【5人のママ・整理収納アドバイザーが提案】子どもが自分から片づけたくなる収納の仕組みづくり
子どもにお片づけしてほしい時、皆さんはどんな工夫をしていますか?
15年片づけの仕事をしてきた筆者が感じているのは、生まれながらに片づけが苦手な子どもはほとんどいない!ということ。どんな子どもも「どうやってやるのかな?」と見よう見まねで色々なことを習得していきますよね。
片づけだって同じこと!
片づけって楽しい!やるといいことがある!と感じれば、どんどんやる子になります。
そこで今回は、一番わかりやすく、子ども自身が片づけたくなる方法をご紹介します!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
見た目(視覚)に訴えかけるのがイチバン!
子どもに片づけをしてもらいたいと考えたら、まずはわかりやすく定位置を決めること。
その時に大切なのは「パッと見でわかりやすいこと」
どこに置けばいいのかな?と迷ってしまうようでは、定位置としてはNGです。
見ただけでわかるような、収納の仕組みづくりをするようにしましょう。
見ただけでわかりやすい収納のポイントは…
●いつも同じ場所に同じモノを収納する
●しまうモノの色や形に合わせた収納にする
●ラベルを貼って収納場所をはっきりさせる
形や色なら子どもでも早く判断できる
モノの定位置を伝えようとした時、活用してほしいのが形や色です。
一般的に、図形や色の方が、文字よりも情報を伝える力が強いと言われています。
この感覚をうまく利用すると、子どもにもわかりやすい収納を作れます。
例えば10枠の仕切りBOXを使って、「1枠に1個しまうんだよ」と伝えていくと、10個しか入れられないと肌感覚でわかってきます。
また「丸い枠には丸」「四角い枠には四角」をしまおうと思うのも、自然な感覚です。
色は形よりさらに素早く区別することができる
わかりやすい収納を作るなら、色を活用しない手はありません。
例えばDVDのケースとDVDディスクを、ちゃんと元通りにしまってほしいと思ったら、ケースの外側と内側とディスクに同じ色のシールを貼ってみましょう。
子どもでも「赤には赤」「青には青」、おんなじだからあってる!と認識できます。
また子どもが何人もいるお家では、一人一人にテーマカラーを決めると、自分のモノを自分の場所に戻してくれます♪
写真を使ったラベルならもっとわかりやすい
もう一段階手を加えるなら、写真を使ってラベルを作り、定位置を明確にする方法があります。
先述の仕切りBOXの枠の中に、それぞれ枠の底にしまうアイテムの写真を貼り付けてみます。
子どもも「おんなじ!」「ぴったり!」って気持ちいいという感覚があるので、その気持ちをくすぐるような仕組みです♪
写真を使ったラベルは、文字が読めなくてもここに何をしまうか明確にできるので、色々な場面で活用できます!
人間は視覚優位で暮らしているので、パッと見てわかりやすい収納にするのはとても効果的!
大人も子どももわかりやすくて、つい戻したくなるような仕組みづくりを取り入れてみてくださいね。
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)