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「義両親と同居=介護決定の負け組」とママ友に言われて戸惑い悩む女性【子育アドバイザーに聞く】

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ストレスのたまったビジネスウーマン
kieferpix/gettyimages

「義両親と同居する私は負け組なんでしょうか。立ち直れません」というママの声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。「仕方ない」という冷静な声がある一方「そもそも介護しないのでは」まで、さまざまな声が寄せられ、子育アドバイザーの長島ともこさんがアドバイスを送ります。

負け組ではないけれど、言っていることは正しいという声

投稿主さんは30歳代の一児の母。義両親が建ててくれた二世帯住宅で同居しています。共働きで夫とともに忙しい職種なので、子育ては義両親が率先してフォロー。しかし余計な干渉はなく、関係はすこぶる良好です。

「義両親には感謝しかありません。でもある日、ママ友でもある職場の同僚が陰で『義両親と同居、もしくは近居の人って負け組だよね。だって介護決定だもん』と、言っていることを知り、ショックを受けました。私は負け組なんでしょうか」

すると冷静な声が届きます。

「負け組とは言いませんが、義両親に頼ること前提の子育てをしているのなら、介護要員と言われても仕方ないかと。
でも投稿主さんに覚悟があるのなら、関係ないと思います」

「それだけお世話になっているのに、介護問題が浮上したら『私は関係ありません』とは、いきませんからね。そのほうが怖いです」

いやいや義両親が介護を望んでないのでは? という令和の考え

「投稿主さんはとても恵まれているから、同僚は嫉妬しているのでは?
投稿主さんをサゲることで、自分を慰めているのかもしれませんよ」

「おそらく投稿主さんの義両親は資産家ですよね。だったら将来は施設に入るのでは。
私の親は兄夫婦と同居で投稿主さんと同じ状況ですが、将来は施設に入ると言っています。お金もちゃんと用意してあるそうです。
なので同僚の話に動揺する必要ないですよ」

「私も投稿主さんとまったく同じ状況です。もし介護になったら今度は私たちが助けなくてはと、ずっと思っていました。自然に湧き上がる感情でした。
が、義両親から断られました(笑)
身内に介護されるなんて真っ平御免。プロに任せた方が気楽だし安心だから、と。
親の介護を外注すると世間体が悪い、という時代は終わったんだなーと実感です」

いつも誰かと比べる「勝ち負け」の人生は無意味と専門家

2人の母でもある子育てアドバイザーの長島ともこさんの見解です。

「充実した毎日を送るなか、『義両親と同居、近居しているママは介護決定だから、負け組』という周りの声を突然耳にしたら、『私は負け組なの?』とショックを受けますよね。

しかし、そもそも私たちの人生に、勝ち負けはありません。
人生を勝ち負けで捉えてしまうと、いつも誰かと自分を比べてしまうことになり、穏やかな気持ちで日々を送ることができなくなってしまいます。

勝ち負けで捉えようとする周りの人の言葉に振り回されず、自分の気持ちを最優先し、これまで通りの生活を送りましょう。

ただ、同居、非同居にかかわらず、両親、義両親の介護とはいずれ向き合うことになります。
ある日突然、親が倒れて介護に直面する日がやってくるかもしれません。もしもそうなった時、介護の担い手や費用はどうするか、どのような方法で介護と向き合うのか、自分たちが住む地域の地域包括支援センターや介護施設はどこにあるのか。

介護は数年にわたって続くこともあるからこそ、夫婦や家族で共有しながら少しずつ情報収集しておくことも大切です」

長島ともこ

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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