Benesse

オンラインショップ

会員登録

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 【医師監修】ママが風邪をひいたとき、授乳は?薬は?育児はどうする?

【医師監修】ママが風邪をひいたとき、授乳は?薬は?育児はどうする?

東京大学医学部小児科、都立府中病院小児科、日本赤十字社医療センター小児科などを経て、1996年に神奈川県川崎市にて「かたおか小児科クリニック」を開設。
NPO法人「VPDを知って子どもを守ろうの会」理事。

【記事監修】

【小児科医】片岡正 先生

かたおか小児科クリニック

Profile

ママが風邪をひいたとき、授乳は?薬は?育児はどうする?

 お子さんが小さいときほど、ママは睡眠不足などの育児疲れから抵抗力が落ち、風邪をひきやすくなります。お母さんが風邪をひいたとき、まず最初に気にされるのが「授乳」についてではないでしょうか。

 母乳をあげると風邪が赤ちゃんにうつるのではないか、薬を飲んだら母乳は与えてはいけないのか、ミルクを嫌がる子にはどうしたらいいのか、など気になる疑問や不安がたくさんあると思います。

 結論から言うと、風邪のウイルスが母乳を通じて赤ちゃんにうつるということはありません。それどころか、風邪の免疫がお母さんの体内でつくられ次第、母乳から赤ちゃんに移行して、赤ちゃんにもその風邪に対する抵抗力がつきます。もしお母さんから赤ちゃんに風邪がうつっても、症状が軽くすんだり治りやすくなるのです。

 ですから風邪をひいたときも、お母さん自身が授乳がつらいのでなければ、いつもどおり母乳をあげてください。ただし、赤ちゃんを抱っこしながらくしゃみを連発すると、すぐに赤ちゃんに風邪がうつってしまいますので、必ずマスクをつけるようにしましょう。

母乳のときの薬の服用の注意点

 母乳をあげている場合、もう一つ気になるのが薬の服用です。コラム「小児科医に聞く!子どもが風邪をひいたときのホームケア」でも説明しましたが、風邪とはいろいろな病原体が鼻やのどなどに取りついて起こるさまざまな症状で、現在はまだ風邪を治す薬はありません。薬は症状を抑えるだけで、風邪の治りが早くなることもありませんから、飲まなくてすむなら薬は使わないことをおすすめします。ただし、鎮痛剤や解熱剤は我慢しすぎないこと。頭痛がひどかったり熱があって体がつらいときは我慢せずに、鎮痛剤や解熱剤を使って症状を抑えてください。

 市販の薬にはさまざまな成分が入っています。薬の成分が母乳に含まれるのはわずかな量ですが、赤ちゃんの体に影響する可能性がないとは言いきれません。市販薬を安易に飲むことは避け、病院に行って母乳をあげていることを医師に伝え、飲んでも大丈夫な薬をもらうようにしましょう。

 インフルエンザの場合は、風邪と違って抗インフルエンザ薬で治すことができます。抗インフルエンザ薬はタミフルやリレンザが一般的ですが、これらはお母さんが飲んで母乳をあげても赤ちゃんに影響がないことが確認されています。インフルエンザのときは薬を飲んで、早くしっかり治すようにしましょう。

 漢方薬は安全と思っている方が多いですが、薬によっては体調不良を引き起こすことがあります。個人の体質や症状に合わせて専門医が処方することで最も効果が出るものですから、これも自己判断で飲んだりせずに処方してもらうと安心です。

風邪をうつさないための注意点と早く治るために

 同じ家に住んでいれば、家族に病気がうつるのはある程度しかたありません。
とはいえ、家族全員がダウンしたら大変です。家族間でうつし合わないように気をつけることが大切です。

 風邪がうつる原因はとしては、飛沫(ひまつ)感染が最も多いでしょう。くしゃみや鼻水にはたくさんのウィルスや菌が含まれています。風邪をひいたら部屋の中でも常にマスクをつけるようにしましょう。

 赤ちゃんのお世話をするときには、いつも以上に手指の消毒をしっかり行い
離乳食などは「ふーふー」とお母さんの息で冷ましたりしないように注意してください。

 風邪のウィルスや菌は乾燥している環境で活発になりますから、加湿器などで部屋の湿度を50〜60%前後に保つといいでしょう。

 また、風邪から早く回復するためには、できるだけ睡眠をしっかり取ることが大切です。可能であれば、旦那さんや実家のお母さん、義理のお母さんなどに赤ちゃんのお世話をお願いし、その時間はゆっくり眠れるようにしておくと回復が早くなります。

 日ごろから、お母さんが病気でふせったときにはどう対応するか、子どもの世話をどうするかなど、ご夫婦やご家族で相談しておくと安心ですね。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

初回公開日 2016/01/05

育児中におススメの本・アプリ

最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。

Amazonで購入

アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。

ダウンロード(無料)

赤ちゃん・育児

更新

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。