片付けでこまっている人必見!お悩みNo1「子ども部屋が散らかる」を解決する2つの収納術【子ども5人の整理収納アドバイザー】


子どもが自分で片づけをしてくれたら、どんなにラクだろう〜と思うことってありますよね。
筆者は子ども5人の片づけのプロですが、片づけられなくて困っているお客さまから一番いただく質問が子ども部屋の収納について。
今回は、これまで筆者宅やお客さま宅で実践してきた「子ども部屋収納術」について、特に有効だった「吊るす」と「転がす」収納術をご紹介します。
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
一番大切なのはわかりやすい仕組みづくり
子どもの収納で大切なのは「わかりやすい」「出し入れしやすい」仕組みになっていること。
子どもにとってわかりやすい収納とはどんな状態でしょう?
それは、①場所がいつも決まっている ②パッとみてわかる 状態です。
次に出し入れしやすい収納にするには、どうするのがよいでしょう?
ポイントは、①子どもの身長に合った高さ ②片手で簡単に取り出せる 収納です。
この4つを意識して、収納の場所や方法を決めてみましょう!
簡単にしまうなら一目瞭然の吊るす収納
フックやハンガーを使った吊るす収納は、しまうモノが丸見えの状態なので、子どもでもどこにあるか?が一目瞭然です。
フックなどを取り付けるときには、子どもの目線の高さを意識して設置しましょう。
目について手が届きやすい位置にするのがポイントです。
また戻すときにもわかりやすいように、フックにラベルを付ける、ハンガーに色を付けるなどの工夫もおすすめです。
おすすめの吊るす収納
●無印良品 壁に付けられる家具フック/オーク材突板
●ニトリ 高さ調節ドアハンガー
●tower ランドセル&リュックハンガー2段
楽しくしまえる仕組みなら転がす収納
キャスター付きの収納を使うのも、子どもにとっては出し入れしやすい仕組みと言えます。
また転がす動作は楽しい動作でもあるので、後片づけというつまらない作業も遊びの延長で行えます。
おもちゃ箱・習い事の道具・パジャマなど、ジャンルごとに箱を分けて、キャスターをつけて、押し入れの下段やベッドの下などに収納してみましょう。
そのとき、箱にはしっかりと中身のラベルを貼りましょう。
おすすめの転がす収納
●無印良品 ポリプロピレン収納ボックス+ポリプロピレン収納ケース用キャスター
●ニトリ Nインボックス+Nインボックス共通キャスター4個セット
●IKEA RÅSHULT ロースフルト
収納スペースはきっちり同じように分ける
兄弟姉妹で同じ部屋を使うときは、フックの数も箱の数も、できるだけ同じだけ用意するようにしましょう。
色分けなどをすると、より「自分の場所」という意識が芽生えて効果的です。
ただし、フックや使う棚の高さは、成長に合わせて変えていけるとベスト。
収納は子どもの成長に合わせて変化していくもの。
一度場所や収納方法を決めても、一生そのままでいいわけではありません。
子どもの成長に合わせて、収納も成長させていってください。
そして毎日の生活の中で、自然と上手なものとの付き合い方や片づけを身につけられるようにしていきましょう!
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)