子ども連れのお出かけがラク&おトクに!「子育て支援パスポート」
赤ちゃんとのお出かけって、何かと大変ですよね。おむつ替えや授乳スペースを探すにもひと苦労...。
「もっと安心してお出かけができたらな...」と思っているママ・パパに、ぜひ知ってほしいのが「子育て支援パスポート」。子育てファミリーを対象に、自治体が発行してくれる"パスポート"のことで、これを持っていると、協賛するお店で粉ミルクのお湯をもらえたり、おむつ替えや授乳スペースを提供してもらえたりと、ママ・パパにやさしいサービスが受けられるんです!
赤ちゃんとのお出かけがラクになるだけではなく、銀行でのローン金利優遇、レンタカー店でのチャイルドシートのレンタル無料、ドラッグストアでのポイント付加など、おトクなサービスまで!
実はこの「子育て支援パスポート」、かつては一部を除き、発行元の自治体でしか使えませんでした。それが、2016年4月から全国共通展開がスタート!
現在、東京都や大阪府を含む46都道府県が参加。2017年4月には、全国どこでも使えるようになります。全国共通の目印"コソダテマーク"を掲げているお店で、利用することができます。
「子育て支援パスポート」は、もともとは各自治体で始まった事業なので、自治体によって対象となる子どもの年齢、妊婦も対象に含まれるかどうか、協賛店舗の数、受けられるサービスの内容が異なります。事前に確認しておくことをおすすめします!
☆各都道府県の詳しいサービス内容はこちらをCHECK!
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/passport.html
子育て支援パスポートで受けられる都道府県や企業のすごいサービス
自治体を中心に、企業も巻き込んでオリジナリティあふれるサービスを展開する「子育て支援パスポート事業」。なかでも積極的な取り組みで話題の自治体、企業を紹介しましょう。

京都府では、パスポートそのもの、もしくはデジタル機器で表示した画面を見せれば、協賛店舗で割引や優待などのサービスを利用できます。
協賛店舗は約3500で、専用アプリ「まもっぷ」で簡単に検索することができます。アプリはGPS機能つきで、現在地から地図でお店をすぐに見つけられて便利!
ユニークなサービスの一例として、「京都サンガF.C.」や女子プロ野球「京都フローラ」の主催試合を特別料金で観戦することができます。ほかにも、博物館の入場料割引、府内「ローソン」店舗でミルクのお湯の提供を受けられるなど、さまざまなサービスがあります。
詳しいサービスの内容は、 http://mamop.jp/ で確認を!
埼玉県は協賛店舗数が日本一!

埼玉県の協賛店舗数は、2016年12月末時点でなんと2万1033!
埼玉県内で対象となるファミリーの子育て支援パスポート(埼玉県では「パパ・ママ応援ショップ優待カード」と呼んでいます)所持率は約95%!! そのうちの6割以上のファミリーが「月に1回以上使っている」というから驚きです。また、16年9月からは、子どもが3人以上いる世帯を対象にした「多子世帯応援ショップ」も開始して、さらにパワーアップ!
「パパ・ママ応援ショップ」のサービスの一例として、西武プリンスドームでのプロ野球・埼玉西武ライオンズの主催試合を割引価格で観戦できます。また、Caféレストラン「ガスト」では、食事注文時に限りドリンクバーが無料に(家族5名まで、第3日曜日のみ実施)。
詳しいサービスの内容は、http://www.saitama-support.jp/ でチェックを。
マクドナルドではハッピーセットが特別価格に!

ハンバーガーなどが楽しめるファストフード・チェーンの「マクドナルド」では、子育て支援パスポートの提示で、おもちゃなどがもらえる子ども向けの「ハッピーセット」チーズバーガーセット(通常税込み490円)を、特別価格(税込み390円)で提供。一部店舗(神奈川県内の店舗は2017年4月1日より開始)を除く全国で実施しています。お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるおうちは要チェックですね!
詳しいサービスの内容は、http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2016/csr/csr1025a.html へ。
16年4月から全国共通展開が始まり、協賛する企業、お店もどんどん増えています。旅行先や帰省先でも使えるので、まだ「子育て支援パスポート」を持っていないママ・パパは、早めに手に入れましょう!
パスポートの発行方法ですが、多くは母子健康手帳の交付時や出生届の提出時に配布されたり、自治体のホームページや往復はがきで登録を受けつけていたりします。パスポートの形態も、カード、冊子、デジタルとさまざま。3人以上子どもがいる世帯向けに、さらにおトクなサービスを行っている自治体もあります。
「子育て支援パスポート」は、協賛してくれる店舗や企業の応援あってのもの。全国展開していない店舗や、予告なくサービス内容が変更になっていることもあるので、事前にしっかり確認することをおすすめします。子育てファミリーを応援したいという街のみなさんの思いを受け取って、気持ちよく使いたいもの。おトクな「子育て支援パスポート」を、賢く活用しましょう!(取材・文/ひよこクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。