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大きさ・呼び方…病気じゃないけど気になる赤ちゃんのおちんちんのこと【医師が回答】

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男の子赤ちゃんのママ・パパにとって、おむつ替えやおふろなど、毎日のお世話の中で向き合う機会が多い「おちんちん」。ママ・パパが抱えるギモンの中には、おちんちんの基本的なケアや病気の心配だけでなく、大きさ、呼び方など、病気ではないけれどどうしたらいいかわからないこと、幼少期からの性教育のためにどんなサポートが必要かといった、気がかりも多いようです。ママ・パパが悩みがちな「おちんちんのちょっと気になること」について、泌尿器科医の岡田百合香先生に答えてもらいました。

病気ではないけれど、抱えがちなおちんちんの気がかりQ&A

「おちんちんが小さくて心配…」「おちんちんの呼び方に、親は気をつけたほうがいい?」など 、気になっているけれど、どこに相談したらいいかわからない、赤ちゃんのおちんちんのギモンや気がかりをピックアップ。ママ・パパたちは、どんな気がかりを抱えているのでしょうか。

【気がかり】息子のおちんちんのサイズが小さい気がします。問題ない?

【岡田先生から】
おちんちんの長さにも年齢に応じた目安はあります。正常範囲を下回る場合には、まれですが染色体やホルモンの病気が隠れていることが。ただ、乳幼児は下腹部の脂肪が厚く、おちんちんの一部が皮下脂肪に埋もれているため、短く見えるだけのことも少なくありません。気になる場合は、乳幼児健診や予防接種などのときに医師に相談をしましょう。

【気がかり】今は「おちんちん」と呼んでいます。正しい名称で呼んだほうがいいでしょうか?

【岡田先生から】
性教育の本には「正しい用語を」と書いてあるものもありますが、それほどこだわらなくてもいいと思います。ママ・パパが最も言いやすい、親しみやすいものを選択してみましょう。子どもが少し大きくなったら、正しい名称を教えつつ、子どもが気に入るものを使ってみるのがいいと思います。注意したいのは、性器や排せつに関する言葉は、聞くと不快になる人がいるということです。むやみやたらに発しないという点も伝えていきたいところです。ただし「性器や排せつに関する言葉自体は悪いものではない」ということも同時に伝えましょう。

【気がかり】 「おちんちんのことはパパに任せて」と病院で言われました。それで問題ないでしょうか?

【岡田先生から】
「子どものときに、親に皮をむいてもらってよかった」など、男性は判断が自分の体験ベースになりがち。必ずしも一般的な情報と合致するわけではありません。また、男性だからといって、男性器の正しい教育を受けているとは限りません。男性だからこそ、陰茎のサイズや包茎か否かに優劣をつける価値観にさらされ、偏った考えや誤解をしている人も少なくありません。そんなとき、ママが客観的に正しい情報を伝えることで、誤った考え方を修正することも可能です。ぜひママも積極的にかかわって。もちろん、陰茎の洗い方を実際に見せながら教えるなど、パパだからできることも。パパは自分の経験に加えて、正しい情報を身につけられたら、いっそう頼もしい存在になります。

【気がかり】おちんちんのお手入れと、低年齢からの性教育について、親はどんなサポートをしていけばいい?

【岡田先生から】
子どもが成長に伴って自分の体や性器に興味を持つことは自然なことです。成長段階や興味に合わせて、正しい知識を伝えてあげることが大切です。たとえば、自分で体を洗うことに興味を持ち始めるようになったら、おちんちんの正しい洗い方を伝えてあげてください。陰茎や陰囊(タマタマ)の溝部分に汚れがたまりやすいのでしっかり洗うこと。また、陰茎の皮はむけるところまで自分でむいてやさしく洗う、そして必ず戻すこと。
私は、息子には、少し早いですが2才ごろから体の洗い方を教え始めました。「お股のすき間にばい菌がいるからきれいにするよ」と声かけして洗ったり、「プライベートゾーン」についても入浴のタイミングで伝えるようにしています。


監修/岡田百合香先生 イラスト/にしぼりみほこ 取材・文/ひよこクラブ編集部

おちんちんは、将来の性にかかわる部分だからこそ、病気ではないのだけど、心配になることも多いです。正しい知識を身につけて、不安を解消していきましょう。また、恥ずかしい気持ちが先に立って、相談や受診をためらってしまうこともありますが、気になることがあるときは、気軽に医師や専門家に相談をしましょう。

『ひよこクラブ』2022年4月号には、おちんちんの皮をむくべきか、赤ちゃんのおちんちんの基本ケアや病気についてなど、ママ・パパが抱えがちな気がかりを解説した「赤ちゃんのおちんちん むく? むかない?」特集があります。


参考/『ひよこクラブ』2022年4月号「赤ちゃんのおちんちん むく? むかない?」

※掲載している情報は2022年3月現在のものです。

ひよこクラブ2022年4月号
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