2カ月で予防接種デビュー。5つの同時接種をした娘は、顔を真っ赤にして大号泣で大暴れ!【丸山桂里奈・本並健治】


元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(40)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(58)夫婦。2023年2月に誕生した長女は生後2カ月になりました。たまひよONLINE編集部では、丸山さんに最近の子育ての様子について聞きました。連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第5回です。
初めての予防接種は、私もあせってあわてて・・・
娘が2カ月になったので、出産をした総合病院の小児科に予防接種を受けに行くことに。予防接種をしなくちゃ、ということばかりに頭がいっぱいで、自治体から届く予診票を持たずに行ってしまって失敗!改めて予約を取り直しました。
しきり直して再度小児科へ。B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合の4本の注射と、飲むロタウイルスワクチンの合計5つのワクチンの予診票を用意しました。何枚もの予診票を書くのもけっこう大変です。体温や体調以外は前日に記入したけど、もう少し余裕を持って準備したほうがいいのかも。前日だと、予診票に気を取られてほかの忘れ物をしてししまいそうだから、次回は数日前に準備しようと思っています。
娘には腕を出しやすいノースリーブに近いようなベビー服にカーディガンを着せ、母にも一緒についてきてもらいました。
小児科の受付でいろいろと確認をする間、ベビーカーの娘の様子も気になるし、ほかに受診しにきている人もいるし・・・いろんなことに気をつけながらだと、とてもあせってしまって大あわてでした。私1人でも大丈夫と思っていたけど、母が一緒にいてくれてほんと、助かりました。娘にとっても慣れない場所だし、私のあせりが伝わるのかちょっとぐずり出したりして。ぐずる娘を抱っこしながらベビーカーを押すのは難しいから、1人だったらパニックになっていたと思います。
注射の痛さに大号泣する娘
なんとか受付を済ませ、娘の順番が来ていざ診察室へ。小児科の先生に「お母さん、赤ちゃんをおさえてて」と言われ、娘を抱っこしておなかと頭をおさえたら次の瞬間、娘の両腕に次々に注射が。左右の腕に2本ずつ注射された娘は、まるでこの世の終わりのような声で大号泣して大暴れ。顔を真っ赤にして、小さな体でどこからこんな声が出るのか?と私もびっくりするくらい、これまで聞いたことがないような声で泣きさけんでいました。
その様子があんまりかわいそうで、できるなら代わってあげたいと思うほど。隣でベビーカーを預かってくれていた母も涙ぐんでいました。予防接種はいろんな病気から赤ちゃんを守ってくれるものだから、受けたほうがいいということはわかっているけれど、もう少し痛みやこわさがやわらぐようにできたらいいな、と感じました。
注射のあとの副反応で熱が出ることもあると聞いていたから、帰宅後は娘の様子をよく観察しました。少し体温が高めだったり、泣き方がいつもとちょっと違ったりすると「もしやこれも副反応・・・?」と心配になりました。1週間くらい様子を見ていたけれど、結局腫れたりもせず、熱も出なかったからよかったです。
次の注射は生後3カ月になってから。また4種類ほどのワクチンを接種する予定です。
娘の笑い方は「ケッケッ」とちょっと独特
最近、娘に話しかけると、相手のことをじっと見るようになりました。娘が別の方向を見ているときに話しかけると、声のするほうを見るように反応します。たまに私の友だちが遊びに来ると「この人は知らない人だな」という顔をします。
そんな様子がかわいくて、私たち夫婦も私の両親も、娘が起きているときにはずっと話しかけて、いろんな声を聞かせています。私の父は、私が赤ちゃんのころはそれほど育児にかかわらなかったようですが、孫のことはあやしたり気にかけてくれています。娘を中心に、家族が一つになっている感じがします。
低月齢用の絵本の読み聞かせもしています。この時期の赤ちゃんの絵本って「ぼー」とか「もい、もーい」みたいな感じで、おもしろいですよね。私は、自分が読んでる本も見せて「このラーメンはすごくおいしいんだよ」「これはあんかけ焼きそばっていうんだけどね」なんて自分が好きなものの説明をしながらしゃべりかけています(笑)。
そういえば、私のYouTubeを見てくれた人に、「赤ちゃんに話しかけるときの声が高くなっているね」と言われました。確かに自然とみんな娘に話しかけるとき、声がワントーン高くなっていますね。全然意識していなかったけれど、おもしろいですね。
2カ月に入って、娘は「あー」「うぅー、うぅー」「おっくぅー」とか、いろんな声が出るように。こんなに成長するんだ、ってびっくりします。声を出して笑うようにもなったんですが、笑い方がちょっと独特。「ケッケッケッ」て音が聞こえるから、せきかな?と見てみたら笑い声でした(笑)。寝ているときも笑うし、変な夢を見るのか寝ながら泣くときもあります。そんなふうに娘は毎日ぐんぐん成長しています。
もうすぐ仕事復帰を考えています
娘の首がすわったら仕事に復帰したいなと思っています。復帰は楽しみだけど、何カ月も休んだから緊張しますね・・・、サッカーの試合前みたいな感覚です。復帰の前日は生ものを食べるのはやめておこうかな。
仕事の間は母に娘を預ける予定です。復帰後もしばらくは娘との時間を優先できるように、仕事を調整してもらうつもりです。
私は仕事が大好きで、仕事がいちばんだったから、きっと出産してもすぐ復帰したくなるだろうと思っていました。でもいざ子どもを産んでみたら、できるだけ子どもと一緒にいたいな、と思うように。まさか自分がこんな考えに変わるなんて、思ってもみませんでした。
仕事も一生懸命頑張りながら、娘との今しかない時間を一緒に過ごして、成長を見守ることも大切にしたいと思っています。
【今月の本並さん】娘と一緒に日光浴するのが楽しみ
最近の楽しみは娘と庭に出て日光浴することです。僕は実は日光アレルギーがあって、あんまり日光にあたると赤くかゆくなってしまうので、夏は長袖を着るようにしているんです。
でも娘との日光浴が楽し過ぎて、仕事が休みの日中、暑くない日には一緒に庭で過ごしています。妻からは「娘が好きすぎてアレルギーが治っちゃったんじゃないの」と笑われます。
娘は先月よりいろんな声を出せるようになってきました。話しかけると「あー」と返事をするような声を出すので、毎朝話しかけています。「今日はよく眠れましたか?」とか「昨日の夜は風の音がうるさくてさ、全然寝られなかったんだよ。参っちゃうよ」と話すと「んー、んー」と返事をする娘。2人でおしゃべりする時間も幸せです。
語り・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部
産後2カ月を過ぎてから「産後抜け毛が始まった」という丸山さん。「最近、前髪を少し引っ張ると何本も抜けるんです。一時的なものらしいけど、どこまで抜けちゃうのかな。お父さんの育毛ローションを借りたほうがいいかな(笑)」と冗談を言いつつもちょっとだけ心配な様子でした。
●記事の内容は2023年5月の情報であり、現在と異なる場合があります。
丸山桂里奈さん(まるやまかりな)
PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。 2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。
本並健治さん(ほんなみけんじ)
PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。