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5人のパパつるの剛士。幼稚園教諭資格・保育士資格を取得。今の育児どう思う?

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6才〜18才まで二男三女・5人のパパであるタレントのつるの剛士さん(47)。昨年、幼稚園教諭資格と保育士資格を取得したことも話題になりました。2018年、2019年、2020年と「たまひよ理想のパパランキング」で3年連続1位だったつるのさん。子育て経験も長いパパとしてのつるのさんに、自身の子育てのことと保育士の学びとの違いや、これからの子どもたちの未来について考えていることを聞きました。

コロナ禍にオンライン授業で学業に専念

――2020年に通信制短期大学に入学し、2022年には幼稚園教諭資格・保育士資格を取得したつるのさん。資格取得の理由を教えてください。

つるのさん(以下敬称略) 人生100年時代といわれる中で、自分はもうすぐ50才。これからどうしようかな、と漠然と考えていました。30年近い芸能生活を振り返ると、ウルトラマンをやったり、子ども番組や子育て番組に出演したり・・・子どもに携わる仕事をたくさんさせてもらい、子どもの育ちにかかわる専門家の知り合いもたくさんできました。子どもが5人いて、育児休業も取った自分が、社会に対してできるのは子どもに関する何かだなと考え、保育士の資格取得をめざして専門的に学んでみようと思ったのが2019年です。

――2020年の4月から、芸能活動をしながら学生生活も並行されたということでしょうか?

つるの そうです。1年ぐらい考えていて、さあ、やっぱり大学に行こう!と、2020年の入試シーズンに入学願書を出したら、世の中は新型コロナウイルスの感染が拡大する状況になってしまいました。歌手活動などの仕事がストップした部分もありましたが、それを前向きに捉えて学業に専念することに。入学式もできず、授業は急きょオンラインがメインになりましたが、それでも授業の内容はどれも新鮮でとてもおもしろかったです。子どもの成長や発達のこと、栄養分野、心理学分野、憲法や社会制度のこと・・・「保育士さんってこんなに勉強するんだ!」と驚くほどいろんな分野の内容を学びました。

授業の中でも子どもとのかかわり方については、これまで自分が子育てしてきた経験で役立ったこともあったけれど、人の子どもを預かって育てることとの違いもよくわかりました。運よく、わが家の5番目の二男が4才くらいだったので、授業で学んだことをすぐ家で実践したりしました。実技ができてしまった感じで、助かりましたね。彼はある意味、リアルな先生でした。

子どもたちとギターで歌う実習は、いちばんの思い出

――学生生活で楽しかったことはどんなことでしたか?

つるの 僕は19才で芸能界に入り、キャンパスライフを経験したことがなかったから、コロナが少し落ち着いてから同級生の子たちとお弁当を食べたり、電車に乗って通学したり、そういう当たり前のような学生生活がすごく新鮮で楽しかったです。

あとは、幼稚園での実習ですね。ちょうど第5波が落ち着いたころに、幼稚園で1カ月実習を受けることができました。子どもたちの成長を見守れることがうれしかったですし、僕がギターを弾いて一緒に歌を歌うのをすごく喜んでくれて。保育士の実技試験はピアノ、ギター、アコーディオンから選ぶので、僕はギターで実習したんです。子どもたちは普段はピアノのほうが見慣れているから、ギターにすごく興味津々でした。ギターなら演奏して歌いながらあちこち動き回れるのも楽しいですよね。あまりにも子どもたちがギターが好きになってくれたので、実習が終わるときに1本プレゼントとして幼稚園に置いてきました(笑)

――パパとしての子育ての経験と、保育現場で子どもたちとの実習を通して、違いを感じたことはどんなことですか?

つるの やはり“ねらい”を持ってかかわることですね。自分の子どもたちには、家族でアウトドアを楽しみながら自然の大切さを教えたりはしてきましたが、保育現場ではたくさんの子どもたちの個性を見ながら、“ねらい”を持ってかかわらないといけないんです。小学校みたいに授業があるわけではないので、乳幼児期の教育は、遊びの中にそれらの要素を盛り込むんです。たとえば鬼ごっこをするにしても、「判断力や瞬発力を養う」とか「コミュニケーションをとり協調性を養う」とか、先生たちはそういった“ねらい”の計画を立てます。

自分の子育て中はもちろんそんな専門知識はありませんから、子どもたちが保育園から持ち帰った作品を「へえ〜、かわいいな」くらいにしか見ていなかったけれども、保育士の資格を取ってからは、どんな材料を使うかや画用紙の質などを見ると、先生がどんなねらいを持ちながら、その遊びなどをしたのかといった裏側も見えるようになりました。
さらに、子どもとかかわるには、彼らを信じて見守ることが大切だとわかりました。

――見守る、とはどういうことでしょうか?

