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アラフォーなら誰にでも起こりうる?!尿漏れは決してはずかしいことじゃない

更新

女性の通夜は、トイレに行きます。下痢問題の概念を持つ人々
Tharakorn/gettyimages

女性の尿もれについて悩んでいる人も多いと聞きますが、恥ずかしくて気軽に相談できないなんて声も。とくに産後、尿もれをするようになったという声は多く聞かれます。
そこで口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの声を紹介するとともに、産婦人科専門医である高尾美穂先生に、前後編に分けて尿もれの正しい知識と今すぐにできる対策について聞きました。

いろいろなアプローチを試しつつも不安を抱えるママたち

ママたちは、運動・エクササイズ・受診といろいろな方法を試していることがわかります。いくつかご紹介しましょう。

■ 骨盤底筋を引き締める体操をしていますが効果がなかなか
「小学生と幼稚園へ通っている子どもをもつ母です。
上の子の縄跳びの練習に付き合っているときに漏れてしまい、困っています。
ジョギングも好きでしたが尿もれがあり、もうできません。今はテレビでやっている骨盤底筋をしめる運動などを参考にしています。けれど、これ以上は良くならないのではないかと不安です」

■ 私の母は手術を受けて「早く受ければよかった」と
「尿もれは本当に嫌ですよね…。私も産後から悩んでいました。子どもとトランポリンしたときには、もれるレベルを超えて失禁のようで、真剣に焦りました。
その後、パーソナルトレーニングを受け始め、骨盤底筋も鍛えるようになって約2年。今でもドキっとすることはありますが、以前より確実に改善しました。
ちなみに私の母はかなり酷い尿もれがあり、何年も悩み続けていて、昨年、病院で手術を受けました。手術後、なぜもっと早くしなかったのかと言っています。そんな経緯を見ていたので、私も尿もれが酷くなったら躊躇なく手術を考えると思います」

■ フランスのヨガトレーナーで医師でもある先生の本がオススメ
「出産後の尿もれは、出産した女性の半数くらいが経験すると聞きました。
フランスでは尿もれをなくすリハビリを保険適応で受けられるのだそうです。フランスのヨガトレーナーで医師でもある、ガスケ先生が考案した姿勢と呼吸のエクササイズが有名で、日本でも本を購入することができますよ」

■ 尿もれ外来のある病院を受診しては
「私が行く産婦人科には尿もれ外来があります。
そういった病院へ一度相談しながら、自分でできることを続けたらいいと思います」

尿もれについて相談できる場が少ないのも課題


ここからは産婦人科医である高尾美穂先生にお話をお聞きします。高尾先生は、「お母さんたちの体験談にあった、縄跳びやトランポリンをして尿もれをするのは普通に起こりうることで、“だだもれ”になることだってあるし、それは恥ずかしいことではありません」と語ります。

「尿もれは、骨盤の底にある骨盤底筋という筋肉の働きが衰えることで起こります。
産後の尿漏れに悩むお母さんたちが多い理由として、経腟分娩が骨盤底筋に大きなダメージを及ぼすためです。1人産んだだけでもリスクは上がりますが、これが2人3人と出産すると、尿もれのリスクはさらに高くなります。

このように産後のお母さんたちの多くが尿もれに悩んでいるのに、それを誰にも相談できずに過ごしているという現状があります。

本来なら、ぜひ専門家に相談をしてほしいのですが、実は、産婦人科医に相談をするにしても、骨盤底筋について詳しい医師ばかりではないんです。なぜ、そう言い切れるかというと、私も普通に勉強を続けながら産婦人科医をしてきて骨盤底筋のことをほとんど知らなかったから言えるのです。
そして、きちんと骨盤底筋について深く学び、困っている人の力になりたいと思って、今みなさんにお話しできるようになったわけです。

さて、尿もれについて、整理をしておきましょう。
尿もれで困るという悩みには2種類あります。、一度にもれる量が多いというもの、そして、1日に何度ももれるというものがあります。

おなかに力がかかることを腹圧と言いますが、骨盤底筋が正常な状態であれば腹圧がかかっても骨盤底筋が尿道口を圧迫するので尿もれは起きません。日常生活の中で腹圧がかかる動作はたくさんあり、そのたびに尿もれをしてしまうと、外に出たくなくなるし、体を動かしたくないという事態になってしまうわけです。
骨盤底筋は、太ももの内側やお尻の筋肉と連動していて、生活における運動量が少ないと、この部分の筋肉も衰えてしまい、さらに尿もれするようになってしまいます。悪循環ですね。

できれば、漏れてもいいように、パットなどをして運動をしていただければと思っています。
また、『なかなかよくならない』と思っているのなら、女性泌尿器科を受診するのも1つの手でしょう。
おそらく骨盤底筋を鍛える運動などを教わると思います。泌尿器科ガイドラインにおいて、骨盤底筋の体操というのは推奨度Aなので、劇的にすぐ改善するわけではないですが、絶対続けておいたほうがいいものです。
骨盤底筋を鍛えておくと、女性特有の様々な悩みの解消に役立ちますし、一度尿もれが改善しても、尿もれがあった人は高齢になって再発するリスクが高いといわれているからです。

尿もれの手術の話を挙げている方もいましたが、高齢の方を対象にした手術なので、特に産後の尿もれが気になっている30〜40代なら、まずは自分でできることをしてみてから手術などを考えるのもありかなと思います。

まずは、尿漏れ防止対策になる骨盤底筋を鍛える運動を日常生活に取り入れてみましょう。」

尿もれはけっしてめずらしいことではないのですね。
そこで、ヨガトレーナーでもある高尾美穂先生に、家でできる骨盤底筋を鍛えるポーズと続ける秘訣を教わります。

(取材/文・橋本真理子)


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

高尾美穂先生

PROFILE
産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道 副院長。婦人科の診療を通して女性の健康をサポートし、女性それぞれのライフステージ・ライフスタイルに合った治療法を提示し、選択をサポートしている。毎日更新される音声の配信YouTube「高尾美穂からのリアルボイス」が好評。新著『いちばん親切な 更年期の教科書 閉経完全マニュアル(世界文化社)』が発刊されたばかり。

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