子どもにいつ、どうやって「時計の読み方」教えてる?

●6月10日は、「時の記念日」
1920年(大正9年)に、文部省社会局に開設された生活改善同盟によって、日常生活を合理的にしようとの提唱を受けて、6月10日が「時の記念日」に制定されました。
簡単に言うと、時間を有効に使い、生活を合理化しようといった感じでしょうか。
では、なぜこの日になったかというと、
日本書紀に「漏刻を新しき台に置く。 始めて候時(こうじ)を打つ。鐘鼓(しょうこ)を動す」と記されています。
西暦671年に天智天皇が唐から伝えられたという漏刻(水時計)を造り、その漏刻で太鼓や鐘を打って時を知らせたという記述です。
この日が現在の太陽暦に直すと6月10日だったからのようです。
ママたちは、時計の読み方を教えるのに苦戦中
お子さんは時計を読めますか?
小学校では、1年生か2年生くらいまでに時計の読み方を習うようですが、入学までに読めるようにと口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちは、4才くらいから絵本などを通して教え始めているようです。
でも、長い針の単位まで読めるようになるのは難しく、さらに1時間が60分という概念を理解させるのにも苦戦しているようです。
「学校で習うまでは、長い針が12のところにある場合しかわかりませんでした。出かける時間を、紙に時計の絵を書いて見せて読み方に慣れさせました」
「30分単位で読めるようになったころに腕時計を買ってあげました。興味を持ち出したときに、実生活に結びつけるのって大切だなぁと実感」
本屋さんでは、時計の読み方に関するテキストや絵本をいろいろと見かけますが、実生活で「長い針が6のところにきたらおやつの時間よ」「時計が3時になったら帰ろう」など、時計を見せながら日常の中で時計を見る習慣をつけると覚えが早いようですね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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