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義両親との同居生活、満足度で最多は50%。同居はメリットとデメリットが混在?! 専門家に聞く

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紙の屋根とスミリの下でコーチの上に座っている大きな幸せな家族
evgenyatamanenko/gettyimages

「たまひよ」WEBアプリユーザーに、「義理家族や、実家家族と同居されている方、または将来的に同居予定がある方、あるいはかつて同居していたけれど解消した方にお聞きします。良かったこと、悪かったことなどありますか? もしあなたの中で良かったことに関するパーセンテージをつけるとしたら何パーセントになるかも教えてください」と、募集したところ、たくさんのコメントが寄せられました。
今回は世間ではダークなイメージが強い「義実家同居」についてのコメントを紹介します。すると意外にも(!?)「デメリットばかりじゃなく、メリットはある」という声が...。

背景には共働き夫婦が増え「子育てと家事をフォローしてもらえる」という、義実家への期待があるようです。そして子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

一番多かったのは「同居のメリットは50%」という声

アンケートでは同居経験者に絞った場合、一番多かったのは「同居のメリットデメリットは50:50」という声でした。コメントの約半数を占めていました。


「50%です。結婚当初から義祖母、義父母と同居です。当初は義祖母、義母、義父が三者三様で仲が悪く毎日喧嘩でした。しかし私が子どもを授かった3年目、義母と義祖母が施設入所したり亡くなったりし、今は義父と私たち家族5人の生活になり、かなり平穏になりました(笑)
たまに喧嘩もしますが、子どもたちは義父が大好き。夫は会社員で、私が義父の畑を手伝っていますが、近所からも羨ましがられるほど子どもたちはじーちゃんと畑にいます」(しおぽ)

「義母と同居中で50%です。私は働いているので義母が夕ご飯を準備してくれて、さらに残業や夏休みなどの際には子どもを預けられるので助かっています。
不満の50%は、洗濯物や掃除が自分のペースで出来ないこと。土日は私が義母のお昼ご飯も準備するのですが、手抜きができないことが微妙に辛い」(いぶそらママ)

「敷地内同居で、長い目で見て50%です。やはり経済面が一番大きいかな。週1回程度で夕ご飯をご一緒したり頂いたりするのですが、タイミングが合えばかなり楽。義母と子どもが遊んでいる間に、私は家事をすませることもできて助かっています。
デメリットは自分でペースをコントロールできないこと。昼寝がしたくても義母から突然外出に誘われたり、お風呂に入ろうとしたタイミングで義母が来て帰ってくれなかったり、週1の夕ご飯の会食もいつも突然呼ばれるので食材を捨てることになったり。なかなか難しいです」(ほっぺた)

「義両親と結婚当初から同居してます。ある日は『同居しててよかった!』と100%ですが、ある日は『同居なんてしなきゃ良かった』で0を通り越してマイナスです。
どんなにいい義両親でも生まれも育ちも全く違うから、ムカつくことも多々。短い文章では語れません(笑)」(ユコッタ)

家事、育児、経済面を助けてもらえて「同居してよかった!」の声

同居体験者の声に絞った場合、次に多かったのが「同居してよかった」という肯定的な声です。
うまくいくコツは不満を溜めないこと、夫が妻の不満を聞いてちゃんと解決に動いてくれることのようです。

「100%同居で良かったと思います。家事や育児に追われて、さらに仕事となると夫婦だけでは到底無理でした。特に子育てではなにかと協力してもらえるので、本当に助かってます」(こぶ)

「結婚と同時に夫の義両親と義祖母と同居して今年で5年目を迎えます。私は同居で良かったパターンです。一番は経済面。そして子どもが生まれてからは、ときどき預かってもらえるので買い物や家事がはかどることです。
関係が良好なコツは言いたいことや不満は溜め込まず、はっきり伝えていくこと。そしてお互いに感謝と思いやりを忘れないことかな」(fumi)

「義両親とは敷地内同居です。夫婦共働きなので夕ご飯を作っていただいたり、色々とお願い事を頼めるので助かっています。直して欲しいこと、ムカついたことは夫に相談して、解決してもらっています。
同居の満足度は80%です。不満の20%は気を遣うこと、“夫婦2人だけで”が、なかなか難しいことです」(みや)

「臨月から同居しています。色々と体調を気遣ってくれたり、産まれてからも『子どもは見てるから、ちょっと寝ておいで』と言ってくれたり助けてもらっています。子どもにお菓子を勝手にあげてしまったり、教育方針に口を出してくることもありますが、私からは言いにくいことは夫が言ってくれるので関係は良好です。同居して70%はよかったと感じます。
30%の不満は、プライベート時間に呼ばれることがたびたびあり『自分の時間が欲しいのに』と思ってしまうことかな」(くら)

