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泣き止まない、想像以上の寝不足などなど。キラキラ育児って夢まぼろし?「聞いてないよ、こんなこと」出産直後のお悩み、ベテラン助産師がお答えします!

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新生児の赤ちゃん女の子が眠るとあくび。
NataliaDeriabina/gettyimages

「たまひよ」アプリ・WEBユーザーに「出産直後や赤ちゃんのお世話がスタートしてからツラかったこと、『聞いてないよ、こんなこと…』と思ったことはありましたか?」と、アンケート。するとたくさんの声が届きました。一番多かったのは「赤ちゃんが泣き止まない&なぜ泣いているのかわからない」でした。「2時間おきの授乳で寝不足」というお悩みとあわせてベテラン助産師の濵脇文子先生にアドバイスをいただきました。

ママのお悩みトップはいつの時代も同じ。「赤ちゃんが泣き止まない&なぜ泣いているかわからない」

「抱っこじゃないと泣くので、ひたすら抱っこをしていて、手首が腱鞘炎になりました」(げんげんママ)

「夜泣きや泣いた時がしんどかったなぁ。でも『しんどい』と言葉にすると赤ちゃんに悪くて、口に出せませんでした」(ちえ)

「赤ちゃんが3時間ごとに起きるとは聞いていたけど、実際には3時間たたずに夜中にギャーっと泣かれたり、何をしても泣き止まなかったり、途方にくれました」(いちとみ)

何をやっても泣きやまない、理由がわからない、とほとほと困るママは多いようです。しかし濵脇先生は「赤ちゃんが泣くのは成長の上で必要なこと」と、アドバイスします。

「“大人が考える理由だけで、赤ちゃんは泣いている訳ではない” そんなこともあるって知ってください」と、専門家

「赤ちゃんが泣いたら、まずはミッションAです。オムツを替えて授乳しましょう。

それでも泣き止まない時はミッションBです。環境を変えてみましょう。
赤ちゃんは暑がりです。室温と着せている服をチェックします。さらに長く胎内にいた赤ちゃんは開放的な空間が苦手です。ぎゅーっと抱っこしてあげたり、おくるみで包んであげるのも手です。

それでも泣き止まない時はミッションCです。お手上げなので『泣かないでー』と、ママも一緒に泣いてみましょう。赤ちゃんがキョトンとして泣き止むことがあります。
『なんで泣くのかなー』『泣きたい時もあるよねー』『心肺機能が鍛えられてるねー』と、赤ちゃんに声をかけてあげるのも良いでしょう」

赤ちゃんは、ママを責めるために泣いているわけではない

「赤ちゃんが泣くと、お母さんは責められているような気持ちになり、焦る気持ちはわかります。けれども赤ちゃんは意味もなく泣くことがあります。

新生児期の赤ちゃんには感情はありません。あるのは“快”か“不快”です。
たとえば背中がムズムズする、頭がかゆい程度の“不快”でも泣くことがあります。

パパが抱っこすると泣くという話をときどき聞きますが、これも好き嫌いではなく、いつもと違う抱かれ方なので驚いた、目線が高くなり驚いた、ということが考えられますが、真意はわかりません。赤ちゃんはおしゃべりできませんから。

大人は『なんで?』『どうして?』と答えを求めたがりますが、その常識は赤ちゃんには通用しません。赤ちゃんは泣きたい時は泣く、ただそれだけなんです」

赤ちゃんが泣くのは成長と発達のために必要なことなのです

「赤ちゃんが泣かないようにと、濡れていなくてもオムツを1時間に1回替えている、というお母さんがいました。赤ちゃんのために、という気持ちはわかりますが、これはさすがにやりすぎです。

なぜなら、赤ちゃんが成長するうえで、泣くことは重要だからです。

赤ちゃんは泣くことで自己主張を覚えて、お母さんに自分の気持ちを伝えようと自我が芽生え、要求することを覚えていくのです。
そしてさきほど言ったように心肺機能が鍛えられて、丈夫な身体にもなります。

世の親は赤ちゃんが泣くことにネガティブなイメージを持ちすぎかなと感じます。
何をしても赤ちゃんが泣きやまないときは『泣きたいかー、いっぱい泣こうかー』『どうしたかなー、なんでかなー』ぐらいがちょうどいい。

失敗したくない、という気持ちは大切ですが、失敗から学ぶこともあります。トライ&エラーで、楽しみながら赤ちゃんと一緒に成長してはいかがでしょう」


知ってはいたけど想像以上でフラフラ。「睡眠不足が辛い」

「眠れないとは聞いていたけど、1時間おきとは聞いてないぞ! 笑」(すずママ)

「寝不足が一番辛かったなぁ」(しお)

「夜中の授乳と夜泣き対応かな。自分の時間が無いのは分かっていたが、思っていた以上でした」(なーやん)

「夜中に何度も起きたこと。全然寝ない赤ちゃんの生活リズムがわからず、当時は本当に辛かった」(まるは)

新生児期の赤ちゃんは上手に母乳やミルクを飲むことができず、授乳が30分どころか1時間……という場合も珍しくありません。ようやく授乳が終わっても搾乳をしたり、哺乳瓶の洗浄と消毒の作業があったり、気がついたら次の授乳時間! ということも。
聞いてはいたけど、ここまでとは! と、驚きを隠せないママは少なくありません。

寝不足の解決は、赤ちゃんをパパや親に預けてママが仮眠をとること。とはいえ現実的には厳しいというママのために、気持ちの切り替え方を濵脇先生に伺いました。

「不毛な戦いはやめて、良い意味での開き直りが大切」と、専門家

「私もよく相談されますが『寝不足での育児、お疲れ様です』としか、言えません。
ただ、気持ちを切り替えてみては? とアドバイスしています。

まず赤ちゃんに、大人の生活リズムを強要することをあきらめましょう。

例えるなら、赤ちゃんは母親のおなかから地球に降り立った宇宙人なのです。宇宙人ですから言葉は通じないし、生活環境もまったく違います。
なのにいきなり地球の生活をしてください、と言うから齟齬が生じるのです。

(母が)少しでも長く寝たいからと、赤ちゃんを長く寝かせようとしたり、手早く授乳させようとしても、うまくできず逆にイライラするだけ。

どうしても寝たい時は、夫や家族に託して『少し寝たい』と甘えてください。
世間の『昼寝なんて甘えている』『先人たちは頑張ってやってきた』という“圧”は無視です!

歴史的に見て人類の子育ては大家族で担っていました。しかし今は核家族となり、母に負担が集中しているわけで、完璧にできるわけがなく弱音を吐くのは普通のことなのです。
さらに『赤ちゃん、寝なくて平気なの?』と、質問されることがありますが、赤ちゃんはエネルギーの塊なので大丈夫です。つまり、おばちゃんの体力では太刀打ちできなくて当たり前なのです。

しかも寝不足は想像以上に心身をボロボロにします。育児は長期戦。時には潔く白旗あげて『母は寝ます!』と、バチっと赤ちゃんと離れるのもひとつの選択肢といえるでしょう」

濵脇文子(はまわき ふみこ)

助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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