ツヤ・ハリ・コシはどこ行った? 髪の老化を防ぐための40代のヘアケア
実際年齢より老けて見える原因の一つに白髪問題はもちろんですが、髪のツヤやボリュームダウンという悩みも多いアラフォー世代。口コミサイト「ウィメンズパーク」でもそんなママたちのお悩みの声が寄せられていました。お悩みの声を紹介するとともに、ヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんに髪の毛を美しく保つアドバイスを聞きました。
アラフォーママたちの美髪ケア
――ママたちの髪のケア方法を紹介します。
■毎朝、ヒートブラシでセット
「肩までの長さで、ちょっとクセあり、毛量多めのため広がりやすいです。とはいえ、20代のころに比べるとずいぶん毛の量は減りました。毎朝ヒートブラシでセットしているのですが、ツヤが出ます。ヒートブラシなので、毎朝そこそこの熱を髪にあてるので、もちろん保湿やケアは大切です。週1~2でトリートメント使っています。使った次の日は髪が軽くなる感じがして気に入っています」
■食事も大事!
「一時期、髪の毛が化繊みたいにパサパサでツヤなし、無機質な感じになっちゃったのですが、振り返るとその頃、野菜中心の食事でお肉控えめになってたんです。最近、また、牛スジ煮込みや豚肉料理、煮こごりなど、いわゆるコラーゲン?を多めに摂るようになったら、髪の毛ふんわりツヤが出てきました。ただ体重も増えましたが…(笑)」
●タオルドライする前のヘアオイルでツヤ髪に
「シャンプー、コンディショナー、時々トリートメント…ここまでやっても乾燥して癖が出て広がる私の髪(泣)。たどり着いたのはタオルドライする時に、ヘアオイルをよく手で馴染ませ、髪一本一本をオイルでコーティングすると、翌朝もしっとりツヤのある髪に!若い子の髪がほんとうに羨ましいです」
●髪の乾かし方でも差が!
「クセ毛で広がりやすいです。ヘアオイルをつけて髪を乾かすと、すごくまとまりがよくなります。髪は、自然乾燥させないのはもちろんですが、ドライヤーのHOTで乾かしっぱなしにせず、COLDで十分にクールダウンすると、ツヤが全く違いますよー」
●シルクのナイトキャップ
「1000円くらいのナイトキャップで充分なので、使ってみてください! ちなみに私はシルク製です。摩擦を抑えて、乾燥を防ぐのがいいのかな。朝起きた時の収まり具合、ツヤが全然違いますよー」
●高級ドライヤー
「超絶お高いですが、レプロナイザーのドライヤー、使うたびにツヤツヤになります!」
プロ直伝!美髪を保つポイント
雑誌で活躍するヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんに、悩み多きアラフォーの髪のケア方法についてアドバイスいただきました。
「私ごとですが、先日、免許の更新に行きました。恒例の証明写真撮影後、以前のものと比べると目元が下がり、まぶたが重い、しっかり年をとっているなぁとしみじみ。でも一番変わったのは毛量!
