【俳優・敦士】2人目育児がスタート!息子の幼児ならではの切れ味鋭い質問にタジタジな僕
2022年6月、46才で第2子が誕生した俳優、敦士さん。かつて人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」での体当たりのパフォーマンスが話題となった熱血パパです。この連載では、妻でモデルの結花子さんの妊娠・出産と、2人目育児のアレコレを夫目線・パパ目線で語ってもらいます!
「俳優:敦士 46才で2児の父になりました」第11回
「助け合って、とにかく楽しもう!」と夫婦で誓い合いました
2022年に生まれた娘も7カ月。今回は、娘が生まれて、うちに帰って来たときのお話です。
退院当日は息子と2人でお迎えに行きました。息子は出産にも立ち会いましたし、生まれてから何度かは短時間でも会えていたので、落ち着きを取り戻したというか、生まれたての人間に慣れた様子でした。
「いつしゃべるの?」「一緒に遊べるのは、いつなの?」「いつお菓子食べるの?」と、期待値高め&切れ味鋭い質問は飛んできましたけど。
きっと赤ちゃんが一気に成長して、すぐに遊べる存在になると思ってたんでしょうね(笑)。息子よ、申し訳ないがそういうのは、しばらく無理だ。
でも、そりゃそうか。自分の成長は自分で覚えてないもんね。
さぁ、家に到着。まずは、今か今かと会うのを楽しみにしていた、妻の母親に抱っこしてもらいました。6人目の孫を満面の笑みで抱いてくれました。
2匹の愛猫たちも不思議そうに、そして慎重に、いつでも逃げられる体勢で娘を確認しに来ていました。また、うちに変なのが仲間入りしたぞ!くらいの気持ちだったのかな。でも敵ではないとすぐにわかったのか、布団の近くで添い寝もしてくれたりと、今ではやさしいお姉ちゃんです。
生まれたての小さな小さな家族ですが、一瞬にして家の中が一段とにぎやかになった感じでした。うちに新しい光が入った瞬間でした。
そして、久しぶりに"一"からの子育てスタートです。今回は息子も育てながらの生活。僕ら夫婦が経験したことのない未知の領域です。これからどうなることやら。
確実にバタバタすることは容易に想像できましたね。なので、夫婦で「助け合って、とにかく楽しもうぜ!」と誓い合いました。
パパ歴5年のはずが、沐浴で顔ボチャからのギャン泣きにテンパる!
さぁ、まずは思い出し作業の連続です。沐浴やおむつ替えのしかた、母乳やミルクのタイミング…まぁ1度経験してましたから、前回よりは慣れるまでの時間はかかりませんでしたが、忘れてるもんですね。
とくに沐浴は、あまりにもきゃしゃな体をどうやって支えて、どうやって洗っていたのか、まったく覚えていなくて、怖かったですねぇ。
「いやいや、できると思うよ」って自信満々でやってみたら、娘の顔が水中に潜ってギャン泣き!
背中を洗うにも、グニャグニャの娘を裏返してどうやって支えたらいいのか、長男のときはどうしていたかもわからない。そうこうしてるうちに、また顔が潜水してるし…。
いやぁ、かなりテンパりましたね。あのときは自分のできなさ加減にビビりました。そこで、妻の母親に一から教えてもらったんです。その手際のよさといったら、“さすが”のひと言でした。経験値が違います。職人技です。救世主です。
3回くらい経験し、なんとかいけるってところまで上達、というか慣れましたね。また新米パパ誕生って感じでした。
5年前、息子が新生児のときの写真や動画を夫婦で見ながら、「あのときはこうだったね」「やっぱり男の子の体のほうがガッチリしてるね」と思い出しながら、比べながら、懐かしみながら、少しずつ少しずつ感覚を取り戻していく未熟な親2人です。
男女の違いを感じる日々。でも、わが家では相変わらず妻にしかできないことが。それは…?
女の子を育てるのは初めてで、僕が男の子との違いを感じたのは、まずは体格のこと。
息子は特別大きくてガッチリ体形なので、肩幅や、胸の厚みを比べるとかなり違っていました。娘はきゃしゃで、あぁ、女の子って感じました。
あと感じた違いは、しぐさですかねぇ。
寝返りをうてるようになったころかな。手を自分の胸の前で合わせるようなしぐさが、もうめちゃめちゃかわいくて。親父はキュンキュンしましたね!
全力で子育てをしていますが、2人目だからか、経験済みなことは気分的にラクですね。息子のときは、身体を洗う洗剤、保湿クリーム、洗濯洗剤、粉ミルクなどなど、購入前に“いいものを!”と調べていろいろ神経質になっていたことも、今回は「これだけ用意しとけば大丈夫でしょ」ってなれるんですよね。
子どもを育てることに自信があるわけではないんだけど、いい意味で勝手がわかってきたというか、手抜きができるようになっています。親も子どもと一緒に成長しているんだと思います。
あっ!これだけは言っておきたい。2人で育てていますが、相変わらず妻にしかできないこともあります。
授乳はもちろん。それに加えて息子もそうでしたが、娘もあるときから、眠くてギャン泣きのときは、母親の抱っこでしか落ち着かないという時期がありました。僕があらゆる手を使ってあやしても全然泣きやまなかったのに、妻が抱いた瞬間、ホントに渡した瞬間にピタッと泣きやむんですよ!
父親としてはなんだか切なくなります。そして、そのときの妻の“どうだ!”と勝ち誇った顔。
苦笑いするしかありませんね。母親は絶大なパワースポットなんでしょうね。
久しぶりに、不慣れながらも改めて感じたこと。それは“子育てはおもしろい!やりがいがある!”ということです。
しかし、たいへん!
本当にいろいろあります。あせります、ビビります、テンパります!でも子どもの成長の一瞬一瞬、いろいろな行動、無邪気な表情がそれをかき消してくれるんです。
これからも、全力で子育てです!
文/敦士さん 構成/たまごクラブ編集部
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敦士(あつし)
PROFILE
1976年生まれ。岐阜県出身。モデルとして活動していたが2010年にフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」新メンバーに選出。その後、俳優・モデルとして活動中。東海テレビ「スイッチ!」金曜ロケ企画(昭和すいっち)、仙台放送「あらあらかしこ」、tvk 「LOVEかわさき」などレギュラー番組多数。2012年にモデルの結花子と結婚。舞台、LUCKUP produce『INDESINENCE Case:Beautiful Vermilion Ways』大伴倍傳役 2023年2月22日(水)~26日(日)全8ステージに出演予定。