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専業主夫をしたくて男性育休を取得。子どもの成長の「初めて」を妻と一緒に体験し、手に入れた幸せ【体験談】

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楽しく子育てをする幸せな家族
※写真はイメージです
maroke/gettyimages

現在1才9カ月になる女の子のパパ、青木亮太さん(仮名・ 41才)は、妻・美穂さん(仮名・37才)の出産のあと、約半年の育休を取得しました。2020年9月~2021年3月のことです。亮太さんの勤務先は、有機野菜などの食品宅配サービスを提供するオイシックス・ラ・大地。育休を取る男性も増えている会社です。
育休中の過ごし方や感じたことについて亮太さんに話を聞きました。

育休取得理由は「専業主夫」をやりたかったから

――育休を取得した期間と、取ろうと思った理由について教えてください。

亮太さん(以下敬称略) 私は2019年1月からオイシックス・ラ・大地で働いていますが、娘が生まれた2020年9月初旬から約半年の育休を取得し、復職したのは2021年3月です。社会は新型コロナで大変な時でした。
今から4〜5年前に、前の職場で社員向けに育休取得についてのアナウンスがあって育休のことを知りました。その時はまだ結婚の予定もなかったんですが、いずれ機会があれば取りたいな、とぼんやり思っていました。

あとは、もともと僕自身、家事が大好きで専業主夫をやってみたいと思っていたんです。4年前に妻と結婚し子どもができて、専業主夫をやるチャンスが来た!と思って(笑)育休を取得しました。社風的にも育休を申請しやすい雰囲気があり、取得の際には上司にカジュアルに「育休を取ろうと思っています」と話しました。同僚たちも「よかったね、おめでとう!」という感じであたたかく送り出してくれました。

――赤ちゃんが生まれてからの家族の生活の様子を教えてください。

亮太 産後1カ月はとくに、家事はほぼすべて私が担当し、妻は娘と一緒に寝起きして授乳をする、という生活でした。私は主夫業を全うするのが目標でしたので、ごはんを作ったり食器を洗ったり、洗濯や掃除や買い物をしたり、赤ちゃんのおむつを替えたりおふろに入れる、など、とても充実した日々を過ごせました。
お互いの実家も少し離れたところにある上に、コロナ禍で会うこともできなかったので、基本的にはずっと家族3人で過ごしていました。

子どもの成長の「初めて」を妻と一緒に見届けられた

――子育てについて不安や大変だと感じたことはどんなことですか?

亮太 初めての子育てで、すべてのことがよくわからないという不安はありました。風邪をひいたらどうしようとか、離乳食はどうあげるんだとか…。でも困った時にネットで調べると、何カ月からどんな食べ物を食べさせていいのかなどの情報がたくさんあって、助かりました。少しずつ育児に慣れてくると、あんまり心配しすぎなくてもなんとかなるもんだな、ともわかってきました。

娘は風邪や湿疹(しっしん)などの体調的なトラブルもほとんどなく、ひどくぐずることもあまりない子で、すくすく育ってくれました。夜泣きは多少ありますが、夜間の授乳は妻が対応してくれました。その分、子どもが昼寝をする時には妻にも一緒に休んでもらうようにしていました。

――育休を取ってよかった、と感じたことは?

亮太 子どもはとても成長が早いですよね。物を握れるようになった、初めて寝返りをした、初めて離乳食を口にしたなど、娘の毎日の小さな成長を間近で感じられ、妻と一緒に見届けることができたのは本当に貴重な時間だったと思います。

家事や育児を夫婦2人で協力したことで、余裕を持って子どもに接することができたので、子どもへの愛着もわいたし、子どもにもいい影響があったのではないかな、と思います。

――夫婦の関係で変化したことなどはありますか?

