Benesse

オンラインショップ

会員登録

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 産後のお金・手続き
  4. 【専門家監修】夫婦仲と教育資金の微妙な関係!?

【専門家監修】夫婦仲と教育資金の微妙な関係!?


【記事監修】

ファイナンシャル・プランナー

畠中雅子 先生

Profile

マネーライターを経て、1992年にファイナンシャル・プランナーに。1男2女の母。実体験に基づくアドバイスに定評があり、新聞や雑誌など多数のメディアでの執筆や、セミナー講師など幅広く活躍。

夫婦仲と教育費って関係あるの?

 ファイナンシャルプランナーは、金銭面に焦点をあてつつ、相談者から求められるニーズに合わせたアドバイスをするのが、仕事上の役割です。そのため私はふだんから、お金以外の、たとえば精神面などのアドバイスは最小限にとどめるように気をつけていますが、教育資金づくりのアドバイスをしているときだけは、どうしてもお金以外で気になることがあるんですね。

 それは「夫婦仲がよければ、子どもが何人いても、教育資金の負担を乗り越えられるのでは」ということ。逆を言えば「夫婦仲が悪いと教育費が高額化しやすいのでは」と感じてしまうことです。

 このようなことを言うと「お金のアドバイスをする人から精神論を語られてもねえ」という反応が返ってきそうですが、教育資金の相談現場においては「夫婦仲がよいか、悪いか」が、「教育資金で無理をするか、しないか」の分岐点になると感じる機会が多いのです。

子どもの進学先選びに夫の学歴が関係!?

 実際、夫婦仲が悪いケースでは教育資金が高額化しやすい傾向があるのです。収入以上に背伸びをしてでも「絶対に中学から私立に通わせる」とか、「できれば私立小学校に通わせたい」など、家計のサイズを無視した行動を取りがちな奥さまが多いのです。

 たとえご主人が「おれの収入じゃあ、私立中学は無理なんじゃないか」と意見を述べても「子育てで苦労しているのは私なんだから、あなたは口を挟まないで!」などと、言い返す奥さまも少なくありません。中には「パパより少しでも偏差値の高い大学に受かってね!」「パパは○○大学卒で苦労しているから、あなたは最低でも○○大学に受かる努力をしてね」と、自分の人生の夢をお子さんにかなえてもらうがごとく、はっぱをかけるママも。これって、お子さんにとっては迷惑なことだと思いますし、ご主人を基準に考えても意味がないと思います。

 いっぽう夫婦仲がよいご家庭では、奥さまがご主人のアドバイスをきちんと受け入れています。お子さんの進路で無理しないだけでなく、身の丈に合わないほどの習い事をさせたりもしません。どんな習い事をさせるか夫婦で話し合って決めているケースが多いので、3つも4つもの習い事には歯止めがかかるのではないでしょうか。

 教育資金のかけ方で一番コワいのは「話合いができない夫婦の奥さまの暴走」だと私は捉えています。家計のサイズに合わないほど多くの習い事をさせたり、進学コースで無理をすると、そのツケは自分たちの老後に回ってくることを理解するようにしたいものです。

お金の話に最適な夫婦のコミュニケーション法は?

 奥さまが暴走しないために重要なのは、教育方針や教育資金のかけ方について、夫婦で話し合う機会を増やすこと。ただ「話し合えと言われても、お金の話をすると無口になる」とか「一方的に私が話すだけで、会話にならない」と感じる方もいるようです。中には夫婦でお金の話をすると本筋からずれていって、ケンカに発展してしまうことがあるかもしれませんね。

 そこで話し合いではうまくコミュニケーションがとれない場合は「メモ」を使ってみてはいかがでしょうか。自分の考えや希望などをメモに書き出した上で、ご主人に手渡すのです。

たとえば――
・○○を中学から私立に通わせたいと思っているけれど、それについて、あなたはどう思う?
・○○に○○の習い事をさせたい。これで、3つ目の習い事になるけれど、習わせてもかまわない?
・できれば○○小学校に通わせたいけれど、ウチの家計では難しいと思う?
・○○にはどんな習い事をさせるのがいいと思う?

――このように、質問形式で書き出すのがポイント。ご主人から返事をもらいたいからです。その際は、すぐに返事が来なくても、我慢強く待つ姿勢が大切。「できるだけ待つけれど、必ず考えて返事をちょうだいね」とも伝えておくといいでしょう。

教育資金が途中で底をつかないための心得

 教育資金準備をマラソンに例えると、お子さんが小さいときはまだ10キロ付近にも差しかかっていないような気がします。大学を卒業するころ、ようやく40キロを過ぎて、ゴールが近づいてくるといった感じでしょうか。つまり10キロ付近で力を使いすぎてしまうと、ゴールを意識するころには、教育資金が底を突いてしまう可能性があると思います。

 大学を卒業するまでに長い時間がかかることと、お子さんが小さいときにしか、まとまった教育資金を貯められない現実はしっかり意識しておきましょう。その上でご主人と進学コースなどについて、じっくり話し合う機会をぜひとも設けてほしいと思います。夫婦仲がよければ、必ず乗り越えられるのですから。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

初回公開日 2015/10/27

育児中におススメの本・アプリ

最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。

Amazonで購入

アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。

ダウンロード(無料)

赤ちゃん・育児

更新

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。