会うたびに私の夫を悪く言うママ友。反論する? スルー?【子育てアドバイザーに聞く】
口コミサイト「ウィメンズパーク」に「仲良しのママ友が会うたびに私の夫をディスります。そろそろ笑って流せなくなっています」という声が届きました。ママたちのアドバイスとともに、子育てアドバイザーの長島さんに対処方法を聞きました。
女系家族の夫はかわいそう? 会うたびに言われてイラッ
「夫はおとなしく温和な性格で年下です。しかも子どもは二人とも女子。はたから見たら女性が強い家庭に見えると思います。
そのせいか、同じマンションで同じ習い事のママ友が、やたらと夫のことをディスるのです。
『◯◯(夫)くん(尻に敷かれて)大丈夫〜?』『◯◯くん、家に居場所がなさそう』などなど。
最初は笑って流していましたが、会うたびに言われ、最近は距離を置こうかと悩むほどイライラします」
という投稿主さん。ちなみにそのママ友はいわゆる天然系。普段は気さくで親切なのですが空気が読めないところがあり、他のママにもヒヤヒヤな発言をしているので、悪気がないとわかっているだけに対応に苦慮しているようです。
まともに反論するよりも、のろけ作戦でスルー
「そうなんだ〜、私の夫は優しいから〜、夫は家族命だから〜と、のろければやめるのでは」
「そうそう、のろけるのが一番です。
夫は優しいから尻に敷かれてくれるんだ〜、男はやっぱり優しいが一番だよね〜、娘達もパパ大好きだし〜と、逆マウントをとる」
「そういう人いました。経験あります。初めは軽く言い返していたのですが、何を言ってもやめてくれませんでした。
なので『尻に敷かれて大丈夫〜?』には『大丈夫じゃないかも〜』、『家に居場所なさそう』には『ないかも〜』と、相手に同調して流してました」
「あーだこーだ言い訳しても逆に揚げ足取られるだけです。
『大丈夫ですよ』『(居場所)ありますよ』と、無表情で返答しましょう」
いやいやディスられているのでは夫ではなく投稿主さんという声
「我が家も投稿主さんと同じような家庭で親戚から『優しい夫でよかったね』と、よく言われます。でも『居場所がなさそう』は、言われたことがないです。さすがに失礼です。
おそらくディスられているのは夫ではなく投稿主さんですよ。相手はクセがありそうだし、まともに反論しないほうがいいかも。
うまい返し方としては『ああ見えて結構、頑固なんだよ〜』と、笑わせてから、相手の家庭の話題に切り替えてはいかがでしょう」
「私は人の夫を『◯◯くん』と呼ぶことが気になります。投稿主さんの夫を狙っているのでは。
私ならその点を匂わせながら『最近、△△さん(ママ友の夫)と何かあったの?』と、真顔で聞いちゃいます。
それでもやめないのなら、ママ友の夫に『いつもいつも私の夫の話をします。おうちでは大丈夫ですか?』と、意味深な表情で言いつけます。だって本当のことだもーん」
「みなさん、ありがとうございます。やはり人の夫を『くん』で呼ぶのは変ですよね。
詳しくは書けませんが、ママ友夫婦と私たち夫婦は同じ趣味があり、子どもが小さい頃は家族ぐるみの親密な付き合いで、いつからか夫を『くん』で呼ぶように。
ちなみにママ友の夫は年上で寡黙で、夫婦関係は我が家とはまったく違います。
私がディスられているという言葉にハッとしました。最近は習い事の送迎を夫にかわってもらっただけで『かわいそ〜』と、言われています(苦笑)
のろけ作戦が一番妥当かも。他の対処方法もすごく参考になりました。ありがとうございました!」
と、〆ました。
考え方と行動を少し変えてストレスを軽減、と専門家
ご近所や習い事が同じなど逃げられない場合はどう対処すべきか、2人の母であり子育てアドバイザーの長島さんに聞きました。
「ご夫婦で同じ趣味があり、家族ぐるみでおつきあいがあるママ友の存在は、子どもにとっても遊びの幅が広がるなどメリットが多いもの。しかも、同じマンション、お子さんが同じ習い事をしているということで共通項も多く、何かあったときはとても心強いですよね。
しかし、上から目線で夫のことをたびたび話題にされると、いくら気心知れた関係とはいえカチンとくるのは当たり前。イライラ、モヤモヤがつのる気持ちもわかります。もしかしたらそのママ友さんは、自身の夫婦関係や家族関係と比較し、温和で育児に積極的な投稿主さんの夫の姿にうらやましさを感じているのかもしれません。
ママ友の言葉を真正面から受け止めてもストレスがたまるだけなので、夫のことを言われたら、「あ、我が家がうらやましいから、あんなこと言ってるのね」などと思うようにしたらいかがでしょう。
また、習い事の送迎のタイミングをずらす、園の送迎のタイミングをずらす、お茶などに誘われても都合をつけて断るなど、ママ友との接点を少し減らすようにして言葉を交わす機会を減らせば、ストレス軽減につながると思います。
それでもイライラしたら、好きなハーブティーを飲む、ヨガなどで体を動かす、ベランダ菜園で植物の手入れをするなど、ひとり時間を作って自分なりのストレス発散を。
「考え方」や「行動」を少し変え、機嫌の良い毎日を送りたいものですね。
長島ともこ
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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