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やりたいけど… 諦めかけた毎朝6時からの生放送の仕事を引き受けるまで【フリーアナウンサー吉田明世】

更新

現在、きょうだい育児に奮闘中のフリーアナウンサーの吉田明世さん。
第1子の女の子は3才、第2子の男の子は1才になりました。第2子が生まれてしばらくしてからスタートした、早朝の生放送もあるラジオのお仕事。
育児×仕事、そして家事の両立は多くのママ・パパが直面する問題。ママになってからの新しい仕事へのチャレンジ、家族での育児・家事シェアについて、お話を聞きました。
吉田明世さんの育児エッセイ第26回は「仕事復帰 第2子出産後からラジオの仕事を引き受けるまでに乗り越えた壁」です。

第2子出産後、仕事復帰をして約1年

第2子の息子を出産後、仕事に復帰してから間もなく1年がたとうとしています。

2021年の4月から、TOKYO FMで月曜から金曜まで朝6時〜9時まで、月曜日と火曜日は午後3時から4時50分までラジオの生放送番組を担当しているのですが、寝ている子どもを家に残して仕事に向かう生活に「一体どうやって生活しているの?」と不思議に思われることが多いようで(私も成り立っていることがいまだに信じられず、不思議でもあるのですが)、友人や仕事先、いろいろな方から多くの質問をいただいています。

共働き家庭の多くが「産後のママの仕事復帰」問題に直面すると思うのですが、わが家の場合として、まずはラジオの仕事を引き受けるまでの経緯をお伝えしたいと思います。

産後数カ月でいただいた仕事のオファー。断るしかないと思っていた

そもそも、朝のラジオの仕事のお話をいただいたのは、まだ息子が産まれて数カ月というタイミングでした。マネージャーさんから「さすがに難しい、ということは理解した上での相談なのですが…」という前置きで話をされ、いちばんに思ったことは、「やりたい。チャレンジしたい」でした。でも、その数秒後には「現実的に考えて、さすがに無理だろうな」とわれに返っていました。

朝6時からの番組ということは、打ち合わせや準備も含めて、朝4時前には家を出なければなりません。私がその時間に家を出たら、子どもたちはどうなるの?保育園に預けるといっても、だれが朝食の準備をして、だれが保育園まで連れていくの?どう考えても不可能に思えたのです。「残念だけど、今回ばかりはしかたない。お断りするしかないな」そう自分の中で落とし込んだのでした。

予想していなかった夫の言葉に背中をおされて

わが家は、夫婦間でよくお互いの仕事の話をするタイプだったので、今回のことも「受けられないけど、こんな話をいただいたよ。ありがたいよね」と夫に伝えると、返ってきたのはまさかの返事でした。「そんな話をもらえるなんて、すごいじゃん!せっかくいただいたチャンスなんだから、頑張ってみなよ!僕も力になれるよう頑張るよ!」

予想もしない夫の返事でした。だって、(今だから言えますが)これまで朝食を作ったこともなく、保育園に送ったこともほんの数回。何よりも、夜中まで自宅の仕事部屋で資料とにらめっこをしている夫が、朝、子どもたちのお世話をするなんて…。

でも、驚きと共に、ラジオの仕事、頑張れるのかな、お母さんだけど、挑戦してもいいのかな、そんなときめきを感じました。夫は常々私に、「君は子どもたちのお母さんである以前に、吉田明世という1人の人間。だから、吉田明世としての人生もしっかり楽しんでほしい」と言ってくれていたのですが、まさかこのような形で尊重してくれるとは。開口一番、迷うことなく背中を押してくれた夫には、感謝してもしきれません。そんなわけで、不安を抱えながらも、大きな覚悟でスタートしたラジオ生活なのでした。


文/吉田明世 構成/ひよこクラブ編集部

第2子出産後の仕事復帰までの経緯をお話ししてくれた吉田明世さん。ママになってからの新しい仕事へのチャレンジは、パパに背中を押してもらってスタートできたんですね。次回は、仕事復帰後の生活についてお話ししてもらいます。次回もお楽しみに!


※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

吉田明世(よしだあきよ)

PROFILE
1988年生まれ。2018年5月に女の子を、2020年12月に男の子を出産した。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、テレビ・ラジオ・イベントなど幅広く活動。保育士資格のほか、絵本専門士の資格も取得。

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