つるの 子どもを1人の人間として尊重してかかわるということです。子どもたちの行動を見ていると、いろんなことに手出ししたくなることがありますよね。「危ないからやめなさい」とか「こうすると上手にできるよ」とかね。でも、今この子はどんな考えを持ってるか、どうしてこれをするのか、と子どもの意思を尊重してみて、「一歩引いて見守ろう」「危なくない環境を整えよう」「危険は察知してすぐ動けるようにしよう」といったかかわりをすることです。

地域や社会のひずみが、悲しい事件につながっていると感じる

――園の先生たちはそんなことを常に考えながらたくさんの子どもにかかわっているんですね。

つるの 親として自分の子どもを預かってもらっているときには、「先生たちって大変そうだな、ありがたいな」と思ってはいましたが、実習生として現場に行ってみて、先生たちが想像以上にきめこまかに配慮して動いているのがよくわかりました。そこがなかなか世の中に気づいてもらえないところだと思います。

乳幼児期は、人格形成の基礎になる大切な時期です。そこに携わる専門家の皆さんの社会的価値をもっと広く知ってほしいし、理解してほしいし、評価されるべきだと思います。子どもたちの未来を育てる保育業界に、もっとスポットが当たるよう、自分の立場を生かして発信をしていきたいとも思っています。ただ、そのためにはもう少し学びも重ねる必要があるので、4月からは大学に編入して心理学を学ぶつもりです。あとは、幼児教育の現場で経験を積みたいという計画もあります。


――保育園での虐待などの悲しいニュースが続いています。どんなふうに受け止めていますか?

つるの すごく胸が痛くなりますが・・・氷山の一角という気もします。保育や幼児教育の現場は個人情報などの守秘義務があるからこそ閉鎖的な面もあるので、社会問題になったときは注目されますが、実はあちこちですでに起きていることじゃないかと思っています。そして保育園の中だけの問題ではなくて、家庭や地域や社会のひずみから、あんな悲しい事件につながってしまっているんだと思います。

社会みんなで子どもを育てる社会、子どもの声が届くような社会にしていくべきだし、おこがましくはありますが僕もその中に何か一石を投じるようなことができたらいいなと考えています。そのためにはまず自分が勉強する必要があります。50才までにあと2〜3年あるので、それまでに自分の準備を整え、つながりのある有識者の方々と一緒になって、子どもたちが育つ社会のために少しずつ何か変えていけたらいいなと思っています。

お話/つるの剛士さん 撮影/なべ 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

5児のパパとしての経験と保育士資格を持つつるのさん。「保育や幼児教育の素敵さ、楽しさが広まるような空気作りをしていきたい。そのために自分が地道に行動する中で世の中が変わっていけばいいなと思います」と話してくれました。
これから子育てのさまざまな環境も変わっていくことでしょう。つるのさんの発信に期待したいです。

※『たまひよ』は、2023年10月に創刊30周年を迎えます。その第1弾企画として〈30年前に『たまひよ』に登場した赤ちゃん・ママ&パパを探しています〉キャンペーンがスタート! 1992年・1993年・1994年ごろ生まれで、『たまごクラブ』『ひよこクラブ』に登場してくれた赤ちゃんとその家族を募集しています。

【キャンペーン実施中】30年前に「たまひよ」に登場した赤ちゃん・ママ&パパ募集中

つるの剛士さん(つるのたけし)

PROFILE
1975年福岡県出身。藤沢市在住。「ウルトラマンダイナ」(TBS系)でアスカ隊員役を演じ、2008年に「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)で「羞恥心」を結成、リーダーとして活躍。2022年春、短大を卒業し幼稚園教諭免許を取得。同年12月保育士免許取得。二男三女のパパ。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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