解できます。
なので『誕生日プレゼント無しはやりすぎ』と、納得できない部分があり、何かしらお祝いをしてあげたい気持ちが勝りました。
夫には相談するつもりです。もしダメなら親からの気持ちを書いた手紙だけでも渡そうと思います。さまざまなアドバイスありがとうございました」
と、投稿主さんは〆たのですが、徐々に投稿主さんを擁護する声が届き始めます。
反省と罰は必要だけど、誕生日プレゼント無しは悲しすぎる
「私も投稿主さんと同じ行動をすると思う。甘々その通り。でも本人が反省しているなら、それはそれ、これはこれ。
罰は、誕生日プレゼント以外のこと、例えばお小遣い減額とかにすればいい」
「息子さんが誕生日プレゼントをもらったら、両親に感謝して、あらためて自分のやったことを猛省すると思います。
被害額が大きくて大変と思うけど、やはり愛情を示すことも大事だと思います」
「厳しいレスが多すぎます。母親に叱られて凹んでいる我が子を父親が外に連れ出して『内緒だぞ』と、ジュースを買ってあげたり、父親と喧嘩して夕ご飯抜きになった息子に、母親がこっそりおにぎりを部屋に届けたりって、珍しくないことです。
『あのときかばってくれた』『あのとき気持ちを受け止めてくれた』って、記憶している大人は多いはず。思春期に物を破壊する男子なんて、普通にアルアルです。
そして夫婦で同じ方向を目指すのも正しいし、片方が逃げ道になるのも正しい。どっちも正しいのです。
私は投稿主さんは間違っていないと思います」
すると投稿主さんが再登場。ハートフルな結末を報告してくれました。
夫も「妻に話したいことがある」と…
「〆後にもかかわらず、たくさんの言葉をありがとうございます。ご報告です。
夫と話し合うとすんなりOKしてくれました。物を壊したけれど、厳しい説教に一切反論せず、貯めていたお小遣い全額を『父さん本当にごめん』と、差し出した息子を見て心を痛めていたそうです。
そして『俺も反抗期には壁に穴を開けた』と、意外な告白も。さらにまさかまさかの『実は俺もプレゼントを注文している。お前に話さなきゃと思っていた』と。二人で大爆笑でした。
そして夫婦で話し合い、罰は年内お小遣いはなし、年末の大掃除にフル稼働で手伝ってもらう、としました。罰は来年には持ち越さない、としました。
あの一件以来、息子の破壊行為はなく(プチ親子喧嘩はありますが)、お小遣い0円で過ごしています。
そもそも私たち親が口うるさくて、息子が爆発するという感じでしたので、私たちも未熟だなぁと反省。いつも試行錯誤で後悔も多々ある育児生活です。
今回は想像以上の温かい言葉に救われました。みなさんありがとうございました」
と、投稿主さんは〆ました。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。