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赤ちゃんが生まれたらすぐに探して!かかりつけ医の見つけ方4つのチェックポイント【小児科医】

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医師が検査アジアの新生児の聴診器の病院
alice-photo/gettyimages

かかりつけ医とは、赤ちゃんの病気はもちろん、発育・発達やお世話の悩みなどを何でも相談できる主治医のことです。
生後すぐから同じ医院にかかることで、普段の様子や病歴などを踏まえたアドバイスをもらえるメリットがあるため、乳幼児健診や予防接種スタートの機会に探すのがおすすめです。

そんなかかりつけ医を探すときに意識すべきポイントや、「かかりつけの小児科は複数あってもいい?」「鼻水が出るときは小児科と耳鼻科どっちにかかるべき?」など、ママ・パパたちが気になっていることについて、小児科医の黒澤先生に聞きました。

医院の情報を調べるのはもちろん、実際に受診することが大切

かかりつけ医を選ぶ際は、医師の専門や実績、診療内容、診療時間などについて、病院のホームページや口コミの情報をまずチェック。医師が信頼できそうか、診療時間や休診日の都合が合うかをまず確認します。

その上で、大切なのはやはり相性。

「そのクリニックと相性が合うかどうか、実際に受診してみることがおすすめです。医師やスタッフの人柄、相談のしやすさ、院内の様子などを自分の目で確認してから決めましょう」(黒澤先生)

具体的なチェックポイントとして、以下の4点も参考にしてください。

【チェックポイント1】小児科専門医がいる

小児科専門医とは、日本小児科学会が認定した資格を持つ医師のこと。小児の病気に詳しいのはもちろん、育児全般のことやお世話のポイントについても詳しくアドバイスをもらえます。

【チェックポイント2】ママ・パパが緊張しないで相談できる

質問にていねいに答えてくれるか、よく話を聞いてくれるかなど、相談しやすさもチェック。自宅での病気のケアの仕方や、普段からできる病気の予防法まで指導をしてくれるとよりいいでしょう。先生だけでなく、看護師などのスタッフで相性のいい方がいることも大切です。

【チェックポイント3】家の近くにある

地域の状況にもよりますが、バスや車を利用する場合は、片道10分以内に。徒歩の場合でも、ベビーカーを押して30分以内に着けるところがよいでしょう。

【チェックポイント4】診療日や診療時間が都合に合う

保育園に通っている場合などは、園の帰りに受診できるかどうかも大切なポイント。さらに、土日や夜間に診てくれる小児科だと、より安心です。

どの病院を受診すべきか悩む症状のときは、まずは小児科へ

たとえば、赤ちゃんの鼻水が出ているときに、かかりつけの小児科と耳鼻科のどちらを受診すればいいのか迷う、というのはよくある疑問です。

「小児科の役割の一つに、小児の患者であればまずはある程度なんでも診て、必要があれば専門科を紹介すること があります。そのため、どの病院を受診すべきか迷うときはまず小児科に相談・受診し、必要があれば専門科を紹介してもらうといいでしょう」(黒澤先生)

ただし、耳あかを取ってほしいなど専門的な目的がある場合は、最初から専門科を受診してOKです。

かかりつけの小児科は、基本的に1カ所に決めましょう

かかりつけ医の休診日など、緊急時にすぐにほかのお医者さんに診てもらえるよう、別の受診先を探しておくことがあるかもしれません。

「休診日の関係などで、いくつかの小児科を調べておくことはいいと思います。しかし、普段からとくにメインのかかりつけ医を決めず、その時々で複数の小児科を受診するというのは、おすすめしません。
医師によって治療方針が違うことがあるので、親が迷ってしまったり、医師側も病歴の把握が難しくなったりするデメリットがあります。基本的には1カ所の小児科をかかりつけに決めましょう」(黒澤先生)

監修/黒澤照喜先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

かかりつけ医は、赤ちゃんの健康状態を継続的に把握してくれる心強い存在です。病気のことはもちろん、成長やお世話の悩みにも乗ってもらえるので、上手につき合っていきましょう。


参考/『ひよこクラブ』2021年12月号別冊付録「【発熱】【鼻水】【嘔吐】【下痢】【けいれん】…症状からわかる!親がすべきことBOOK」

※掲載している情報は2021年12月現在のものです。

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