「結婚当初から義実家同居中です。最初は夫婦の時間を奪われて、生活音も気にしてストレス過多でした。でも子どもが生まれてからは共通の想いが芽生えたせいかぐっと距離が縮まり、孫の世話を率先してみてくれるのでとても助かっています。
今では関係も良好になり、同居して良かったです。数字にしたら結婚当初0%→現在は80%!」(ふーママ)

同居の恩恵はほぼ0という声、同居を解消したという声

「お風呂のみ共有の同居です。元々は義母が大好きでしたが、いざ同居したら良かったのは3%かな。お風呂にゆっくり入れることくらいです(笑)
義母が子ども(孫)のことが大好き過ぎて、一緒にいる間はずっと抱っこで離さず、食事の際は必ず義母の隣に座らせるのでイラッ。親の許可無く勝手に散歩に連れ出すこともあります。せめて同じ町内にすれば良かった。これ以上嫌いになりたくない……」(るぴこ)

「同居してましたが、解消しました。舅はかなりめんどくさい人で、夫とも仲が悪くてしんどかった。今はまぁ、仲良くしてます」(なお)

「私はズボラで義母は几帳面と真逆でした。なのに完全同居(キッチンもトイレも1つ)だったので、わたしのズボラを隠しようがなく。さらに義母は家事育児は女がするもの、毎週末は家族でお出かけ、という考えで、仕事で多忙な私にはしんどかった。
妊娠の際には私はつわりがひどかったのですが、義母はつわりの経験がなかったので理解がなく無理難題を言われました。夫に私の陰口を言っているところを私が見てしまい、別居を決意しました。
今は車で20分くらいのところに住んで、孫を見てもらったり野菜を持ってきてもらったりと良好な関係を築けています」(りんご)

「義理家族とかつて同居していましたが解消中です。ただしいずれ同居に戻る予定。家賃や光熱費の分を貯金できたのは良かったけど、生活環境も価値観も食の好みも生活リズムもまったく違う他人と一緒に住むのはストレスでしかない。
ある程度の距離感があった方がうまく行くように思います。同居に戻りたくないのが本音です」(るん)

「他人なので全く合わなかった。つらかった記憶しかない」(725)

義両親との同居は失敗だったという声が一番少ない反面、こんな声もありました。

「同居話が出たけれど、私が反対して消えました。子どもが産まれた今、同居していなくてよかった~と思う事が多々あります」(あや)

そもそも義両親とは相性が悪いので「同居は無理」と、回避している人が多いので、結果的には「同居失敗」が少数派になったという結果のようです。

そして同居を決意した人も「それなりのデメリットは覚悟のうえ」なので「多くは望まない」というのが、本音のようです。

「義両親との関係にザワザワしないコツは、夫婦の『軸』をもつことが重要」と、専門家

同居によるメリットを選ぶか、精神的なストレスを選ぶか。価値観はそれぞれだし、同じ屋根の下で暮らせば気苦労が0という訳にはいきません。そこで同居に対する心構えを2児の母であり、子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

「共働きが一般的になるなか、義両親との同居は、育児をサポートしてもらったり、ごはんをいっしょに食べて食費面で助かったりと、とてもありがたいですよね。

いっぽうで『自分のペースで生活できない』『義両親に気を使ってしまう』など、ストレスの要因のひとつとなりやすいのもよくわかりますし『結果的に同居を解消したことでストレスから解放された』という声にも納得できます。

同居・非同居にかかわらず、義両親との関係に気持ちがザワザワしないためには『何を大切に子育てするのか』を夫婦で話し合う時間を持ち、自分たちの『軸』を持つことが大切です。

義両親はあくまでも、サポーター。

子どもを預ける場合は、義両親にも都合があることを考えて、甘え過ぎないようにしましょう。元気に見えても、子どもと長時間一緒にいると体力も使いますし、負担になることもあります。
預ける時間などをあらかじめきちんと決めておきつつ、任せた以上はある程度相手のやり方を受け入れることも必要です。『してほしくないこと』の基準を夫婦で決めて伝え、それ以外は目をつぶるおおらかさを持つことも大切でしょう。

とはいえ、子育てに対する考え方は、さまざまです。
義両親の言動に『あれ?』と感じることがあっても『◯◯するのはやめてください』など白黒つけようとするのではなく、状況に応じて『◯◯していただくのはとてもありがたいのですが、△△△なので……』などワントーン下げる、『お義母さんにこんなこと言われんだけど……』など、夫に相談しながら向き合っていきたいものです」

長島ともこ

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/



文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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