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食べない、落ち着かない、遊びだす...年齢別★食の悩みと自立の進め方


【9~11カ月ころ】手指の発達とともに食べる意欲が育つ時期

 食べることの自立は、手指が使えるようにサポートしながら、自分で食べる楽しさやおいしさを経験させることで発達します。そのためには、食事中は口うるさく言ったりしかったりしないようにしましょう。

 また「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつはしつけの第一歩です。5〜6カ月の離乳食の開始から、ママやパパがあいさつしてマナーの見本を見せるようにしたいですね。

 9~11カ月ころになると手指が発達してつかみ食べができるようになります。自分で食べたい意欲もでてきて遊び食べが始まることも。

 食べ物をにぎりつぶして遊んだりすることがありますが、しかったりせずに、食べる感覚が育つレッスン期だと思って、下にシートを敷いてママやパパのストレスにならないようにしましょう。赤ちゃんの食べる意欲が育つ大事な経験です。

 まだ片手で器を持てないので、スプーンを持っていないほうの手は器を押さえるように、ママやパパが手を添えてあげましょう。そのほうがスプーンですくいやすくなります。

 両方の手で器を持って食べ物を口に入れようとするときは、コップと同じで、いっきに食べ物が口に入ってこぼれたりむせたりしますので、ママやパパが器に手を添えてひと口の量が口に入るように調整してあげましょう。だんだんとうまく口に入る量が調整できるようになりますから、様子をみながら手を貸すようにするとよいと思います。

【1才ころ~】かんしゃくを起こす気持ちをわかってあげて

 1才を過ぎると自我がでてきて、自分で食べたいのにうまく食べられずにかんしゃくを起こすことがあります。ママやパパは大変ですが、自分で食べたい気持ちをわかってあげて、落ち着いて食べさせましょう。

 テーブルから離れてフラフラと歩き回ったり、おもちゃで遊んでは食べるなどの遊び食べが多いときは、食事の前後の習慣を振り返ってみることも大切です。

 食事までの間におやつや牛乳を与えすぎていないか、外遊びが不足していておなかがすいていないのではないか、食事の量が多くておなかいっぱいになったから歩き回るのかなど、赤ちゃんの様子を観察しながら考えてみましょう。
食事中はテレビをつけない、おもちゃは見えるところに置いておかないなど、食事に集中できるようにすることも大切です。

 クレヨンをにぎってなぐり描きができるようになるとスプーンが使えます。ママやパパが子どもの横に座って手のひら全体でスプーンをにぎり、食べ物をすくって見せてあげましょう。子どもが持ったスプーンの上に食べ物をのせてママやパパが手を添え、自分で食べた気にさせることも意欲につながります。

【菅野先生の幼児教室では】
 教室では大きな食卓をみんなで囲み、顔を見ながら食事をします。そういうことが楽しいのでしょうね。1才の子どもでも立ち歩いたままで食べることはしません。お尻が落ち着かない子は、その隣に先生が座り、声をかけていきます。椅子から立ち上がり、もう食事に気持ちが向かなくなったら「ごちそうさま」をさせて切り上げています。

【1才半~2才ころ】少しずつ食器を使えるようにリードを

 親指・人さし指・中指の3本を使ったにぎり持ちで、スプーンを使うことができるようになります。2才以降になるとえんぴつ持ちでスプーンが持てるようになります。
 もしスプーンを持ちたがらない場合は、紙を破いたりなぐり描きや粘土などで遊んで、手指の発達を促してみましょう。

 茶碗は親指を茶碗のふちにかけ、残りの指をそろえて茶碗の下を持ちます。持ち方を覚えさせるときは、「さあ、握手!」と言って、ママ(パパ)と子どもで、スプーンを持っていない手で握手をします。そのままママ(パパ)の手をはずし、そこに茶碗をスポッといれるとうまく持てます。ちゃんと茶碗が持てたら「かっこいいね」とママやパパも持って見せましょう。

 2才過ぎるとスプーンと茶碗の両方を持って食べることができるようになります。

【菅野先生の幼児教室では】
 教室では先生も一緒に食卓につき、食べ方のお手本になるようにしています。子どもたちはよく見ています。正しく器を持つと食べやすいし、きれいに食べられることを伝えて、「ピッカピカになったね」と食べたあとの器を見て認めてあげます。だれかがほめられるとほかの子も刺激を受けてよく食べます。

 食器をうまく使えるかどうかは個人差が大きく、両手を降ろしたまま食べさせてくれるのを待つ2才児さんもいました。指の力が弱い、動きが滑らかでない子には、手先を使う遊びをたくさんさせて手指の力をつけるようにしています。実はいたずらをたくさんしている子ほど、手指がよく動くんです(笑)。



菅野満喜子 先生
台所のある幼児教室「こんぺいと」代表

幼稚園教諭、出版社を経て「グループこんぺいと」を設立。東京都世田谷区等々力に「台所のある幼児教室」を設け、子ども料理の指導、遊び・しつけ・子どもの食育など講演・執筆など、幼児と保護者・保育者対象に仕事をする。CSTV食育番組「おやこでクッキング」監修。 グループこんぺいと編著「あそびからはじめる食育」(メイト)「食育なんでもQ&Aセレクト41」(黎明書房)「すぐちょこシアター」(学陽書房)「怒らないしつけのコツ」(学陽書房)他多数。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

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