亮太 関係の変化というか…産後にはイライラがあるかもしれない、と妻から聞いて、心構えができていたことはよかったと思います。産後の女性の体は、出産そのものの体のダメージもあると思いますし、ホルモンバランスの変化もあって負担が大きいですよね。そういったことを知っておいて、育休中の妻のケアをするのも、夫の役割の一つだと思いました。

妻の場合は思ったほどイライラしていなかった気はしますが、たしかに言葉づかいが微妙に変わった時期はあって、「あ、きたな」と思いました。急に文句を言われてカチンとしながらも我慢ができたのは、産後のメンタルが不安定になることを知っていたからだと思います。私からは言い返さないこと、イライラしないことを心がけていました。

仕事面での変化や復職にあたって感じたこと

――半年の育休を経て、復職してからはどのようなスケジュールでしょうか。

亮太 私が所属するシステム部は基本的にリモート勤務なので、9時半〜18時半の勤務以外の時間は、育休中とさほど生活に変わりはありません。今は妻が専業主婦になったので、日中は子どもを妻が見てくれています。18時半に私の仕事が終わったあとは、家族で一緒に夕食を食べて、子どもをおふろに入れて、寝かしつけるのは21時くらいです。

――育休を取得してみて、仕事面や人生観などにどんな影響がありましたか?

亮太 自分の時間がほしいというよりも、家族と一緒に過ごしたいなという時間が増えたと思います。以前はその日の仕事が終わらない時は残業することもありましたが、今は定時には仕事を終わらせるようになりました。残業をする時間帯は、子どもにごはんをあげたりおふろに入れたりという家のスケジュールがあるので、その時間を確保するために仕事を終わらせる、終わらないものはまた明日にする、と、メリハリがつくようになりました。

――復職の際に、会社や仕事に対して不安に思ったことや課題などはありましたか?

亮太 復職にあたって会社は手厚くサポートをしてくれ、出産祝いなどで祝福してくれて、本当にうれしかったです。育休取得の際には「多少のブランクはあってもなんとかなるでしょう」と軽く考えていたものの、やはり復職時には若干不安な思いもありました。けれど、2021年の復職式(※)に参加した時に、社長の高島から「気負わずに、頑張りすぎないことを頑張ってください」というメッセージをもらい、会社が受け入れてくれるんだな、大丈夫そうだな、とすごく安心できました。同僚たちも祝福してくれ、受け入れてくれる雰囲気を感じます。 
働くモチベーションが強まったとも感じますし、すぐに結果は出せないかもしれないけれど、いつかこの会社に恩返ししたいな、という気持ちがあります。

――これから子どもを持つ人にも育休取得をすすめたいですか?

亮太 はい、ぜひとも経験してほしいと思います。間近で子どもの成長を見られるのは、その時しか体験できない貴重な機会です。育児は今後も何年も続きますから、最初の期間で子どものお世話など一緒に過ごす体験しておくと、子どもに対する思いがすごく強くなると思います。私はもう親バカ丸出しで毎日過ごしていますが、幸せです。

【妻の美穂さんより】気持ちにゆとりを持って一緒に育児を楽しめた

「夫は家事が得意なので、産後1カ月は家事は夫にお願いして自分はほぼ授乳だけしている生活でした。大ざっぱで料理以外の家事が得意ではない私とは反対に夫はマメでこまかいところによく気がつくので、汚れた娘の衣類を洗って着替えを用意したり、出かける際に私と娘の必要なものを準備したりなど、とても助かったし感謝しています。

2人で協力して家事と育児をしたことで、夜間授乳以外はとくに育児に苦労した覚えがなく、気持ちにゆとりを持って育児を楽しめたと感じています。お宮参りやお食い初め、ハーフバースデーや初節句など、生後半年間の盛り沢山のイベントごとを準備も含めて家族3人でゆっくり過ごせたのは、いい思い出です。ただ、コロナ禍でお互いの両親に子どもを会わせられなかったのは悲しかったですし、趣味だった外食ができないストレスもありました。

産後2カ月のころには私のメンタルが乱れ、1日中ずっと主人と同じ部屋にいることにストレスを感じたことも。夫にきつくあたってしまったのですが、夫が改善策があるか聞いてくれ、話し合うことができました。私は子どもを持つ前は夫の意見を尊重するタイプでしたが、夫婦2人での育児を経験して、今は自分の意見を主張するようになったことが、夫婦関係での変化かなと思います」(美穂さん)

取材協力/オイシックス・ラ・大地 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

亮太さんの育休取得のきっかけは「家事をしたかった」という理由だったものの、生後間もない赤ちゃんのお世話を妻と2人で行ったことで、子どもへの愛情や仕事への考え方にも変化があったようです。亮太さんのように男性の育児参加が今後増えることで、女性の働き方や家族の過ごし方、子育て世代の生き方にもいい影響があるのではないでしょうか。

※オイシックス・ラ・大地では育休から復職する社員の職場復帰をサポートする取り組みの一つとして「復職式」を行っています。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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