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園から帰ると決まってぐずりだす息子に効果てきめん、忙しい時こそ試してみて! ほかほか命さんインタビュー

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ほかほか命さんインタビュー

インスタのフォロワー8.6万人のほかほか命さんは、2歳の息子はるくんのママ。尊い息子との日々を漫画にしてSNSにアップしています。

そんなほかほか命さんの育児中のとある気づきを描いた漫画に「まさに悩んでいました!」「ウチもやってみます」とコメントが殺到!漫画を描くようになったきっかけや、妊娠中のこと、コメントが殺到した漫画“夕方の気づき”についてお話を聞きました。

産後クライシス中、先輩ママたちの育児日記に救われた

――育児漫画を描くようになったきっかけを教えてください。

ほかほか命「息子が3カ月になった頃から描き始めました。もともと産後クライシスがひどくて気分が落ち込んでばかりだった新生児期に、先輩ママさんたちの育児日記を初めて見たのがきっかけでした。私はそれを見て気持ちが明るくなるタイプだったので、息子の睡眠がまとまって取れるようになったら絶対に自分も描いてみたいなと思いました。また産後から物忘れが本当にひどくなったので、自分の備忘録のためにという理由が1番大きかったかもしれません」

「激しょんぼりはるくんの理由」

<「バナナ食べちゃった…」落ち込んでいる姿がかわいい>

――妊娠中もしくは出産で大変だったことを教えてください。

ほかほか命「何よりもつわりが辛かったです。安定期などまったく関係なくて、初期から後期までほぼつわりのマタニティライフでした。多分ほとんどのつわりの種類は網羅した気がしています(吐きづわり、食べづわり、よだれづわりetc……)」

自分の調子が整っていないとき、育児が“大変”になる

――思い描いていた出産と実際の出産はどのようなギャップがありましたか?

ほかほか命「正直180度真逆っていうくらいギャップしかありませんでした(笑)。痛いのが苦手で無痛分娩を選択して、出産も入院生活もスマートなイメージで過ごしていたのですが、常にドタバタのものになってしまって……くわしくは出産レポにまとめてあるので、良かったら見てやってください!」

無痛分娩の理想

<理想は、痛くなったらすぐに麻酔しておだやかに過ごす>

無痛分娩の現実

<現実は、子宮口が開くまで陣痛に耐える!>

――育児中「大変だなあ」と思う瞬間と、息子を「尊い!」と思う瞬間を教えてください。

ほかほか命「“大変”なのは、だいたいのことはもとを辿るとこちら(親、大人)側の問題が多い気がします。夫の育児への姿勢に不満があったり、自分の時間が取れていなかったり、単純に寝不足だったり……そういうときはわが子の少しのイヤイヤにもものすごく疲弊してしまったりするし大変に感じます。逆に自分の調子が整っているときはだいたいのことが何でもなく感じるので、それでいうと自分の調子を整え続けることが1番大変かもしれません。“尊い!”瞬間は、本当に冗談抜きで毎日毎時間なので数えきれません!」

帰宅後にグズる息子がある方法で泣き止んだ!?

――「私もやってみます!」とコメントが殺到した“夕方の気づき”という漫画が話題ですが、このときのことを教えてください。

ほかほか命「2歳になる頃、保育園から帰宅してすぐ、私が家事に取り掛かり始めるとよく大泣きをしていました。

最初はとにかく抱っこして落ち着かせて、でも家事しなきゃいけないからすぐ置いて、またその場で大泣きして……を繰り返していました。結局最後は泣いている息子を横目に『ごめんね、待っててね』を連呼しながら、急いで夕飯を作るのが日課になっていたので、夕方の時間が憂鬱でした。

そこで試しに帰ってからすぐ、ふだん寝る前にベッドで遊んでいるようなスキンシップの多い遊びを沢山しました。はるくんのおててを使っていないいないばぁをしたり、おうまさんやおんぶ、肩車をしたり、思い付くスキンシップの強い遊びを片っ端からやったところ、グズリが大幅に落ち着きました!」

「夕方の気づき」①

<保育園から帰宅後、ママにかまってもらえず泣くはるくん>
<10分間だけ子どもに鬼スキンシップをしてみた>
<家事の間、一人遊びをして待っていてくれるようになった>

――最近の子どもの成長は?

ほかほか命「ここ最近ぐっとおしゃべりの質が上がってきたことです。『ママ、寒くない?』とか『車で一緒に遊ぼう』など人と歩み寄るための言葉が豊富になってきました。今まで以上にわが子と深いコミュニケーションが取れるようになってきて、毎日会話するのが楽しみです」

「最近よかった言いまわし」①

<クールなお返事がきゃわいい>

「最近よかった言いまわし」②

<ママも従わざるを得ない提案力>

「最近よかった言いまわし」③

<「やめてくださいなー!!!」>

育児に向いていない私だけど今は…「わが子の成長が嬉しくて楽しみでたまらない」

――最後にたまひよの読者のみなさんとこれから出産・育児を経験するパパ・ママたちにひと言お願いします。

ほかほか命「自分のことばかり考えて生きてきた人間なので、正直いうと私はあまり育児に向いている人間ではない自負がありました。出産直後は何度もわが子と一緒に大声で泣いたし、産後クライシスになっていた時期もおそらくありました。でも今、人生で何よりわが子の成長が嬉しくて楽しみでたまらない毎日を過ごしています(もちろん大変なことも沢山あるしまだまだこれからだと思いますが……)

先月初めてトイレで用が足せました。昨日初めてズボンが1人で履けるようになりました。2カ月前は『ママがやって』ときかなかった靴の脱ぎ履きも、今日は1人でやりたがって私が手を出そうとすると怒られます。怒涛の毎日の中で、わが子は今日も確実に“1人で生きていくための力”を身につけています。気がついたら家族より外で過ごす方が楽しくなってるんだろうな、その時は自分が思っているよりずっとすぐ来るんだろうな。最近わが子の成長を感じるたびにこんなことを考えます。

きっと未経験のことばかりで漠然とした不安や焦りを感じることもたくさんあると思いますが、目の前の姿でいるわが子は一瞬であることをどうか覚えていて欲しいです。沢山写真や動画を残して、沢山触れ合って、その時感じた気持ちを言葉にして伝えて、わが子と過ごせる長いようで短い時間をめいっぱい愛して過ごせるように、同じ子を持つ1人の親として心から応援しています。ここまで読んでくださってありがとうございました」

“夕方の気づき”には考えさせられることがたくさんありました。子どもなりに保育園で1日頑張ってきたのだから、家に帰ったらまずは親に甘えたい気持ちを一度発散させてあげるのがよいのかもしれません。短い時間でも子どもと全力で向き合う時間って本当に大切なんですね。

ほかほか命さんの漫画は、息子のはるくんへのまっすぐであたたかい愛情が感じられて、見ている人の気持ちを和やかにしてくれます。はるくんの尊い瞬間や成長を切り取った育児漫画のほかに、出産の理想と現実が見れる無痛分娩レポートも面白いので、ぜひ SNSやブログをチェックしてみてくださいね。(文・清川優美)

プロフィール /ほかほか命

夫と2020年11月生まれのはるくんと3人暮らし。インスタグラム(@hokahokainochi)、Twitter(@hokahokainochi)やブログで日々の出来事を投稿している。

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年4月の情報で、現在と異なる場合があります。

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