ワーママ最強の武器になる! 今日から実践するセルフブランディング
あなたも、無意識のうちにセルフブランディングしている!
自分の強みって何? 自分をどう見せていけばいいの?――そんな悩みを抱えるワーママに、「セルフブランディングを実践すれば、もっと働きやすくなります!」と、広告業界で長年企業ブランディングに取り組んできた思考家・白土謙二先生がアドバイスしてくれました。
2016年3月に開催され、大好評を博したイベント「ベネッセ共催 立教大学公開講座 育休復帰準備完璧1Day講座」において、「セルフブランディングのススメ」と題した白土謙二先生の講座内容の一部をご紹介します!
「どの企業も、企業の在り方をよりよく見せるために、自社のブランディングに力を入れています。でも、『わたし』のブランディングとなるとどうでしょう? 私にはブランディングなんて関係ない、と思っている人も多いかもしれませんね。
では、ここで質問です。皆さんは服を買うとき、お店の中で目をつぶって当てずっぽうで選んでいますか? ...そんな人はいませんよね。サイズや着心地、そして自分のイメージに合うかどうか、あれこれ考えて選んでいると思います。皆さんは意識していないかもしれませんが、『あれじゃなくて、これ』というものさしで、いわば自分のイメージを強化するために服を選んでいる。服を買うことは、すなわち一つのブランディングでもあるんです。まずは、そこを意識してみてください。」
自分って何者? よく知り、もっとアピールしていこう
「さて、ここで、自分を知るための3つの質問をします。
1 “じぶん”は、どんな人(人柄)?
2 “じぶん”のよいところは?
3 “じぶん”が大切にしたい人は?
どうでしょうか? 意外と自分のことについて書き出すのは難しいことに気づきませんか。多面的に、より客観的に自分自身を知るには、「自分は何を考えているのか」について、頭に浮かんだことをなんでもたくさん書き出して、あとでゆっくり考えながら選んでみることが大切です。おすすめは、大きなA3サイズの用紙に書き出すこと。小さな紙では思考が制限されてしまいますから。
とくに皆さんは出産を経験されて、『私はこう思う』『私にはこれが必要!』という確固たる考えや、社会に対する疑問なども生まれたのではないでしょうか。それらは皆さんにとっての最大の強みです。ぜひそこを基盤にしてブランディングを考えていただきたいと思います。
そして『私はこういう人で、これを大切に生きていきます』ということが決まったら、言葉や行動、態度で示していきます。その積み重ねが自分のイメージになり、ブランディングになるのです。」
自分を伝えるには、相手を知ることも大切!
「また、自分のことを『こんな人間です』と伝えるには、『受け手であるあの人はどんな人?』ということも明確にすることが大切です。前述の1~3について、『じぶん』を『相手』に置き換えて考えてみてください。相手についてより深く考えることで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。
相手に伝えるには、必ずしも話し上手である必要はありません。トップセールスマンの営業の様子を見てみると、聞き役に回り、相手の話をしっかり聞き、求められていることが何かを察知して信頼を獲得しています。『自分の人柄を大切に・内容を1つに絞って・相手のことを考えて・相手の話を聞きながら』が、コミュニケーションの最も大切なポイント。これらに気を配りながら、セルフブランディングを実践してみてください!」
※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。