マネして描くことから[ハハのさけび #143]
3歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
マネして描くことから[ハハのさけび #143]
失敗を恐れがちな、我が子。塗り絵も、自分の考えた色ではなく、見本どおりに塗るのが好きみたいです。お絵かきも、キャラクターの絵などを見ながら真似して描きたがることが増えてきました。
それを見ていると、こうやって正解通りに塗るとか、真似して描くとかって、創造性を育む上でどうなんだろう…と、モヤモヤしてしまいます。一方で、自分が子どもだった頃を思い出すと、上手い絵を真似することが上達への近道だったな、とも思うのです。まずは真似から入ることって、そんなに悪くないんですかね…?
最近はそれを逆手にとって、「これを真似して描いてみよう」みたいなお題を出したりしています。恐竜のゲームを1回やったら、この恐竜を描いてみようか、と言ってみると俄然やる気が出るようで、嬉々として恐竜の絵を描いてくれます。
大人からすると、もっと頭の中のイメージを自由に描いて欲しいなと思ってしまうのですが、案外それって難しいことなのかも。まずは本人の好きな方法で、真似して描くでもなんでもいいから、描くのが楽しいと思ってもらえるのが一番かな、と思ってあまり気にしないようにしています。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した37歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを更新しています。