以前から、つむじや分け目は気になっていたのですが、前から見たシルエットが明らかに薄くなっていました。髪の毛の本数が少なくなったのではなく、1本1本が細くなっていて、老化現象の1つなのだと思います。
80歳になっても髪がふさふさのお友達がいるのですが、その人は、ずっと髪のボリュームたっぷりあって困るくらいなのだそう。栄養についてきちんと勉強されていて、身体にはタンパク質が必要!と、ランチをする時もステーキをパクパク食べてらっしゃいます。そのせいか、髪もお肌もツヤツヤなんですね。
『大御所のヘアメイクさんに、お肌を褒められたことがあるの』と、うれしそうにおっしゃっていました。
髪の毛は、最後に栄養が届くというけれど、多分ほかのメンテナンスに栄養が使われて、髪まで届いてない!!足りてない!! しっかりとバランスを考えて食事をとることが大事なのだなと、写真を比べながら反省しました。
これまで、私は頭頂部にエッセンスをつけるだけだったのですが、耳の上や後頭部にもしっかりとつけてみました。すると、免許更新後、全体的につけること3日、髪にボリュームが少し戻ってきました。もちろん髪の量が増えたわけではなく、根元のみのことです。でも、根元を元気にすることは髪の毛全体のボリュームを出す上でとても大事です。髪の毛が1か月に1㎝伸びる計算すると、1週間で3.5㎜、1日0.5㎜、3日で1.5㎜の髪の毛が栄養たっぷりになり、根元が元気になったのかもしれません。体の中から、外からの挟み撃ちで髪に元気を取り戻したいと思います!」
(お話/広瀬あつこさん)
髪のツヤとコシを取り戻すヘアケア
洗髪する時は、まずお湯でしっかりと洗う
お湯でしっかり洗髪すると、70%の汚れが落ちると言われています。湯シャンをする時に洗面器を置いてみると、かなり髪の汚れが洗い流されていることがわかります。毎日洗うと、頭皮が乾燥してフケが出やすく、髪も乾燥している人は、湯シャンにしてシャンプーを使うのは週に2回〜3回くらいでもOK。
アウトバストリートメントでケア
入浴中にするインバストリートメントも大事ですが、身体についてしまい炎症をおこすのでインバストリートメントが苦手という人はアウトバストリートメントがオススメ。シャンプー後、オイルや、ミルクをつけるタイプです。ミルクはさらりとした仕上がりになるので、ボリュームを出したい時はミルクが◎。ドライヤーをかける前に、タオルで揉むように水分をとったらミルクを手のひらに伸ばし、毛先から馴染ませて。
ドライヤーのかけ方でふんわり髪に
乾かし方も重要です。髪の中に空気が入るようにしたり、つむじより後ろの毛を前に持ってくるとつむじのあたりがフワッとした仕上がりになります。または下を向いて乾かすとふっくらとしたシルエットに。そのほか、後頭部はマジックカーラーなどを巻いておくという方法も。
クルクルドライヤーで自然な丸みを出すのも◎
ブラシと一体型のドライヤーを、右耳から左耳の方にブラシをゆっくり動かしたり、後頭部のから前髪の方に動かしたりという風に、四方八方にブラシを動かすことによって、髪に頭の丸みが記憶され、最終的に艶のある自然な内巻きに。
髪はきちんと乾かすこと
忙しいと半乾きにしてしまったり、家事をしながら自然乾燥してしまったりすることも。髪は長時間濡れたままにするのはよくないので、きちんと乾かすことが大事です。
髪の刺激になることはなるべく避けて
帽子は、髪を紫外線から守るためには◎ですが、髪が潰れてしまうので1日中、帽子を被るのは避けたほうがよいでしょう。また、毎日同じようにしっかり結ぶ、いつもピタッとしたひっつめの髪型している、高温のヘアアイロンを使用するなど、髪のダメージになることも避けて。
頭皮がカチカチになる生活習慣がある
ストレスだけでなく、長時間パソコン作業やスマホをみたりするなどが原因で、頭皮がカチカチになっていることも。とくに頭頂部は頭皮がつっぱりやすく血流が滞りがちに。テレビを見ている時や入浴中など、手が空いている時間を利用して、頭皮マッサージを心がけて。
40歳を過ぎた頃に髪のお手入れをおろそかにしていたら、髪のトップだけボリュームがなくなり、一気に老けて見えたことがありました。40歳は美容の曲がり角なので、手遅れにならないように気がついた今が、ケアをスタートするよいタイミングかもしれませんね。
(文/酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
広瀬あつこさん
PROFILE
ヘア・メイクアップアーティスト。誰でも簡単にきれいになれるメイク&美容テクニックを教えてくれると、女性誌などで人気。女優から人気モデル、美容家までヘアメイクの指名も多い。著書に『スマイルメイク −5歳で引き寄せ力アップ!』(世界文化社)がある。2児のママ。
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