この一言で子どものプール遊びがすんなり終わる?! フォロワー急増中の3児の保育士パパでんちゃん先生が教える“魔法の声かけ”
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夏になると、プールや海など、楽しいウォーターレジャーがたくさん! でも、子どもが夢中で遊べば遊ぶほど難しいのが「もう終わりにしよう」というときの声かけではないでしょうか。
今回は、でんちゃん先生のInstagramでも人気のコンテンツ「ベビーシッターが声かけしてみたシリーズ」から、プールや温泉から出たがらない子どもの心を動かす“魔法の声かけ”を教えてもらいました。
<プロフィール>
でんちゃん先生
3児の保育士パパ&ベビーシッター
大学卒業後、保育職に就き、保育園・幼稚園・障害児支援施設にて10年間勤務。2021年4月より、ベビーシッター業を開始。同時期に始めた育児ノウハウを紹介する(@denchan_family_)では、フォロワー数3.6万人越えの人気インスタグラマーに。プライベートでは6歳の長女、4歳の長男、2歳の二男を育てる。
駄々をこねる子どもが「最後の特別な遊び」で動き出す!
いくらプール遊びが楽しいとはいえ、切り上げ時は訪れるもの。もしもお子さんがなかなか次の行動に移れないときは、「最後に“特別な遊び”を取り入れると、子どもはすんなり動いてくれる」とでんちゃん先生は言います。
「家庭用プールなら『とっておきの遊びがあるんだけど、やってみる?』と、プールのお水を好きなだけ外に出していいゲームを提案してみてください。お手伝いが好きな子なら『プールの栓を抜くのを手伝って!』という声かけでもいいですね。大人と一緒に水を出したり、プールをひっくり返すなどの遊びであれば、大喜びでやってくれるかもしれませんよ」(でんちゃん先生)。
海や屋外プールなど公共の場であれば、「あれ? ママ、迷子になっちゃった」と言いながら、目的の場所まで子どもに連れて行ってもらうのも効果的! もっと小さな月齢の子なら、“たかいたかい”をして気をそらしながら移動すると、すんなりプールから出てくれることも多いとでんちゃん先生はアドバイスします。
おうちプールが何倍も盛り上がる!「年齢別プール遊び」とは?
家庭用プールはスペースも小さめですし、手持ちのおもちゃや同じ遊びでは飽きてしまうことも。そんなときは、でんちゃん先生が教える「年齢別プール遊び」を実践してみてはいかがですか?
「0~2歳の子どもは、足だけプールに入りながら“たかいたかい”を。3、4歳はビニールのボールを使って、ボールに当たらないように逃げる水の中のドッチボール。5、6歳の子どもは、水の中で手押し相撲がおすすめです。いろいろと遊びを紹介しましたが、僕の家では『親が一緒に入って楽しむ』ことを意識しています。なかなか大変かもしれませんが、短い時間でも、足だけでもママが一緒に入って全力で遊んであげることで、お子様はとても喜ぶと思いますよ!」(でんちゃん先生)。
また、「水が怖い」「水が嫌い」という子どもと一緒に入るときは、顔のパーツをフルーツに見立てて遊ぶ「ウォーターフルーツゲーム」がおすすめ。でんちゃん家では、ほっぺは「りんご」、あごは「バナナ」、おでこは「すいか」、口は「いちご」に見立てているそう。例えば、パパやママがお手本を見せながら「りんごさん(ほっぺ)、お水につけられるかな~?」と声をかけると、子どもは楽しみながら水慣れしていくと言います。
親として控えたい「プールや温泉から出ない子」に対する言動は?
「もっと遊びたい」「もうちょっとだけ」と粘る子どもに対して、どのような声かけをしていますか? でんちゃん先生は、「嫌ならずっと入ってなさい」など、やってほしいことと違う言葉をかけることは避けてほしいと説きます。
「親として避けたいのは、『嫌ならずっと入っていなさい!』など、本来の意図とは真逆の言葉をかけることです。子どもからしたらその言葉だけでは、ママの言葉の意図を読み取ることができません。次の行動に移してほしいときこそ『楽しそう~』と言いながら、一緒にプールや温泉に入って共感することが大切です。そして、そのあとに『ママ、おなかが空いてきたからご飯食べに行かない?』など、無理に一緒に入らなくても、次の活動(ご飯だったらご飯)の物や写真を言葉だけではなく、実際に見せたりするのがいいでしょう。思い通りにならないと感情的になってしまうこともあるとは思いますが、できるだけ『プールから出る理由』を伝えてあげた方が効果的です」(でんちゃん先生)。
子どもが思い通りに動いてくれないときこそ、まずはゆっくり深呼吸。楽しい気持ちを共有した後に、「プールから出る理由」をきちんと伝え、次の行動に促してあげたいですね。
でんちゃん先生のInstagramには、子育てのヒントがたくさん! 夏のお出かけ前に、魔法の声かけをチェックしてみてはいかがでしょうか。
取材・文/佐藤 文子